至学館大学の面接対策では、総合型のプレゼンテーション型・アスリート型・スポーツ型と、公募制一般推薦の面接型を区別することが大切です。競技の成績だけでなく、健康や教育を大学で学びたい理由も整理しておきましょう。
実際の活動で何を考え、どんな課題に気付いたのかを、志望学科の学びと結び付けて説明できる状態を目指しましょう。
以下の質問・回答は独自の架空練習例です。公式過去問、合格者の回答、出題予告ではありません。本人の実際の経験に置き換えてください。
至学館大学の総合型は3方式の面接と選考を確認
2027年度の総合型は、健康科学部の栄養科学科、こども健康・教育学科、体育科学科、健康スポーツ科学科を対象としています。
| 総合型の方式 | 面接と関連する選考 |
|---|---|
| プレゼンテーション型・一次 | 面接30点、調査書20点、小論文60分50点。面接には志望理由書を含む |
| プレゼンテーション型・二次 | 一次合格者に課題を通知し、プレゼンテーション100点で審査 |
| アスリート型 | 面接20点、調査書20点、競技成績40点、小論文60分20点 |
| スポーツ型 | 面接20点、調査書20点、競技成績40点、小論文60分20点 |
プレゼンテーション型は、最初から自由なテーマの発表だけで選考する方式ではありません。一次審査に面接と小論文があり、二次の課題は一次合格者に通知されます。確認した要項には、面接や発表の1人あたりの所要時間、面接官の人数は示されていません。
アスリート型は全国大会出場以上などの基準があり、スポーツ型は指定競技、競技成績、学習成績、対象クラブ部長の推薦などの条件があります。同じ面接20点でも、出願できる条件は同じではありません。
公募制一般推薦は「面接型」の対象と配点を確認
公募制一般推薦には5つの試験型がありますが、全てに面接があるわけではありません。
| 試験型 | 対象と面接の有無 |
|---|---|
| 基礎学力型 | 全学科・前期のみ。単独受験では面接なし |
| 運動能力型 | 体育科学科・健康スポーツ科学科。運動能力テストで評価し、単独受験では面接なし |
| 競技実績型 | 体育科学科・健康スポーツ科学科。競技実績で評価し、単独受験では面接なし |
| 面接型 | 栄養科学科・こども健康・教育学科。面接30点、調査書20点、基礎学力テスト100点 |
| 資格・活動型 | 全学科。資格・活動実績を評価し、単独受験では面接なし |
面接型の栄養科学科では、食物・栄養・健康に関する問題を含む面接があります。こども健康・教育学科は、子どもに関わる健康・教育問題を含みます。志望理由書も面接評価に含まれるため、学科の分野について自分の考えを説明する練習が必要です。
前期の基礎学力テストは、英語、国語、数学、理科、小論文から1科目を選ぶ方式です。後期は小論文のみとなります。面接は13時からと案内されていますが、公表されているのは開始時刻で、1人あたりの所要時間ではありません。
複数の試験型を併願する場合は、受験する試験の組み合わせが変わります。資格・活動型にも出願したから面接が免除になる、と考えないようにしましょう。
試験型の名称と実際に受ける試験を確認し、面接・小論文・筆記の準備を配点に合わせて進めましょう。
学科の専門性と本人の活動をつなぐ準備
栄養科学科を志望する人は、食や健康について関心を持った経験を整理しましょう。生物・化学の学習や食品に関する探究を実際に経験している場合、どの内容を理解でき、何をさらに学びたいのかを説明する材料になります。
生物検定・化学検定なども、実際に取り組んだ人の学習経験の例として考えられます。ただし、これらを大学指定の加点資格として挙げているわけではありません。個人の体験だけで栄養や健康への効果を断定せず、調べた事実と自分の考えを分けて説明することが大切です。
こども健康・教育学科では、子どもの成長や生活、健康、遊びなどへの関心を、本人の活動から具体化してみましょう。誰かを手伝った経験だけでなく、相手の反応に応じて何を変えたかを振り返る練習が役立ちます。子どもの個人情報を話す必要はありません。
体育科学科・健康スポーツ科学科では、競技結果の説明と、大学で専門的に学びたい課題を分けて整理しましょう。自分の動作の振り返り、チームでの役割、運動を続けやすい環境など、本人が経験した範囲から考えることができます。
スポーツ型は全体の学習成績3.2以上が条件で、体育科学科・健康スポーツ科学科は保健体育3.5以上も必要です。競技の実績だけを満たせば出願できるわけではありません。
公募の資格・活動型には、ITパスポートや数学検定2級以上などを含む指定資格表があります。ただし、これは資格・活動型の評価条件です。面接型に資格名を並べるだけで同じ加点が付くという意味ではないため、制度上の評価と説明の材料を区別してください。
至学館大学の面接に備える質問例と回答の組み立て方
栄養科学科:食や健康に関する関心を、どのように深めましたか
…(本人が実際に取り組んだ学習や探究)…。食事に関する情報を調べたとき、対象者や条件によって考え方が異なることに気付きました。見出しだけで判断せず、根拠となる資料や用語を確認しました。大学では生物や化学、栄養の基礎から学び、相手の状況を理解して考えられるようになりたいです。
本人の経験を、専門的な診断や栄養指導の実績に言い換えないことが大切です。
こども健康・教育学科:相手に合わせて工夫した経験はありますか
…(本人が実際に参加した活動と、自分の役割)…。最初は準備した説明をそのまま伝えていましたが、相手が戸惑う様子を見て、順番や言葉を変えました。自分が分かりやすいと思う方法が、相手にも合うとは限らないと感じました。大学では発達や健康について学び、相手を理解した関わり方を考えたいです。
子どもと接した経験がない人は、授業や学校での共同活動など、実際に経験した内容から説明できます。
体育科学科:競技の経験から、どんな課題を見つけましたか
…(本人が実際に行った練習や振り返り)…。うまくいったときだけを見るのではなく、失敗した場面の条件も比べました。自分では同じ動作のつもりでも、準備や状況によって違いがあると気付きました。経験だけで理由を決め付けず、大学では身体や運動の仕組みを学び、根拠を持って考えたいです。
チームの成績と、自分の出場歴や担当は分けて説明してください。証明できない競技歴を加える必要はありません。
健康スポーツ科学科:運動を続けやすい環境をどう考えますか
…(本人が実際に参加した運動や運営の活動)…。参加しにくい理由は、体力や意欲だけではないと感じました。時間、場所、説明の分かりやすさなども関係していました。大学では運動と健康を学び、人によって異なる条件を理解しながら、参加しやすい方法を考えたいです。
本人が観察したことと、まだ確かめていない推測を分けるための練習例です。
プレゼンテーションに関する質問に、どう答えますか
…(練習で実際に調べたテーマと、参照した資料)…。この資料から確認できるのは〇〇です。私はそこから△△と考えましたが、この結果だけで原因までは分かりません。別の条件でも同じ傾向があるかを調べ、考えを見直す必要があると思います。
発表の内容を理解して説明する練習例です。二次審査の課題や質問を予告するものではありません。課題通知後は、その指示に沿った準備が必要です。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
今後の出願日程と面接までの確認
公募制一般推薦の面接型は、前期が2026年10月26日9時〜11月3日17時出願、11月7日試験、12月1日合格発表です。後期は11月30日9時〜12月7日17時出願、12月12日試験、12月18日合格発表です。
書類の提出は出願最終日の消印有効で、土日祝の場合は翌日の消印有効という案内があります。学校長の推薦が必要で、調査書・志望理由書・推薦書など、面接型の必要書類を揃える必要があります。
総合型のアスリート型・スポーツ型の中期は、11月9日9時〜13日17時出願、11月21日試験、12月1日合格発表です。書類は締切日消印有効です。所定の競技実績や成績、推薦の条件を満たすか先に確認してください。
プレゼンテーション型は、2027年度分の一次審査が2026年10月3日、二次審査が10月24日でした。これから新規出願できる日程として、公募推薦やアスリート型の中期と混ぜないようにしましょう。次年度に向けて準備する場合は、新しい要項で条件を再確認する必要があります。
志望理由書に書いたことを、自分の活動や学習の記録に照らして説明し、質問に応じて補足する練習を重ねましょう。
スキルパスでは、本人の資格学習・探究・活動の経験を整理し、学科への志望理由と面接・小論文・発表につなげる準備を支援しています。実績を誇張せず、自分で説明できる内容から整えていきましょう。


