化学の探究を続けていても、実験方法や考察に迷うことはあります。芝浦工業大学の「高校化学グランドコンテスト」は、大学教員への研究相談と成果発表を結ぶ教育支援プログラムです。助言を受けて何を確かめ、どう考察を深めたかが、推薦・総合型選抜で伝える実績になります。
化学を基盤とした研究を、個人やグループで応募
2026年度の第21回は、高校生、高専3年生以下、中等教育学校4〜6年生が対象です。個人でもグループでも応募でき、異なる学年や学校での共同研究も認められています。代表者の所属校の担当教員による了承が必要です。
化学を基盤とする実験・調査・研究を、指定の研究要旨で提出します。1人が複数の研究で応募したり、別チームの一員として重複参加したりすることはできません。
2026年度の研究要旨提出締切は8月24日17時、最終選考会は10月24・25日に豊洲キャンパスで行う日程でした。次回の条件や日程は、大学の新しい案内を確認してください。
エントリー後は大学教員に研究を相談できる
2026年度は、7月1日9時〜8月24日17時に、研究や手法の相談を受け付ける案内でした。対象はエントリーした参加者で、詳細は参加者のマイページから確認する形式です。
研究要旨はA4サイズ4枚以内。冒頭に研究概要、英語の要旨、研究内容を表す概念図などを入れます。書類審査では、テーマ、内容の具体性、独自性、データの信頼性や考察の妥当性などを見ます。通過したチームは、最終選考会の口頭またはポスター発表と質疑応答へ進みます。
相談で教わった説明と、本人が行った検証や判断を分けて記録しましょう。助言を受けた後の変更と、その理由も、研究の過程を伝える資料になります。
化学・生物・統計の学習を、考察に使う
化学検定などの学習は、物質の性質や変化を説明する基礎を確かめる機会になります。生命科学に関わる研究なら、生物検定の学習を重ねることも一案です。
統計検定で測定値のばらつきや比較方法を学び、Pythonで記録を図表にすると、結果の違いを検討しやすくなります。例えば、条件ごとの測定結果を整理し、繰り返した測定がどの程度一致するかを考える活動です。具体的な実験は、学校や大学の指導のもとで進めましょう。
英語の要旨を書く際も、翻訳された文章の意味を理解し、自分の結果を説明する練習が大切です。資格、研究記録、本人の考察を結びつけることが、大学で学ぶ必要性の根拠になります。検定や分析は、本人が組み合わせる準備の例です。
化学・生命科学の成果を生かす大学3校の例
| 大学・方式 | 主な条件と成果の生かし方 |
|---|---|
| 工学院大学・先進工学部生命化学科等/探究成果活用型 | 2027年3月卒業見込み、理数探究の発表または外部提出。先進工学部は課程別の全体評定条件があり、併願可 |
| 東京薬科大学・生命科学部/研究型AO | 教員の指導下等で行った本人の研究を発表。2026年3月卒業・2027年3月卒業見込み等、合格時入学確約が必要 |
| 東京農業大学・生命科学部等/総合型全学部 | 自己推薦書と学科別事前課題で研究への関心を説明。2027年卒業見込み・2026年卒業等、第一志望・合格時入学が前提 |
工学院大学の2027年度要項5ページには「外部のコンクール等に提出した経験のある方」とあります。研究要旨の提出までに行った探究や、校内外の発表を整理し、出願要件と照らし合わせる準備が考えられます。
先進工学部は、普通科・理数科の全体評定3.2以上、専門学科3.5以上が条件です。その他の学科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと、指定する理科1科目群の両方を履修・履修見込みなら全体3.2以上、そうでなければ3.5以上。一次の英語・数学や書類と、発表・質疑にも備えます。
出典:工学院大学・2027年度探究成果活用型要項3〜5ページ
東京薬科大学の研究型AOは、科学クラブや高校・大学教員の指導下で行った研究などが発表対象です。発表10〜15分、質疑10〜15分と、生物基礎または化学基礎の口頭試問があります。研究を受賞歴だけで説明せず、目的と結果、考察を伝えましょう。
出典:東京薬科大学・2027年度学生募集要項20〜22ページ
東京農業大学は、全体評定の数値要件を設けていません。調査書・自己推薦書・学科別事前課題と口頭試問を含む面接で評価します。第一志望とし、一次合格後は二次を受験し、二次合格時に入学することが条件です。
出典:東京農業大学・2027年度総合型選抜全学部要項4・6〜8ページ
2027年度要項は準備の比較例です。例えば、最終選考会の10月24・25日の発表は、工学院大学の10月14日出願締切より後です。提出済みの要旨や以前の発表と、その後の成果を分ける必要があります。参加や資格に一律加点が付くという説明ではありません。
高校1・2年から、名門理系大学を目指す
2026年度の京都工芸繊維大学工芸科学部応用生物学課程の学校推薦型選抜・一般プログラムは、受験者30人・合格者15人で実質倍率2.00倍でした。コンテストの選考とは別の実績です。資格、本人の実験・探究、基礎学力を早くから育てることで、理系推薦にも進路の選択肢が広がります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで研究相談を推薦の実績へ育てる
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。応募前のテーマ整理から、生物・化学・統計や英語の学習、研究者へ相談したい課題の整理まで支援を受けられます。
活動後は、本人の記録と助言を見直し、データの整理、図表、考察を含む報告へ発展させます。志望理由書では研究で残った問いと大学の学びを結びつけ、発表・口頭試問では、方法や結果を自分の言葉で説明できるように準備します。
オンラインの個別指導で、資格、探究、大学別の書類・面接まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


