尾道市立大学の推薦面接対策は、経済情報学部の経済情報学科、芸術文化学部の日本文学科・美術学科で分けて考える必要があります。日本文学科は学修調書に基づく口頭試問、美術学科は実技や持参作品の準備も必要です。
活動や制作の成果を、本人の工夫・判断・学びまで具体的に説明しましょう。 資格や作品を並べるだけでなく、大学で学びたい内容とのつながりを示すことが大切です。
本記事は2027年度の公募の学校推薦型選抜を紹介します。質問・回答例は独自に作成した架空の練習用であり、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
経済情報学科|一般推薦と特別推薦の違い
面接は志望動機・社会への関心・高校での活動等
経済情報学科の一般推薦は、英語の基礎学力検査50点、小論文50点、面接40点、調査書5点、取得資格・検定等25点で選抜します。特別推薦の尾道市内推薦と商業・総合学科等推薦は、小論文100点、面接40点、調査書5点、取得資格・検定等25点です。いずれも共通テストを課しません。
試験日は2026年11月22日です。一般推薦には英語の基礎学力検査があり、特別推薦とは小論文の時間割も異なります。面接は13時からで、1人当たりの面接時間や具体的な質問内容を要項にないまま決めつけないようにしてください。
公式要項では、志望動機、将来の目標、社会への関心、高校生活や課外活動などについての質問を通して、資質と学習意欲を評価するとしています。地域や経済の課題を一つ選び、自分がどの資料を読み、どう考えたかを説明する練習が役立ちます。
特別推薦は地域・履修・成績条件を確認
尾道市内推薦は、尾道市内の高校等に在籍している人、または市内在住者が対象で、学習成績の状況3.7以上などの条件があります。商業・総合学科等推薦は、商業または情報に関する専門科目20単位以上の取得・取得見込み、学習成績の状況4.0以上などが条件です。
一般推薦は学習成績の状況3.5以上などが条件です。いずれも学校長推薦と、合格した場合の入学確約が必要です。名称だけで出願できると判断せず、本人の履修や地域条件を高校でも確認してください。
資格・検定の加点は分野ごとに計算する
経済情報学科では、指定された英語・簿記・情報・数学の各分野につき5点、4分野で最大20点の加点があります。さらに指定の高難度資格を取得している場合は5点を加え、最大25点です。高難度資格が複数あっても、その追加分は5点のみです。
例えば、日商簿記3級以上、ITパスポート・基本情報技術者等、実用数学技能検定2級以上などが対象です。高難度資格には日商簿記2級以上、基本情報技術者等、実用数学技能検定準1級以上などがあります。英語は大学の対照表の条件に従います。
同じ分野の資格を増やした数だけ、5点ずつ加わるわけではありません。所定の加点申請書と資格の証明書類を、出願時に提出する必要があります。申請は任意で、未申請を理由に減点はしませんが、申請しなければ加点されません。
資格の加点と、面接で学んだ内容を説明する準備は、どちらも必要です。 加点対象であることだけに頼らず、学習した知識を使った経験や、大学で深めたい課題も整理しましょう。
日本文学科|学修調書に基づく口頭試問
口頭試問と学修調書を合わせて40点
日本文学科の学校推薦型は、小論文50点、口頭試問と学修調書を合わせた評価40点、調査書10点です。共通テストを課しません。口頭試問だけに40点、学修調書に別の40点があるわけではありません。
出願時に「学修調書(学びの履歴と計画)」を提出し、その記載内容に基づいて口頭試問を行います。志望理由、専門分野への関心と理解、学習意欲などを評価します。試験日は2026年11月22日で、小論文の後に口頭試問があります。
読んだ作品の感想から、調べたい問いへ
作品が好きだという気持ちに加え、どの表現や資料に着目したのか、自分で何を調べたのかを整理しましょう。読書、授業での発表、地域の文学や言葉を調べた経験なども、本人の学びを説明する材料になります。
学修調書に記載した作品・用語・活動については、本人の言葉で説明できる必要があります。読んでいない作品や、意味を説明できない専門用語を増やすより、実際に考えたことを掘り下げる練習が大切です。
美術学科|実技・小論文・面接と持参作品
2日間の試験内容を確認する
美術学科は実技検査50点、小論文20点、面接25点、調査書5点です。2026年11月21日に彩色表現の実技、22日に持参作品の提出、小論文、面接があります。共通テストを課しません。
実技は、着彩写生、油彩画、平面構成の3区分から出願時に選択します。持参用具は区分ごとに異なるため、自分の選択した区分を確認してください。
面接では、美術に対する基本的な姿勢、美的感性、学習意欲等を評価します。作品の題名や制作意図だけでなく、素材・構図・色などの選択、制作中の修正や、今後試したい表現も説明する練習が役立ちます。
持参作品は本人制作の5点以内
持参作品は本人が制作したものに限り、5点以内です。2026年11月22日の9~10時に指定の場所へ提出します。大学への事前送付はできません。
持参できない作品は写真等をファイルにまとめて持参でき、そのファイルは5点に含まれません。作品自体は、本人1人で運べる大きさ・数量に限ります。大きさや運搬方法についても、募集要項の注意事項を確認してください。
受賞歴がある場合は、受賞した事実と、制作で自分が工夫したことを分けて説明しましょう。他人の助言を受けた部分がある場合も、本人が考え、制作した範囲を正確に伝えることが大切です。
学科別の質問例と回答の組み立て方
質問1|経済と情報を学びたい理由は何ですか
…(本人が関心を持った地域や学校の課題)…について、…(実際の調査・制作)…に取り組みました。…という工夫を試しましたが、技術を使うだけでは利用する人の課題を十分に解決できませんでした。
この経験から、情報の扱い方と、経済や組織の仕組みを合わせて学びたいと考えています。大学では…(本人が深めたい内容)…について、データと実際の状況を確かめながら考えたいです。
質問2|資格の学習をどう生かしましたか
…(本人が取得した簿記・情報・数学等の資格)…の学習を通じて、…を理解しました。…(実際に知識を使った活動)…では、…という方法で整理しました。
ただし、…は十分に確かめられていません。資格で学んだ知識を出発点に、大学で理論と実践の両方を学び、自分の方法を見直せるようになりたいです。
資格の名称・級は、本人が実際に取得したものに置き換えてください。正式な加点の対象になるかどうかは、募集要項の一覧と申請条件で確認する必要があります。
質問3|日本文学科で、どのような問いを深めたいですか
…(本人が読んだ作品や触れた言葉)…の…という表現に関心を持ちました。授業や…(本人の調査)…で資料を比べると、…という違いがありました。
ただ、時代背景や他の資料まで十分に調べられていないため、自分の解釈だけで結論を出すことはできません。大学で資料の読み方や分析の方法を学び、…について考えたいです。
質問4|この作品では、何を試しましたか
この作品では…を表したいと考え、…(本人が選んだ素材・構成等)…を試しました。最初の案では…が伝わりにくかったため、…を変更しました。
…(講評や制作中の気づき)…を通して、意図と実際に見える印象には違いがあると気づきました。大学では…の技法や考え方を学び、表現の幅を広げたいです。
質問5|他の人の意見を受けて、何を見直しましたか
…(本人が経験した話し合いや講評)…で、…という意見をもらいました。最初は…と考えましたが、理由を聞くと、自分が見落としていた…に気づきました。
すべてをそのまま取り入れるのではなく、自分の目的と照らして…を修正しました。この経験から、相手の意見を理解した上で、自分の判断を説明することが大切だと考えています。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで尾道市立大学の面接準備を進める
提出した書類や作品について、本人の言葉で追加の質問に答えられるようにしましょう。 志望理由の暗記だけでなく、活動の方法、うまくいかなかった点、大学で学びたい内容を問い直す練習が必要です。
スキルパスでは、本人の学習・資格・探究経験を整理し、大学で学びたい内容につなげる対策を支援しています。経済情報学科の資格学習やデータを扱う取り組みなども、取得した事実と、その過程で考えた内容を分けて整理します。
日本文学科の口頭試問、美術学科の実技や持参作品には、それぞれ専門分野に応じた準備も必要です。本人が受験する学科の要項と評価内容を確認し、書類・作品・回答の内容をそろえてください。
公式資料
受験前に最新の案内を確認し、出願条件、資格の申請書類、当日の持参物を確かめてください。


