札幌大学の総合型・公募推薦では、志望理由に加え、資格、学校・地域での活動、探究等の経験を、受験する方式に合わせて説明する準備が必要です。探究活動の選抜には発表があり、口頭試問を課す方式には所定の免除条件もあります。
本人の実績、取り組んだ過程、札幌大学で学びたいことをつなげて伝えましょう。 活動名を並べるだけでなく、なぜ取り組み、何を考え、どんな課題が残ったかを整理してください。
この記事は2027年度の総合型と公募の学校推薦型選抜を扱います。以下の質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
総合型・自己推薦選抜の方式別面接準備
資格|資格取得点と面接の評価を分ける
自己推薦選抜[資格]は、個人面接、口頭試問、書類審査で選考します。個人面接50点、口頭試問25点、書類では学習成績20点、主体性等15点、資格取得点40点が配点され、合計150点です。
資格の点数だけで面接の得点まで決まるわけではありません。取得に向けた学習の工夫、資格で学んだことと志望専攻の関係を説明する練習が大切です。
学校活動・地域活動|本人が担った役割を明確に
自己推薦選抜[学校活動・地域活動]も、個人面接、口頭試問、書類審査で選考します。個人面接50点、口頭試問25点に加え、成績、主体性等、活動成果の評価があり、合計150点です。
対象活動には、部活動等の継続、生徒会、学校や地域団体の下での地域貢献等があり、活動年数や成果等の条件があります。役職があることだけで出願可能と判断せず、本人がどの条件を満たすか確認してください。
探究活動|発表10分と質疑応答5分
自己推薦選抜[探究活動]は、個人面接、プレゼンテーション、書類審査です。発表10分と質疑応答5分で、すでに発表会等で発表した内容を扱います。発表時に原稿を用意して使うことはできません。
発表75点、個人面接15点に、成績・主体性等・活動成果の評価を合わせて150点です。指定の発表ソフトを使い、データはUSBで持参します。当日の資料は事前提出資料と同じ内容が必要で、誤字・脱字等の修正は認められます。
専門学科・総合学科、課外活動、ダイアローグ、ウレシパ
自己推薦選抜[専門学科・総合学科(奨学生)]は、所定の学科・資格・成績に加え、経済的支援の検討対象等の条件があります。[課外活動]は指定クラブの大学顧問による推薦や活動基準等が必要です。どちらも個人面接、口頭試問、書類審査で選考します。
[ダイアローグ]は、説明会と初回面談を含む体験学習プログラムへの参加等が必要です。体験から、自分の主体性や他者と協働する姿勢をどう振り返ったかを整理しましょう。
[ウレシパ選抜]は、アイヌの歴史・文化を学び、多文化共生に関わるプロジェクトへの主体的な参加を目指す方式です。所定のイベント、面談、課題提出等があります。本人の出自を推測したり、経験を作ったりせず、実際の学習と参加意欲から考えてください。
ダイアローグとウレシパの選考方法は、個人面接、口頭試問、書類審査です。事前の参加だけで本試験が免除されると誤解しないことも大切です。
公募の学校推薦型|面接と出願条件
公募は、個人面接50点・口頭試問25点
学校推薦型選抜[公募]は、個人面接50点、口頭試問25点、全体の学習成績の状況による評価30点、主体性等15点の合計120点です。資格の方式と同じ合計点ではありません。
公募の出願には学校長の推薦が必要です。成績を基準とするもの、英語・情報の資格を基準とするもの、奨学生の条件を含むものがあり、必要な条件が異なります。資格を持っていても成績等の条件が不要になるわけではありません。
課外活動の推薦は、学業との両立も説明
学校推薦型選抜[課外活動]は、学校長と指定クラブの大学顧問の推薦、所定の成績・活動基準等が必要です。個人面接、口頭試問、書類審査で選考します。
活動を継続する意志と、学業にどう取り組むかを整理しましょう。「競技や活動を頑張る」だけでなく、大学で学ぶ理由も本人の言葉で説明してください。
口頭試問・自己推薦書・資格の確認
口頭試問の免除と、面接の免除は別
公募や資格、学校活動・地域活動、ダイアローグ、ウレシパでは、大学の別表Cの条件を満たすと口頭試問が免除され、25点が与えられます。対象には英検準2級以上、所定のGTEC、全商検定、マイスター制度等があります。
口頭試問の免除条件を満たしても、個人面接は必要です。 資格取得点、主体性等の評価、口頭試問の免除を混同せず、本人の方式と証明書類を確認してください。
探究の過程を、自己推薦書と面接で一貫して伝える
自己推薦書では、目標と努力、成果、志望する学群・専攻に関して得たこと、大学で学び将来に生かしたいこと等を整理します。目標を達成できなかった経験でも、本人が何を試し、何を学んだかを説明することが重要です。
大学は探究活動・学習の評価表で、課題や目的、情報の収集・分析、明らかになったこと、考えや新たな課題、振り返り等の観点を示しています。調査の結果と本人の推測を分ける練習が役立ちます。
任意の学習経験と、大学の指定資格を区別
ITパスポートや統計検定等を実際に学んだ場合は、学んだ内容を地域の調査、制作、分析にどう使ったかを整理しましょう。ただし、資格の対象級・換算点・免除対象は公式表で確認が必要です。紹介した学習経験が、そのまま全方式の出願資格や加点になるわけではありません。
専攻・活動別の質問例と回答の組み立て方
以下は架空の練習用です。…(本人の経験)…を事実に置き換え、経験していない資格、役職、発表等を付け足さないでください。
質問1|経済・経営・法の学びに、どんな関心がありますか
…(本人が地域や社会の課題に関心を持った経験)…から、…(実際の調査・学習)…を行いました。…(資料で分かったこと)…と…(自分の考え)…を整理しましたが、…(まだ説明できないこと)…が残っています。大学では…(志望専攻で深めたい内容)…を学び、根拠から考える力を磨きたいです。
3専攻を同じものとして扱わず、経済の仕組み、経営の判断、法や制度等、本人が学びたい内容を具体的にしてください。
質問2|英語・歴史文化・日本語日本文化を学ぶ理由は何ですか
…(本人の関心のきっかけ)…から、…(読書・語学学習・調査等)…に取り組みました。…(具体的に分かったこと)…の一方、…(別の見方や未解決の問い)…にも気付きました。大学で…(志望専攻の学習)…を深め、自分の理解を見直したいです。
質問3|スポーツの経験から、何を学びましたか
…(本人の活動)…では、…(課題)…に対して…(試した方法)…を行いました。私が担当したのは…(本人の役割)…で、…(結果と反省)…がありました。活動の経験を、健康や社会、文化との関係からも学びたいです。
質問4|探究活動で、何が明らかになりましたか
…(本人の探究テーマ)…について、…(資料・調査方法)…を用いました。統計等の学習で得た…(実際の知識)…を使い、…(確認できたこと)…を整理しました。ただ、…(対象や方法の限界)…があり、…(次に調べたいこと)…が残りました。大学でも学問の視点を増やし、問いを深めたいです。
資格を取得していなければ、その部分は使えません。授業等で実際に学んだ内容から整理してください。
質問5|他者と協力した経験を、大学でどう生かしたいですか
…(本人の学校・地域活動や体験学習)…で、…(意見が異なった場面)…がありました。私は…(相手に確認したこと)…を聞き、…(実際の工夫)…を試しました。…(変化と残った課題)…を振り返り、大学でも相手の考えを理解しながら、自分の学びを広げたいです。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接準備|方式に合った実績と志望理由を伝える
スキルパスでは、資格・探究等の実績づくりから、自己推薦書や志望理由書、面接までを一人ひとりに合わせて支援します。本人の経験を整理し、何を学んだかを自分で説明する練習を重ねます。
札幌大学では、受験方式に合う実績と、志望する学群・専攻で学びたいことを結び付けましょう。 探究活動の選抜なら、時間内の発表と、その後の質問への対応も準備する必要があります。
公式資料
出願前に、最新の公式情報で本人の出願資格、受験方式と日程、事前参加、書類、資格表、受験票の指示を確認してください。


