三重大学の面接対策では、総合型選抜と公募推薦を分け、学部・コースごとの試験内容を確かめる必要があります。探究活動のプレゼン、当日課題の発表、グループディスカッション、基礎学力の確認では、練習する内容が異なります。
活動の成果だけでなく、自分が考えたことと、確かめた根拠を説明しましょう。 志望理由書や活動報告書に書いた内容と、面接で話す内容がつながっているかも確認してください。
以下の質問・回答は架空の練習例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。省略部分は、本人が実際に経験したことに置き換えてください。
総合型選抜の学部・方式別対策
人文学部|高校で取り組んだ探究の発表
文化学科と法律経済学科は、本人が高校で取り組んだ探究活動を発表し、質疑応答を受けます。発表は10分以内、質疑を含む全体は25分程度です。文化学科は小論文、法律経済学科は英語の筆記試験も課します。
調べたテーマに加え、資料の選び方や、自分で判断したことを説明する練習が必要です。引用した意見と本人の考察は、区別して伝えましょう。
発表資料の条件は両学科で異なります。文化学科は資料の投影も可能ですが、法律経済学科は指定様式の紙資料を用い、電子機器は利用できません。
教育学部|当日課題の発表と実技・面接
総合型の対象は音楽教育、美術教育、保健体育の各コースです。実技、プレゼンテーション審査、口述試験を含む個人面接などで評価します。
発表では、当日の課題についてA4用紙1枚以内の資料を作り、1人3分以内で自分の考えを述べます。個人面接は15分程度で、志願理由書、活動報告書、発表について質問を受けます。
用意した活動紹介を話すだけでなく、初めて示された課題について、理由を添えて短く説明する練習も必要です。
医学部|医学科の発表と看護学科の対話
医学科の総合型Ⅱは、書類による第1次選考、プレゼンテーションと面接の第2次選考、その後の共通テストによる第3次選考があります。
医学科の発表は10分厳守です。事前提出したPDFを大学のパソコンで投影し、志願理由書と活動報告書の内容を説明します。動画の埋め込みは認められていません。経験を列挙するより、その経験で何を考えたかを整理してください。
看護学科の総合型Ⅰは、グループディスカッションと個別面接の2種類を行います。自分の意見を伝える練習に加え、他の人の発言を聞き、論点を確かめて話す練習も大切です。
工学部|面接だけでない基礎学力の準備
総合型Ⅰの電気電子工学コースは、書類・面接に加え、数学と物理の筆記試験を課します。応用化学コースは、小論文、基本的な化学の実験、面接などで評価します。
制作や実験の経験がある場合は、結果とともに、使った法則や実験条件を振り返ってください。実験を行った経験だけで、筆記試験や基礎知識の準備を省くことはできません。
総合型Ⅱの機械工学コースと情報工学コースは、第1次選考に面接があります。その後、機械工学は共通テストの成績で第2次選考を行い、第1次の結果は利用しません。一方、情報工学は共通テストと第1次の結果を合わせて判定します。
生物資源学部|地域への関心と意見交換
生物資源総合科学コースの紀伊黒潮枠は、書類と、グループディスカッションを含む面接で選抜します。出願には地域などに関する条件があるため、まず自分が対象となるかを募集要項で確認してください。
地域の自然や産業について調べた経験は、資料で分かったことと、現地で本人が観察したことを分けて整理しましょう。意見が異なる相手にも、根拠を伝える練習が役立ちます。
公募推薦の学部・方式別対策
人文・教育|作文や実技と面接を結び付ける
共通テストを課さない推薦Ⅰでは、人文学部法律経済学科は課題作文と面接などで評価します。教育学部学校教育コースの教育学専攻・教育心理学専攻は、小論文と面接などを課します。
共通テストを課す推薦Ⅱの教育学部では、家政教育コースや地域推薦などで面接があります。地域推薦はコースによって小論文または実技を課し、三重県全域を対象とする英語教育コースは、一部に英語による面接を含みます。対象地域や教員志望に関する条件も確認してください。
医学部|総合型の試験と取り違えない
医学科の推薦Ⅱは、共通テストによる第1次選考を経て、第2次で小論文と2日間にわたる詳細な面接を行います。総合型の10分発表を、そのまま推薦の試験内容と考えないよう注意が必要です。
看護学科の推薦Ⅱも、共通テストによる第1次選考後に面接を行います。自分の経験や志望理由について、追加の質問にも根拠を添えて答える練習を続けてください。
工学部|方式によって異なる評価資料
機械工学コースの推薦Ⅰ-Aは、小論文と面接などを課します。面接では機械工学への適性とともに、英語・数学・物理に関わる学力を問います。電気電子工学コースの推薦Ⅰ-Bは、書類、所定の資格試験の点数化、面接などで評価します。
機械工学・情報工学の推薦Ⅱは、共通テストによる第1次選考を経て、面接と書類などを合わせて判定します。資格の扱いや出願できる学校の条件は方式ごとに異なるため、同じ学部でも要項を分けて確認しましょう。
生物資源学部|志望する専修と活動の関係
農林環境科学、海洋生物資源学、生命化学の各コースは、推薦Ⅰでは小論文・面接など、推薦Ⅱでは共通テスト・面接などで評価します。推薦Ⅰは専修単位での選考です。
観察や実験で生まれた疑問を、志望するコース・専修で学びたいことにつなげて説明してください。対象となる出身学校などの条件も確認が必要です。
実績を面接で説明できる形にする
活動は、目的、自分の担当、方法、結果、残った疑問に分けて整理すると、追加の質問に答えやすくなります。
物理検定・化学検定・生物検定の学習や、情報オリンピック予選Bランクなどの経験がある場合は、学んだ知識を説明する題材にできます。ここで挙げた実績は、大学が一律に加点する資格の一覧ではありません。
実績の名称よりも、その経験を通じて何が分かり、何がまだ分からないかを伝えてください。 他の人の成果を自分の成果のように話さず、本人の担当を正確に説明することが大切です。
想定質問と回答例
質問1|なぜ三重大学のその学部を志望するのですか
…(本人が関心を持ったきっかけ)…から、…を調べました。…を試した結果、…という疑問が残りました。
貴学の…学部で…を学び、…について考えたいです。現在は、その準備として…を続けています。
大学の紹介だけで終えず、本人の取り組みと学びたい内容を結び付けましょう。
質問2|探究活動で、自分は何を工夫しましたか
…(本人の探究活動)…では、私は…を担当しました。初めは…と考えましたが、…の資料だけでは十分に判断できませんでした。
そこで…を比較しました。…までは分かりましたが、…についてはさらに調べる必要があります。
調査の事実と本人の解釈を区別する練習例です。
質問3|意見が分かれた場合、どう考えますか
…という意見は、…を重視した考えだと受け止めました。私は…の理由から、…も検討する必要があると思います。
判断するには…の情報が必要です。まず、その条件を確かめたいです。
グループディスカッションに向けた架空の練習です。相手の意見を聞いたうえで、論点と根拠を伝えましょう。
質問4|その実験結果をどう説明しますか
…(本人が行った実験)…では、…を変え、…を一定にしました。…という結果から、…と考えました。
ただし、…の影響は十分に確かめていません。次は…の条件をそろえて比較したいです。
理系の活動では、結果だけでなく、条件と考え方を説明してみてください。
質問5|教育や医療について、経験から何を考えましたか
…(本人が実際に経験した活動)…で、相手の…という反応に気付きました。私は…を試しましたが、…は十分にできませんでした。
この経験から…を学ぶ必要を感じました。個人の経験だけで一般化せず、大学では…の基礎から学びたいです。
他の人の個人情報を明かさず、本人が見聞きした範囲と考察を分けて話してください。
本番前の確認
総合型Ⅰ・Ⅱと推薦Ⅰ・Ⅱを区別し、発表・面接・筆記試験の条件を確かめましょう。 資料の形式や機器の利用条件は、同じ大学でも学部によって異なります。
回答の丸暗記に頼らず、出願書類に書いた経験を、自分の言葉で説明できるか確認してください。共通テストを課す方式では、その学習も並行して続けましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接対策は実績づくりから
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の取り組みを振り返り、志望学部と方式に合わせた説明を練習します。
2026年10月22日時点の大学公式情報を基に作成。最新の募集要項と受験者への通知を確認してください。


