お茶の水女子大学の総合型選抜「新フンボルト入試」は、文系学科と理系学科で試験内容が異なります。理系では、同じ学部でも、実験、数学の説明、自主研究の発表など、準備すべき内容が違います。
志望理由の暗記だけでなく、その場で考えた過程を説明する練習が必要です。 自分の探究や学習を振り返り、何を根拠に判断したかを言葉にしましょう。
以下は架空の練習用質問・回答です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。本人の経験に置き換えて活用してください。
学部・方式別の面接内容
総合型の文系学科|図書館での課題とグループ討論・面接
文教育学部の人文科学科・言語文化学科・人間社会科学科、生活科学部の人間生活学科・心理学科、共創工学部の文化情報工学科が対象です。
プレゼミナールへの参加とレポートなどを踏まえた第1次選考の後、第2次では図書館を使った課題レポートの作成、グループ討論、面接などを行います。
資料の内容と自分の意見を区別し、異なる意見を踏まえて考えを深める練習が大切です。発言するときは、論点と根拠を明確にしてください。
理学部数学科・情報科学科|考え方を説明する面接
数学科は、与えられた課題について考える時間を設け、その内容に関する面接・口述試験を行います。情報科学科は数学の課題を考えた後、黒板を用いて考え方を説明する面接を行います。
答えに至った理由、使った条件、別の解法の可能性を説明しましょう。情報系の制作経験があっても、数学の基礎を説明する準備は欠かせません。
理学部物理学科・化学科・生物学科|学科ごとの課題
物理学科では、直前に取り組む問題に関する質疑と、事前に提出する自主探究の資料を用いた説明・質疑など、2種類の面接を行います。
化学科では、実験や演示実験を踏まえて結果をまとめ、考察する課題と、口述試験・面接を行います。観察した事実から、どのように説明を組み立てたかが重要です。
2027年度の生物学科では、自主研究のポスター発表・質疑と口述試験による方法、または論述試験と口述試験による方法があります。翌年度の変更予告と混同せず、自分が受ける年度・方法を確認してください。
生活科学部食物栄養学科・共創工学部人間環境工学科
食物栄養学科では、事前に提出する自主研究のポスターを使った発表・質疑と個人面接を行います。研究の目的、方法、結果、解釈を整理し、本人が理解して説明できることが大切です。
人間環境工学科では、当日の小論文と、自然科学・数学の基礎や、その知識を共創工学にどう生かすかを問う口述試験などを行います。関心のある生活・環境の課題と基礎学力を結び付けて準備しましょう。
公募の学校推薦型選抜|総合型とは別に確認
文教育学部の対象学科・コースでは、小論文と面接・口述試験を行います。芸術・表現行動学科の舞踊・音楽の対象プログラムでは、実技検査もあります。
生活科学部では、人間生活学科は面接・口述試験、心理学科は小論文と面接・口述試験が対象です。共創工学部文化情報工学科は、小論文と面接・口述試験を行います。
理学部、生活科学部食物栄養学科、共創工学部人間環境工学科では、この学校推薦型選抜を実施しません。新フンボルト入試の内容を、そのまま公募推薦の内容として扱わないようにしてください。
実績を面接で説明するための準備
理系なら実験・観察・制作の記録、文系なら読書・資料調査・地域の課題を調べた記録などから、問いがどう深まったかを整理しましょう。共同活動では、自分が担当した範囲も明確にしてください。
物理検定・化学検定・生物検定、情報オリンピックなどの経験も、本人の学習を説明する題材になります。ただし、ここで挙げたものは公式の必須資格・加点条件の一覧ではありません。取得していない資格や、参加していない大会を実績に含めないでください。
想定質問と回答例
質問1|なぜお茶の水女子大学で学びたいのですか
…(本人が関心を持った経験)…から、…を調べました。…という結果を得ましたが、…の点は現在の知識では説明できませんでした。
貴学の…学科で…を学び、この疑問を深めたいです。自分の関心を…という分野からも考える必要があると感じています。
大学の特徴を並べるだけでなく、経験から生まれた問いと、志望学科で学ぶ理由を結び付けてください。
質問2|その解法を選んだ理由を説明してください
…という条件から、まず…が成り立つと考えました。そのため、…という方法で調べました。
ただ、…の場合にも成り立つかは確認が必要です。別の方法として…も考えられますが、現段階では…まで分かっています。
数学・情報分野などの口述に向けた練習例です。途中の判断を、式や図も使って説明しましょう。
質問3|実験結果から、どこまで言えますか
…(本人が実際に行った実験)…では、…をそろえて比較しました。私は…を担当し、…という結果を記録しました。
結果から…という可能性を考えましたが、…を測定していないため、原因を断定できません。次は…を確かめたいです。
実験の結果と、その理由についての仮説を分けて説明しましょう。 当日の実験を用いる方式でも、この整理が役立ちます。
質問4|資料や他の人の意見で、考えは変わりましたか
最初は…と考えていました。しかし、…という資料や意見から、…の見方が不足していたと気付きました。
現在は…という条件も考慮すべきだと考えます。判断を深めるには、…という情報を調べる必要があります。
図書館での課題やグループ討論に向けた練習例です。引用した資料、他者の意見、自分の考えを区別してください。
質問5|自主研究の工夫と限界は何ですか
…(本人の研究テーマ)…では、私は…を工夫しました。当初の方法では…が難しかったため、…に変更して比較しました。
…という結果が得られましたが、…という限界があります。大学では…を学び、この点を検討したいです。
発表では成果を大きく見せるのではなく、目的・方法・結果・限界を一貫して説明することが大切です。
本番前の練習と確認
志望学科の試験に合わせて、発表、口述、資料を読む練習などを組み合わせましょう。提出資料やポスターの条件、当日の進め方は、要項と受験者への通知に従ってください。
提出資料と面接で、本人の経験・貢献・結果の説明が一致していることを確認しましょう。質問を聞き、必要な根拠を選んで答える練習が重要です。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接対策は実績づくりから
スキルパスでは、資格・探究・制作などの実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の取り組みを整理し、志望分野と方式に合わせた説明を練習します。
2026年10月22日時点の大学公式情報を基に作成。最新の募集要項と受験者への通知を確認してください。


