探究で結果が出ても、実験の回数や確かめ方に迷うことはあります。北里大学附属順天高校の「北里探究」では、大学の研究者と関わりながら、実験や研究発表を経験できます。助言を受けて、自分の研究をどう見直したかまで残すことが、推薦・総合型選抜の実績づくりにつながります。
北里大学附属順天の生徒に向けた学習企画
2026年7月の学校公式案内では、大学との様々な課外活動を「北里探究」と名付け、学年やクラス、類型を問わず希望者へ提供するとしています。模擬授業、実験・実習、発表会などを通して大学の研究に触れる企画です。
7月21日には獣医学部の動物資源学科での実験・実習体験から活動が始まりました。夏の案内には、大村智記念研究所の研究体験も予定として掲載されています。実施報告と、その時点での予定は分けて読む必要があります。
これは同校の生徒を対象とする取り組みで、全国の高校生が自由に申し込める一般募集ではありません。次回の対象や企画ごとの条件は、学校の案内を確認してください。
探究を発表し、大学研究者と議論する
同年6月23日の第1回「北里順天探究ジュニアサミット」では、高校2年生25人が15枚のポスターを掲示しました。現在の研究や問題点を説明し、16人の研究者らから助言を受けています。北里探究と名付ける前から続く、高校と大学の連携の一例です。
8月6日の第2回にも高校生22人が参加しました。大学側の報告では、菌類の探究に取り組む生徒が、実験の回数や測定方法について研究者と相談しています。併催された大学のバイオサイエンスフォーラムは8月6〜7日の2日間ですが、高校生のサミットの日程とは区別しましょう。
発表して終わりにせず、質問された点と、その後に変えた研究方法を残すことが大切です。うまくいかなかった結果も含めて、自分の考察がどう深まったかを振り返れます。
出典:北里大学・2026年度フォーラムと第2回ジュニアサミット
生物・化学の資格と、本人の分析を組み合わせる
生物検定や化学検定の学習は、細胞、物質、生命現象などの基礎を確かめる機会になります。統計検定の学習を加えれば、測定値のばらつきや、条件を比較する方法も考えられます。
例えば、教員の指導で得た記録を図表にまとめたり、公開されている生物データをPythonで整理したりする活動です。データの出典、分析に使った項目、判断できる範囲を示すと、研究の説明が具体的になります。これらは、本人が発展させる学習の例です。
資格の知識、研究者の助言、本人が確かめたことを結びつけることが重要です。大学で教わった説明と、自分の研究成果も区別して残しましょう。
生命科学の成果を生かして考えたい大学3校
| 大学・方式 | 活動の生かし方と主な条件 |
|---|---|
| 千葉大学・園芸学部応用生命化学科/総合型選抜 | 理科研究や科学技術関連活動の参加を証明。高校卒業等の資格、共通テスト、入学確約が必要 |
| 東京農業大学・生命科学部等/総合型選抜全学部 | 自己推薦書と学科別事前課題で研究への関心を説明。2027年卒業見込み・2026年卒業等、第一志望・合格時入学が前提 |
| 日本大学・生物資源科学部バイオサイエンス学科等/総合型選抜 | 志望理由書、小論文、実験・実習と発表・口述試問で評価。高校卒業等、第一志望・入学確約が必要 |
千葉大学園芸学部の2027年度要項3ページには「セミナー・社会活動等に参加した者」とあります。理科研究や科学技術に関わる活動を示す資料に加え、本人の研究目的、助言、修正後の考察を整理する準備が考えられます。
応用生命化学科は、書類・面接に加えて指定共通テストの受験が必要です。5教科7科目の段階表示合計45以上、かつ化学・生物・外国語各7以上が最終合格の基準です。研究実績と基礎学力を並行して準備しましょう。
出典:千葉大学・2027年度園芸学部総合型選抜要項3・7〜8ページ
東京農業大学は、全体評定の数値要件を設けていません。調査書・自己推薦書・学科別事前課題と、口頭試問を含む面接で評価します。第一志望とし、一次合格後は二次を受験し、二次合格時に入学することが条件です。
出典:東京農業大学・2027年度総合型選抜全学部要項4・6〜8ページ
日本大学生物資源科学部では、一次の書類選考後、学科に関連する実験・実習・演習と発表・口述試問があります。バイオサイエンス学科等は1日の選考です。小論文も学科別なので、研究の関心と出願学科の内容を結びつけて準備します。
出典:日本大学・2027年度生物資源科学部総合型選抜要項1ページ
2027年度要項は今後の準備の比較例です。参加や資格に一律加点が付くという説明ではありません。本人の受験年度と提出期限を確かめ、出願後の成果を過去の実績にせず、翌年度以降も見据えて研究を続けましょう。
高校1・2年から、名門理系大学へ
2026年度の京都工芸繊維大学工芸科学部応用生物学課程の学校推薦型選抜・一般プログラムは、受験者30人・合格者15人で実質倍率2.00倍でした。高校生企画の選考とは別の実績です。資格、本人の探究成果、教科学力を早めに育てることで、理系推薦にも進路の選択肢が広がります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで研究への助言を推薦の実績へ育てる
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。参加できる企画の検討から、関連する生物・化学・統計・英語の学習、研究者へ聞きたい問いの整理まで支援を受けられます。
活動後は、本人の実験記録と助言を見直し、資料の比較、データの分析、考察を含む報告へ発展させます。志望理由書では残った研究課題と大学の学びを結びつけ、発表や口頭試問では、根拠や方法の変更を自分の言葉で伝えられるように準備します。
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