尚絅学院大学の総合型選抜は、Ⅰ期の授業体験、Ⅱ期の探究学習、Ⅲ期の自己アピールで審査方法が異なります。公募推薦は個人面接と小論文を課すため、日程や学類に合わせた対策が必要です。
本人の学習・活動から生まれた関心を、志望学類で学びたい内容へつなげましょう。 資格やコンテストの実績も、名前だけでなく、自分が理解したことや考え直した点を説明する準備が大切です。
この記事は2027年度の総合型と、公募制の学校推薦型選抜を扱います。質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
総合型Ⅰ・Ⅱ期|15分の個人面接と学類別の評価
大学と学類の求める学生像を確認
総合型は高校卒業・2027年3月卒業見込み等の大学入学資格を満たし、大学が求める学生像の条件を一つ以上満たすこと、かつ志望学群・学類の求める学生像に該当することが条件です。Ⅰ・Ⅱ期では、合格した場合に必ず入学することも求められます。
大学は3学群・5学類です。人文社会学類、心理学類、子ども学類、学校教育学類、健康栄養学類のどこで学ぶのかを明確にしましょう。健康栄養学類では、化学の基礎的内容を理解しておくことが望ましいとされています。
Ⅰ期は授業45分と課題作成45分
Ⅰ期は書類審査、15分の面接、授業体験型審査です。面接は担当者2人による個人面接です。授業体験型審査では45分の授業を聞き、その後45分で当日与えられる課題を作成します。
体験授業の内容を自分の言葉で説明し、疑問を整理する学習が役立ちます。面接だけを覚えて、授業や課題への準備を省かないようにしましょう。
Ⅱ期は事前課題を学び、当日60分の審査へ
Ⅱ期は書類審査、担当者2人による15分の個人面接、60分の探究学習型審査です。事前に公開される課題に取り組み、当日は記述問題・小論文等を作成します。
Ⅱ期の事前学習課題は2026年10月28日に公式サイトで公開予定です。出願は11月30日から12月7日必着、試験は12月12日です。公開前に課題の内容を推測して決め付けず、公式の課題を確認して準備してください。
面接の比率は学類によって異なる
Ⅰ・Ⅱ期の評価配分は、人文社会学類が書類30%・面接40%・授業体験型または探究学習型審査30%です。心理・教育学群の3学類は書類20%・面接40%・各審査40%、健康栄養学類は書類20%・面接30%・各審査50%です。
総合型Ⅰ・Ⅱ期は所定の志望理由書も提出します。記入は手書き・PC入力のどちらでもよく、両面印刷で使用し、片面印刷ならホチキス留めで提出する案内です。
総合型Ⅲ期|発表5分と質疑応答・面接15分
対象は人文社会・子ども・学校教育
Ⅲ期は人文社会学類、子ども学類、学校教育学類が対象です。心理学類と健康栄養学類のⅢ期募集はありません。Ⅲ期はⅠ・Ⅱ期と異なり、他大学との併願が可能と明記されています。
出願は2027年3月1日から3月10日必着、試験は3月19日です。出願可能な学類と、受験する日程の条件を確認してください。
高校までの活動、大学での学び、将来の進路を説明
Ⅲ期は書類審査と自己アピール型審査です。口頭発表5分と、質疑応答・面接15分で、高校までの活動、入学後の学び、将来の進路について具体的に説明する課題です。
持ち込めるのは発表用のメモだけで、A4サイズ1枚までです。ポスターやPC等を使う発表だと考えず、指定された条件で説明する練習を重ねましょう。
評価配分は書類20%・自己アピール型審査80%です。Ⅰ・Ⅱ期の志望理由書は、Ⅲ期の提出書類としては案内されていません。複数学類への併願はできません。
Ⅲ期は、本人の活動・入学後の学び・進路の三つがつながる発表を準備しましょう。 経験を増やして見せるより、実際の取り組みと考えを具体的に伝えることが大切です。
公募推薦|評定3.3以上と800字以内の小論文
学校長の推薦と、健康栄養の履修条件
公募推薦は高校等の卒業・2027年3月卒業見込み、人物・学力が優れ学校長から推薦されること、合格した場合に必ず入学すること、学類別の要件を満たすことが条件です。全体の学習成績の状況は全5学類で3.3以上です。
健康栄養学類は、基礎科目を含む化学・生物を合計4単位以上、またはいずれか一方を4単位以上修得・修得見込みであることが必要です。専門高校等の科目の読み替えは大学へ確認してください。
面接は担当者2人による個人面接15分
公募推薦は書類審査、15分の個人面接、60分の小論文です。小論文は800字以内で、学類のアドミッション・ポリシーを踏まえ、大学での学び、身に付けたい力、卒業後の活用を説明する課題です。
評価配分は人文社会学類と心理・教育学群の3学類が書類30%・面接30%・小論文40%、健康栄養学類は書類30%・面接20%・小論文50%です。
出願書類と日程
出願は2026年11月1日から11月11日必着、試験は11月21日です。志願書、調査書、所定の学校長による推薦書を提出します。総合型Ⅰ・Ⅱ期の志望理由書を、公募推薦にも必須の提出書類だと混同しないでください。
公募推薦でも複数学類への併願はできません。本人の志望学類を決めたうえで、面接と小論文の両方で学習計画を説明する準備が大切です。
質問例と回答例|5学類の学びと本人の経験
質問1|人文社会学類で深めたい課題を教えてください
…(本人が社会や文化に関心を持った経験)…から、…(実際の読書・調査・活動)…に取り組みました。…(分かったこと)…がある一方で、…(残った疑問)…もあります。人文社会学類で…(本人が公式情報から確認した学び)…を深めたいです。
学問分野を広く学びたい理由を、本人の課題から説明しましょう。地域の人の考えを根拠なく代弁せず、自分の見聞と資料の内容を区別してください。
質問2|心理学を科学的に学びたい理由は何ですか
…(本人が心や行動に関心を持った経験)…から、…(実際に学んだこと)…を調べました。…(本人の印象)…と、…(資料から確認できたこと)…の違いにも気付きました。心理学類で…(さらに学びたい内容)…を深めたいです。
統計検定等の学習経験がある場合も、データをどう理解したかが説明材料になります。資格取得が全員の出願に必須、または一律加点という意味ではありません。
質問3|子ども学類でどんなことを学びたいですか
…(本人が子どもや子育てに関心を持った経験)…を通して、…(疑問に思ったこと)…がありました。…(実際の読書・活動)…から、…(分かったこと)…を考えました。子ども学類で…(成長・発達や支援に関する学び)…を深めたいです。
子どもの成長・発達、家庭や地域での子育て支援と、本人の関心の関係を説明しましょう。実際には行っていない保育・支援の経験を加える必要はありません。
質問4|学校教育学類で目指す教育者像を説明してください
…(本人が学校での学びや教育に関心を持った経験)…から、…(自分で調べたこと)…に取り組みました。…(本人が大切だと考えた点)…を踏まえ、大学で…(理論や実践の学び)…を深め、…(本人の進路希望)…につなげたいです。
学校教育学類の求める学生像と照らし、本人が関心を持つ学校段階や教育の課題を具体的にしてください。教員や児童・生徒の気持ちを、確認せずに創作しないようにしましょう。
質問5|健康栄養への関心を高校の学習と結び付けてください
…(本人が食と健康に関心を持った経験)…から、…(実際の生物・化学の学習や探究)…を続けました。…(理解できたこと)…を通して、…(さらに確かめたい問い)…が生まれました。健康栄養学類で…(本人が確認した専門分野)…を学びたいです。
生物検定・化学検定等も、実際に学習した場合の説明材料です。取得していない資格や、調べていない健康データを回答に足さず、本人の関心と学習を具体的に話す練習をしてください。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接準備|学類と日程に合わせた練習
スキルパスでは、資格・探究・コンテスト等の実績づくりから、志望理由書と面接の準備までを個別に支援します。本人の経験を振り返り、書類・発表・回答の内容が一致するよう練習を重ねます。
尚絅学院大学では、日程による審査の違いと、学類別の評価配分を確認しましょう。 事前課題を学ぶⅡ期、口頭発表のⅢ期、公募推薦の小論文を区別して、必要な準備を進めてください。
公式資料
出願前に、最新の公式要項・変更通知で対象学類、募集人員、履修条件、事前課題、提出書類、日程、発表メモの制限を確認してください。


