札幌大谷大学は、2027年4月に札幌芸術大学へ移行する予定です。2027年度の募集要項では、芸術学部の音楽学科・美術学科・デザイン学科について、総合型と公募推薦の選考方法が案内されています。
作品や演奏の結果だけでなく、本人が考え、試し、改善してきた過程を伝えましょう。 面接の時間や資料は学科・方式で異なるため、志望理由の暗記だけでなく、提出資料を使った説明の準備が大切です。
この記事は2027年度の総合型と公募の学校推薦型選抜を扱います。以下の質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
総合型|レッスン・ポートフォリオ・自己推薦
音楽学科は、面接とレッスン
音楽学科の総合型はレッスン型です。面接は10分程度、レッスンは30分程度で、合わせて100点です。調査書や志望理由書等も合わせて総合的に判断します。
レッスンはコース別課題を使って行われます。志望するコースの課題、楽譜等の持参物、出願時に提出する書類を確認してください。指導者調査票は、指導者がいない場合も提出が必要です。
練習で何を課題にし、どのように改善したかを説明しましょう。指導を受けた際に、内容を理解して試す練習も役立ちます。
美術・デザインのポートフォリオ型
両学科とも、ポートフォリオ100点、面接100点です。面接はポートフォリオをもとに30分程度行われます。
ポートフォリオでは、制作だけでなく、学校行事や協働した活動、失敗から学んだこと等も題材にできます。所定の表紙、800字以内の自己紹介書、200字以内の概要、自己表現等を、要項の指示に沿ってまとめます。
完成作品を並べるだけでなく、何に取り組み、何を学んだかが分かる内容にしましょう。表紙の装飾は評価対象ではないため、内容の整理と説明の練習に時間を使ってください。
自己推薦型は、美術とデザインで資料が異なる
美術学科の自己推薦型は、提出作品を前に行う20分の面接100点と、提出作品100点です。対象となる作品を1点、当日持参します。
デザイン学科の自己推薦型は、活動記録書に基づく20分の面接100点と、活動記録書100点です。美術学科と同じ提出作品の方式だと思い込まないようにしてください。
いずれも調査書や自己推薦書等を含めた総合的な判断となります。必要な資料や作品の規格は、受験する学科・方式の欄で確認しましょう。
公募推薦|学科・領域別の面接と課題
音楽は、15分の面接・口頭試問とコース別課題
音楽学科の公募推薦は、面接・口頭試問100点、コース別課題100点です。面接・口頭試問は15分です。音楽活動の経験や志望理由に加え、音楽の基礎的知識を説明する準備が必要です。
実技等の課題はコースによって異なります。受験曲や提出物を確認し、受験する課題と日頃の取り組みを結び付けて説明しましょう。
美術とメディアデザインは、提出作品をもとに説明
美術学科と、デザイン学科のメディアデザイン領域では、提出作品を前に15分の面接・口頭試問を行います。面接・口頭試問100点、提出作品100点です。
制作意図、題材・素材・表現方法を選んだ理由、改善した点を整理してください。写真・映像等を提出する場合も、作品の条件と再生・提示方法を要項で確認しましょう。
ソーシャルデザインは、作文に基づく面接
デザイン学科のソーシャルデザイン領域では、作文に基づく15分の面接・口頭試問100点と、作文100点です。作文は800字程度で、出願時に提出します。高校で力を入れた経験から何を学び、入学後の学びにどうつなげたいかを整理する課題です。
公募推薦は、全体の学習成績の状況3.5以上、学校長の推薦、卒業時期や専願等の条件があります。2027年度の試験日は2026年11月14日です。学科ごとの出願資格と提出書類を確認してください。
制作・活動実績を説明する準備
完成までの過程を資料に残す
演奏の記録、スケッチ、試作、写真、活動メモ等を振り返り、自分の工夫を整理しましょう。共同制作では、チーム全体の成果と本人の担当を分けてください。
何を意図し、どんな方法を試し、どう見直したかを具体的に説明することが大切です。 他の人の作品・素材を使った場合は、自分が作った部分と区別し、権利や利用条件を確認しましょう。
資格や入賞は、本人の学習と結び付ける
色彩・CG・情報等の学習や、演奏・制作のコンテストは、実際に取り組んだ場合の経験例です。資格や入賞が一律に必須、または合格を保証するという意味ではありません。
結果を伝えるときも、準備した内容と学びを具体的にしてください。作品の説明や出願書類は、大学が示す作成上のルールに従い、本人の経験と考えに基づいて準備しましょう。
学科・領域別の質問例と回答の組み立て方
質問1|音楽を大学で学びたい理由は何ですか
…(本人が音楽に取り組んだ経験)…で、…(難しかった表現や技術)…がありました。…(実際に試した練習や助言)…を通して、…(変化した点)…を学びました。大学では…(志望コースで深めたい内容)…を学び、表現の方法を広げたいです。
受賞名や演奏歴だけでなく、どの部分をどう練習したかを説明しましょう。レッスンで受けた指導と、自分で工夫したことも区別してください。
質問2|この作品の制作意図を説明してください
…(本人が題材にした経験・関心)…を、…(作品の形式)…で表そうと考えました。…(選んだ素材や構成)…にしたのは、…(理由)…からです。試作では…(課題)…があり、…(本人が変えた点)…を工夫しました。…(まだ試したい表現)…は今後の課題です。
美術やメディアデザインに向けた独自の練習です。鑑賞者の反応と、自分が意図したことを分けて説明してください。
質問3|ポートフォリオで最も伝えたい経験は何ですか
…(本人が継続した活動)…で、…(課題になったこと)…がありました。私は…(自分の担当)…として、…(実際に行った工夫)…に取り組みました。…(結果・反応)…を振り返り、…(学んだこと)…を考えるようになりました。この経験を、大学での…(学びたい内容)…につなげたいです。
成功した場面だけでなく、うまくいかなかったことをどう受け止めたかも整理しましょう。資料にない実績を、面接用に付け足す必要はありません。
質問4|デザインでどんな課題を考えたいですか
…(本人が身近で気付いた困り事)…について、…(実際に観察・調査したこと)…から、…(分かったこと)…を知りました。…(本人の提案)…を考えていますが、…(利用者や費用等の課題)…もあります。大学でデザインを学び、使う人の立場から方法を検討したいです。
ソーシャルデザインへの関心を説明する練習にも使えます。実施済みの活動と提案段階のものを分け、少数の意見を全員の意見として扱わないでください。
質問5|他の人と協力して取り組んだ経験はありますか
…(本人が参加した活動)…では、…(意見や進め方の違い)…がありました。私は…(相手の考えを確かめたこと)…を踏まえ、…(実際に提案・変更したこと)…に取り組みました。…(結果)…から、違う視点を聞き、自分の考えも説明する大切さを学びました。
協力したという結論だけでなく、本人がどのように関わったかを具体的にしましょう。自分だけで解決したように、他の参加者の貢献を省かないことも大切です。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接準備|活動から本人の説明へ
スキルパスでは、資格・探究等の実績づくりから、提出資料や面接の準備までを一人ひとりに合わせて支援します。活動を振り返り、何を考えて取り組んだかを自分の言葉で説明する練習を重ねます。
札幌芸術大学の対策では、2027年度の学科・方式を確認し、本人の活動と大学で深めたいことを具体的につなげましょう。 音楽の課題や作品提出は、志望コース・領域の公式指示に沿った準備が必要です。
関連記事を参考にする際も、学科や方式は、改組に対応した最新の公式要項を優先して確認してください。
公式資料
出願前に、最新の公式情報で出願資格、課題・作品の規格、提出時期、持参物、当日の指示を確認してください。


