名古屋工業大学の面接は、工学部の課程・分野と、総合型・公募推薦のどちらを受けるかによって内容が異なります。作品の提案発表、模擬授業に関する発表、数学・物理の口頭試問、集団面接を、同じ対策として扱わないことが大切です。
本人が工夫したことと、その説明に必要な基礎知識を結び付けて準備しましょう。 実績の名前だけでなく、方法を選んだ理由や、結果から分かったことを説明する練習が必要です。
以下は架空の面接練習用の質問・回答です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。本人が実際に取り組んだ経験に置き換えて活用してください。
総合型選抜の分野・課程別対策
建築・デザイン分野|講評後の提案と発表
社会工学科の建築・デザイン分野は、建築・デザイン・美術に関わる科目の履修や、スクーリングの修了などを出願条件とします。共通テストと個別学力検査は免除されます。
スクーリングでは、製図作品などの発表、即日設計、講評を行います。その後の面接では、スクーリング時の課題に対する提案を発表し、質疑応答や志望動機の確認を行います。
大学が示す概要では、講評で受けた助言を吟味し、提案や図面に反映させることを求めています。作品を作った理由に加え、助言をどう受け止め、どこを改めたかを説明してみましょう。手描き原図や補助物などの条件は、大学の最新の指示に従ってください。
環境都市分野|模擬授業と数学・物理の口頭試問
社会工学科の環境都市分野も、共通テストと個別学力検査を免除します。ただし、面接の中には数学と物理の口頭試問があります。「学力検査免除」を、基礎学力の確認がないという意味で捉えないようにしてください。
模擬授業を聴講してレポートを作成し、その内容を発表して質問を受けます。個人面接では、環境都市分野への関心、意欲、適性なども評価します。
地域や環境に関する活動を話す練習だけでなく、講義の内容を理解し、自分の言葉で説明する練習も必要です。レポートに書いた根拠を、図や式とともに振り返ってみましょう。
基幹工学教育課程・夜間主|授業理解と専門への関心
夜間主は、夜間を主とした昼夜開講の授業を履修する5年制の課程です。電気・機械工学コースと環境都市工学コースがあります。
総合型は、模擬授業の聴講とレポート、その内容の発表、個人面接などで評価します。面接には数学と物理の口頭試問を含み、志望するコースへの関心や意欲、適性などを確認します。
数学の出題範囲は、社会工学科の環境都市分野の総合型と同一ではありません。夜間主の募集要項を確認し、その範囲に合わせて説明を練習してください。
公募推薦の方式別面接対策
共通テストを課さない推薦|経営システムと創造工学
社会工学科の経営システム分野と、創造工学教育課程の材料・エネルギーコース、情報・社会コースが対象です。書類による第1次選考を経て、第2次では数学と理科の筆記試験、面接を行います。理科は物理または化学を選びます。
経営システム分野の面接は、その分野への関心、意欲、適性などを評価します。活動で見つけた問題について、どの情報を調べ、どう比較したかを説明してみましょう。
創造工学教育課程は集団面接で、工学への関心や意欲に加え、チームワークやリーダーシップ性などを評価します。共同制作では、自分の担当と仲間の担当を区別し、意見が違ったときにどう対応したかも振り返ってください。
共通テストを課す推薦|志望学科・課程とのつながり
生命・応用化学科、物理工学科、電気・機械工学科、情報工学科、創造工学教育課程が対象です。共通テストと面接の成績などを総合して評価します。
高度工学教育課程の面接では、志望する学科・分野への関心、意欲、適性などを評価します。創造工学教育課程は集団面接で、工学への関心や意欲、チームワーク、リーダーシップ性などを確認します。
化学の実験、物理の探究、プログラミングなどの経験がある場合は、志望分野で学びたい内容とつなげて説明しましょう。共通テストの学習も、面接の練習と並行して続けてください。
夜間主の推薦|数学・物理の口頭試問
基幹工学教育課程の夜間主の推薦は、専門高校や高等専門学校などの出身に関する条件を設けています。第1次選考は書類、第2次は数学・物理の口頭試問を含む面接です。
電気・機械工学コースと環境都市工学コースについて、それぞれへの関心、意欲、適性などを評価します。総合型の模擬授業と発表を、そのまま推薦の試験内容だと考えないよう、方式を分けて確認してください。
実績と基礎知識を説明する練習
活動を、目的、本人の担当、方法、結果、残った疑問に分けて整理しましょう。作品やプログラムでは、完成したものに加え、途中で考え直した理由も振り返ってください。
物理検定・化学検定の学習、情報オリンピック予選Bランクなどの経験がある場合は、学んだ考え方を説明する題材にできます。これらは大学が一律に求める資格や、加点条件の一覧ではありません。
正解や成果だけでなく、どの条件で、なぜその方法を使ったかを説明してください。 分からない部分を大きく見せず、本人が確認した範囲を正確に伝えることが大切です。
想定質問と回答例
質問1|なぜその分野・課程を志望するのですか
…(本人が関心を持った経験)…から、…を調べました。…を試したところ、…という疑問が残りました。
貴学の…分野・課程で…を学び、その疑問を深めたいです。現在は…の基礎を復習し、…を確かめています。
学びたいことと、これまで実際に取り組んだことを結び付けましょう。
質問2|講評や助言を受け、提案をどう見直しましたか
…(練習で作った本人の提案)…では、初めは…を重視しました。…という助言を受け、…の条件を十分に考えていなかったと気付きました。
そこで…を変え、…と比較しました。…は改善できたと考えていますが、…についてはまだ検討が必要です。
建築・デザインの準備に向けた架空の練習です。助言の内容と、自分の判断を分けて説明してください。
質問3|授業で学んだ内容を説明してください
…(練習で聴講した内容)…では、…という考え方を学びました。…の条件があるため、…という関係になると理解しました。
私の…という経験とも関係すると考えています。ただし、…の場合にも同じ説明が成り立つかは未確認です。
授業で示されたことと、自分の解釈を区別して話す練習例です。
質問4|その式を使った理由を説明してください
…という条件を置いて考えました。…が成り立つので、…の式を使うと…を求められます。
…の条件が変わった場合は、同じ式をそのまま使えるかを確認する必要があります。
数学・物理の口頭試問に向け、結論までの考える順序を説明してみましょう。
質問5|共同作業で、自分はどのような役割でしたか
…(本人の共同活動)…で、私は…を担当しました。意見が分かれた際は、…を比較し、それぞれが重視する点を確かめました。
その後…を試しました。…は仲間の工夫であり、自分の担当とは分けて説明しています。
リーダーという肩書きの有無だけでなく、具体的な行動と、その結果を振り返ってください。
本番前の確認
総合型・公募推薦、昼間の課程・夜間主を区別し、面接と発表の条件を確認しましょう。 模擬授業、提出・持参する資料、筆記試験や共通テストの有無も、受験する方式に合わせて確認が必要です。
回答を丸暗記するより、本人の経験と、使った知識を説明できるように練習してください。追加の質問を受けたときに、根拠へ戻って考えられるかも確かめましょう。
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スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の取り組みを振り返り、志望分野と方式に合わせた説明を練習します。
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