岡山理科大学の面接対策では、活動実績の説明に加え、専門分野の基礎を自分の言葉で説明する練習が大切です。総合型選抜の総合評価方式には、提出課題や活動実績、外部検定に対する質疑と、基礎的な試問を含む個人面接があります。
2027年度の公式資料を基に、理学、工学、情報、生命科学、教育、経営、獣医学等の質問例をまとめました。獣医学科は総合型選抜の対象ではなく、公募推薦の選考を確認する必要があります。
以下は独自の架空の練習用の質問・回答例です。過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。省略部分には、本人が実際に経験し、調べ、考えたことを入れてください。
岡山理科大学の総合型と公募推薦の面接を確認する
| 方式 | 面接等の内容 | 準備のポイント |
|---|---|---|
| 総合型・総合評価方式 | 書類審査と、基礎的な試問等を含む20分程度の個人面接 | 総合評価型・課外活動等の自己推薦型・外部検定利用型で質疑の対象が異なる |
| 総合型・OC利用方式 | 説明会、学科セミナー、学科課題作成、個人面接等 | 所定の参加・エントリー・出願の手順が必要。獣医学部は対象外 |
| 公募制・特別推薦 | 書類選考、45分で2題の基礎的な試問、20分程度の面接 | 学科指定の科目と推薦・成績等の条件を確認 |
| 専門学科等推薦 | 書類選考、45分で2題の基礎的な試問、20分程度の面接 | 専門学科・総合学科等の出身条件と学校長推薦を確認 |
| 獣医学科・特別推薦 | 書類審査、数学と英語の試問60分、20分程度の面接 | 獣医学科独自の成績条件と専門分野への理解を確認 |
| 獣医学科・推薦A、B日程 | 調査書、数学・英語・理科の3科目の試問、面接 | Aは試問90分、Bは120分。面接も合否に関わる |
総合評価方式の総合評価型は、共通課題・学科課題等を基に質疑を行います。課外活動・スポーツ自己推薦型は活動実績報告書、外部検定利用型は所定の証明書も必要です。一部の学科では面接と別に試問を行います。獣医保健看護学科は総合評価方式の対象ですが、獣医学科は対象ではありません。
特別推薦は現役対象の専願で、普通科選抜は全体の学習成績の状況3.4以上、専門学科・総合学科選抜は3.7以上等が条件です。獣医学科特別推薦は、それぞれ4.3以上、4.5以上等と異なります。専門学科等推薦は併願制で、所定の出身学科と4.0以上等の条件があります。
推薦A日程の獣医学科以外は、調査書と筆記の試問による選考です。獣医学科の推薦A・B日程にある面接と混同しないようにしてください。
総合型の課題に対する質疑、公募推薦の筆記の試問、獣医学科の面接は別に確認が必要です。活動の説明と基礎学力の準備を並行して進めましょう。
実績から専門分野の疑問を説明する
大学は、総合型で学ぶ意欲や適性、コミュニケーション技能・協調性等を、学校推薦型では専門分野への関心や高校での学習成果等を多面的に評価すると説明しています。
資格や大会の結果を伝えるときは、「何を学んだか」「どのように試したか」「説明できなかった点は何か」を整理してみましょう。理系なら、観察や制作の結果に加えて、条件、比較方法、誤差、本人の担当を説明できることが大切です。
外部検定利用型は、学科等に対応した所定の資格・検定条件があります。以下の練習例に出てくる検定やコンテストが、そのまま全学科の出願資格や加点になるという意味ではありません。
学科・コース別の質問例と回答例
理学部・応用数学科:解き方をどう比較しましたか
……(数学に関心を持ったきっかけ)……から、私は……(複数の解法やモデルの比較)……に取り組みました。……(実際の数学検定等の学習)……を通じ、答えだけでなく成立する条件を説明する難しさを感じました。大学では数学を体系的に学び、根拠を明確にして考える力を深めたいです。
理学部・基礎理学科:分野をまたぐ疑問をどう調べましたか
……(身近な自然現象への疑問)……を、私は……(数学や理科の知識を使って調べた経験)……から考えました。……(説明できたことと残った疑問)……を整理し、一つの見方だけでは十分でないと感じました。大学では理学の基礎を広く学び、現象を複数の視点から理解したいです。
理学部・物理学科:測定結果の違いをどう考えましたか
……(本人の測定や実験)……では、予想と異なる結果が出ました。……(実際の物理検定等で学んだこと)……を参考に、……(条件や誤差の見直し)……を行いました。大学では物理を学び、測定と理論を結び付けて考える力を深めたいです。
理学部・化学科:実験で何を確かめたかったのですか
……(物質の変化への関心)……から、私は……(本人の実験と記録)……に取り組みました。……(実際の化学検定等の学習)……も参考にしましたが、観察だけでは反応の仕組みを十分に説明できませんでした。大学では化学の基礎と実験方法を学び、根拠を持って考察したいです。
理学部・動物学科:観察と推測をどう分けましたか
……(本人の動物観察)……で、私は……(行動を記録して比較したこと)……に取り組みました。……(生物の学習を通じて考え直した点)……から、人の気持ちをそのまま動物に当てはめないことが大切だと感じました。大学では動物について専門的に学び、観察に基づく理解を深めたいです。
工学部・機械システム工学科:試作品をどう改善しましたか
……(本人の制作物)……では、……(動作や強度の問題)……がありました。私は……(担当した設計変更と比較)……に取り組みました。大学では力学や機械の仕組みを学び、動くだけでなく、安全性や再現性まで考えて設計したいです。
工学部・電気電子システム学科:回路や制御の結果をどう確かめましたか
……(本人の電子工作や制御の経験)……で、私は……(測定条件を変えて確かめたこと)……を記録しました。……(実際の物理や電気に関する学習)……から、部品をつなぐだけでは動作を説明できないと感じました。大学では電気電子の基礎を学び、測定と設計を結び付けたいです。
工学部・情報工学科:プログラムの改善をどう確かめましたか
……(本人が制作したプログラム)……では、……(処理や使いやすさの課題)……がありました。……(実際に取り組んだ情報オリンピック等の学習)……も参考に、私は……(変更前後の比較)……を行いました。大学では情報工学を学び、動作の根拠と利用する人の両方を考えたいです。
工学部・応用化学科:化学の知識を何に役立てたいですか
……(材料や環境への関心)……から、私は……(実際の化学検定等の学習や探究)……に取り組みました。……(性能や条件を比べて残った疑問)……を通じ、材料を選ぶには複数の性質を考える必要を感じました。大学では応用化学を学び、物質の性質を目的に合わせて考えたいです。
工学部・建築学科:使う人の立場をどう考えましたか
……(建物や地域空間への関心)……から、私は……(本人の観察や模型制作)……に取り組みました。……(動線や光、使いやすさを比較した経験)……を通じ、見た目だけでは空間を評価できないと感じました。大学では建築を学び、安全性と利用者の生活を考える力を深めたいです。
情報理工学部・情報理工学科:データや仕組みをどう評価しましたか
……(本人のデータ分析や制作)……では、……(結果を比べる方法)……を考えました。……(実際の統計検定や情報分野の学習)……を通じ、結果が良く見えても条件が変われば同じように使えないと気づきました。大学では情報理工を学び、数理と実装の両方から確かめる力を深めたいです。
生命科学部・生物科学科:生物の変化をどう説明しましたか
……(生命現象への疑問)……から、私は……(本人の観察や比較実験)……に取り組みました。……(実際の生物検定等の学習)……も参考にしましたが、結果の違いを一つの原因に絞る難しさを感じました。大学では生命科学の知識と研究方法を学びたいです。
生命科学部・医療技術学科:測定と人の健康をどう結び付けて考えましたか
……(医療の技術に関心を持ったきっかけ)……から、私は……(実際の物理・生物の学習や探究)……に取り組みました。……(数値や装置について調べて残った疑問)……を通じ、技術だけでなく人の身体を理解する必要を感じました。大学では医療技術を学び、根拠を確かめる姿勢を深めたいです。
生物地球学部・生物地球学科:野外の記録から何を考えましたか
……(自然環境への関心)……から、私は……(地形や生き物等を継続して観察した記録)……をまとめました。……(場所や時期による違い)……を見て、観察条件をそろえる必要を感じました。大学では生物と地球のつながりを学び、野外の疑問を科学的に調べたいです。
生物地球学部・恐竜学科:資料からどこまで判断できましたか
……(化石や恐竜への関心)……から、私は……(標本や文献等を比較した経験)……を振り返りました。……(根拠が確かめられた点と推測にとどまった点)……を整理し、限られた資料から復元する難しさを感じました。大学では恐竜について専門的に学び、根拠を丁寧に検討したいです。
教育学部・初等教育学科:相手に合わせて説明をどう変えましたか
……(子どもとの交流や学習支援の経験)……で、私は……(説明が伝わらなかった場面)……を経験しました。……(具体物や問いかけを使って変えた工夫)……から、分からない理由を聴く大切さを学びました。大学では子どもの理解と教育について学び、学びを支える力を深めたいです。
教育学部・中等教育学科:教科の面白さをどう伝えましたか
……(本人の教科学習や発表)……では、……(相手に背景を説明した経験)……がありました。……(実際の英検等の学習や文章の読み比べ)……を通じ、知識を持つことと教えることは異なると感じました。大学では教科と教育の方法を学び、生徒の疑問を大切にできる教員を目指したいです。
経営学部・経営学科:企画の判断をどう振り返りましたか
……(本人の企画や行事運営)……で、私は……(費用や相手の反応を調べたこと)……を担当しました。……(実際の簿記や統計等の学習)……を使って考えましたが、数字だけでは人の行動を説明できませんでした。大学では経営を学び、根拠と人への理解を合わせて判断する力を深めたいです。
獣医学部・獣医学科:動物への関心から何を調べましたか
……(動物と関わった経験)……から、私は……(動物の健康や人との関係について調べたこと)……に関心を持ちました。……(実際の生物・化学の学習で深まった疑問)……を通じ、動物が好きという気持ちに加え、科学的な知識と責任が必要だと感じました。大学では獣医学を学び、動物と社会の健康を支える力を深めたいです。
獣医学部・獣医保健看護学科:相手への説明で何を大切にしましたか
……(動物や飼い主と関わった経験)……で、私は……(相手の不安を聴いた場面)……を振り返りました。……(実際に調べたことと、自分には判断できなかったこと)……を分け、専門知識に基づく対応の必要を感じました。大学では獣医保健看護を学び、動物への理解と人への説明の力を深めたいです。
アクティブラーナーズコース:自分で問いを立ててどう学びましたか
……(本人が立てた課題)……に対して、私は……(資料を調べ、試し、協力を求めた経験)……を振り返りました。……(最初の計画を変えた理由)……から、自分の方法を見直す大切さを学びました。大学では関心を深めながら、他の人と協力して課題に取り組む力を伸ばしたいです。
資格やコンテストは本人の実際の経験を説明する材料です。大学の外部検定利用型の対象資格・学科条件と、ここでの学習例は分けて確認してください。
基礎的な試問と活動の説明をつなげる練習
総合評価方式では、提出した課題や活動実績について「なぜその方法か」「どこまで分かったか」「次に何を確かめるか」等を、独自の練習用の問いとして使えます。教科書の基本事項も、式や用語だけでなく意味を説明する練習が役立ちます。
特別推薦・専門学科等推薦の筆記の試問は、学科指定の科目から2題を解答します。例えば、応用数学科は数学の2題、機械システム工学科・電気電子システム学科・情報工学科・建築学科は数学と英語です。選択のある学科もあるため、要項の科目表を確かめてください。
獣医学科の推薦A・B日程は、調査書と筆記の得点だけで合否が決まるわけではありません。大学は、面接でアドミッション・ポリシー等に照らして不適格と判断された場合は不合格になると明記しています。職業への理解、学ぶ意欲、説明の仕方も準備が必要です。
実績の結果だけでなく、調べ方、根拠、分からなかった点まで説明できるようにすると、大学で学ぶ目的を伝えやすくなります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
2027年度の今後の出願と面接日程
総合型選抜のOC利用方式と総合評価方式は、2027年度の面接等の日程を終えています。今後の公募推薦を受ける人は、総合型の課題提出や面接日と混同しないようにしてください。
特別推薦、専門学科等推薦、獣医学科特別推薦は、2026年10月27日~11月4日出願、11月14日試験、12月1日合格発表です。書類は11月4日消印有効で、登録と入学検定料の支払いは締切日17時までです。獣医学部は今治キャンパス、それ以外は岡山キャンパスで実施します。
獣医学科推薦A日程は10月30日~11月9日出願、11月18日試験、12月1日合格発表です。B日程は11月26日~12月10日出願、12月19日試験、12月25日合格発表です。書類は各締切日消印有効です。A・B日程も専願です。
スキルパスでは、資格、探究、制作、コンテスト等の実績づくりから、書類と面接まで、大学・学科・方式に合わせて支えます。本人の経験と教科の基礎を振り返り、学びたい専門分野へ具体的につなげていきましょう。
岡山理科大学の面接対策は、選抜方式と学科の指定を確かめ、実績と基礎知識を自分の言葉で説明する準備から始まります。
出典:大学公式2027年度大学入試、総合評価方式、OC利用方式、特別推薦・専門学科等推薦、獣医学科推薦A日程、獣医学科推薦B日程、アドミッション・ポリシー。


