アジアの言語や文化、社会について、大学の授業を受けてから進路を考えたい。南山大学外国語学部アジア学科には、事前の体験授業とレポート審査を出願へつなげる講義体験型があります。授業を理解し、自分の考えを根拠とともに書く力を、資格学習や日頃の探究と一緒に育てましょう。
アジア学入門の授業を受け、レポートを書く
2027年度入試の体験授業は、2026年8月1日に大学で行う日程でした。文化、社会、歴史、言語などから学科が選ぶテーマを、大学1年生の必修科目「アジア学入門」に準じる水準で学びます。
授業は13時〜14時30分。その後、対象者は15時〜16時の60分で課題レポートに取り組む構成です。授業の知識を確認し、要約し、自分の考えを1000字程度で論述します。申込期間は7月1〜24日でした。
2026年度の日程は終了しています。次回の日付やテーマは、大学が新しく公表する案内を確認してください。
高1・2の参加と、修了証が必要な出願を分ける
授業の対象は高校1〜3年生、既卒生、高卒認定試験合格者です。ただし、高校1・2年生は体験授業のみの参加で、当該入試へ出願する対象とは分かれます。
高校3年生、既卒生、高卒認定試験合格者は、授業後のレポート審査で修了が認められると、2026年度体験授業修了証を受け取ります。要項38ページの「体験授業の修了を認められた者」という条件に対応するものです。授業へ出席しただけで、修了や出願が認められる制度ではありません。
修了証に加えて、要項4ページの高校卒業等の出願資格も必要です。同大学の総合型では、複数学科や複数の試験型へ同時に出願することはできません。
語学の資格と、継続した調査を組み合わせる
中国語検定やHSK、英検などの学習は、言葉の仕組みや資料を読む力を育てる機会になります。これらは学習を組み合わせる例で、講義体験型の必須資格として挙げているものではありません。
例えば、ある地域の言語や社会に関心があれば、授業で聞いた説明をもとに、複数の資料を読み比べる方法があります。公開統計を使う場合は、調査年、回答者、指標の定義を確かめ、国や地域の違いを一つの数字だけで決めつけないようにしましょう。
講義で知ったこと、資料から確かめたこと、自分の考察を分けて残すことが大切です。統計検定などの知識も、根拠を慎重に読む助けになります。調査を続けると、大学でさらに学ぶべき問いも具体的になります。
関心に合わせて考えたい大学3校の例
| 大学・方式 | 主な条件と評価の内容 |
|---|---|
| 南山大学・外国語学部アジア学科/総合型講義体験型 | 高校卒業等の資格と、2026年度体験授業の修了証が必要。課題レポート、提出書類、グループ口頭試問で評価 |
| ICU・教養学部/総合型英語外部試験利用 | 全体4.1以上、所定の英語公式スコア、第一志望・入学確約等。継続活動、小論文、面接へ関心を整理 |
| 慶應義塾大学・総合政策学部/環境情報学部AO入試 | 高校卒業等、大学で学ぶ日本語または英語の能力、第一志望・入学確約。本人の調査と学習計画を提出資料へ |
南山大学アジア学科の2027年度講義体験型は、志望理由書・自己推薦書等100点、体験授業課題レポート100点、グループで行う30分の口頭試問150点の計350点です。2026年9月11〜17日に出願し、10月17日に審査を行う日程でした。
授業の要約と自分の意見を混ぜず、質問にも理由を添えて答える準備が必要です。独自の関心を、アジア学科で研究したい内容へつなげましょう。
ICUの英語外部試験利用は、2024年4月1日〜2027年3月31日の高校卒業・修了等が対象で、過去にICU総合型へ出願していないことも条件です。2024年10月1日以降の所定の英語公式スコア、推薦状2通、小論文等を提出し、書類選考後に日本語の対面面接があります。自己活動歴は少なくとも2・3週間以上の教科外活動が対象で、1日の授業参加だけでは足りません。
出典:ICU・2027年度総合型選抜要項3〜8・22〜23ページ
慶應SFCは、本人の志望理由・学習計画や活動資料などの書類選考後に面接を行います。客観的に志願者を知る2人の評価者による評価が必要で、2親等内の親族は評価者になれません。調査した事実と大学で学ぶ必要性を、自分の言葉で伝えましょう。
出典:慶應義塾大学・2026夏秋AO要項(2027年入学)8・10・18〜20ページ
以上は2027年度要項を使った比較例です。南山の修了証による出願条件は、他大学にも通用する共通資格ではありません。他大学では本人の調査・活動として整理し、受験年度と提出期限までの成果を確認して準備することになります。
数理・情報へ関心が広がる場合の推薦例
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。外国語系の倍率とは別の実績です。社会の問題をデータや技術で調べたいという関心が深まるなら、資格、本人の分析、数学・英語を早くから学び、名門理系大学を目指す道もあります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで授業の理解を推薦対策へつなげる
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。高1・2からの語学や統計の学習、体験授業への応募準備、本人が調べたいテーマの整理まで支援を受けられます。
受講前は、講義の要点を整理し、根拠に基づいて論述する練習を重ねます。受講後は、学んだ内容を継続した調査や報告へ発展させ、大学別の志望理由書や面接で、何を知り、どう考えが変わり、さらに何を学びたいかを伝える準備が大切です。
オンラインの個別指導で、資格、探究、大学別の書類・口頭試問まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


