公立諏訪東京理科大学の「高大連携実習」は、大学の講義や実験を高校の探究・課題研究へつなぐ制度です。シリーズで受講すれば、実験結果の考察や発表にも取り組めます。大学で学んだ原理を使って、自分で測り、作り、考えた経験を推薦入試へ生かせます。
公立諏訪東京理科大学高大連携実習の対象と学び
高校側から大学へ相談し、内容や日程を調整する仕組みです。1回の体験と、複数回のシリーズ型があり、研究を継続する場合は実験・考察・プレゼンテーションまで取り組めます。大学での実習に加え、内容によりオンラインや高校への訪問も相談できます。
2026年度講座一覧には、IoTの遠隔監視、AIロボット、無線付きマイコン、VR、風力発電装置の設計と試作、生物の分子系統樹作成などが掲載されています。興味のあるテーマを高校の先生と相談し、継続してどこまで取り組むかを決めることが大切です。
講師料と交通費は原則無料ですが、教材費等が必要な場合があります。日程は大学の授業等との調整が必要で、原則として日曜・祝日は実施しません。全国共通の個人募集日や一律の選考日があるプログラムとは異なります。
出典:公立諏訪東京理科大学・2026年度高大連携実習講座一覧
参加した経験を推薦で伝わる成果へ
例えばIoTの遠隔監視なら、温度センサーの値を記録し、通信が途切れたときの扱いや、見やすい表示を考える探究へ発展させられます。動いた場面の写真に加え、回路図、コード、測定条件、改善前後の結果を残しておきましょう。
生物分野なら、分子系統樹やGISによる生息状況の可視化など、情報技術と生物の学びを結ぶ方法もあります。調べた結果と、自分が考察した内容を区別して説明できることが、発表や志望理由書の準備になります。
資格学習と研究成果を組み合わせる
IoTや情報処理ならITパスポート、基本情報技術者などの学習を、回路や測定なら物理の学習を組み合わせる方法があります。統計検定の学習も、測定値の比較やグラフの読み取りに役立ちます。資格の知識を実験のどの判断に使ったかまで伝えましょう。
学習・研究実績を生かして考えたい大学3校
| 大学・方式 | 成果を伝える資料と主な条件 |
|---|---|
| 電気通信大学・情報理工学域Ⅱ類/総合型選抜 | 他大学のセミナーや制作実績を活動実績報告書へ。2027年3月卒業見込み等と入学確約が必要 |
| 公立諏訪東京理科大学・工学部/学校推薦型選抜全国枠 | 2027年3月卒業見込み等、学校長推薦と入学確約が必要。書類・面接・数学基礎力調査で選考 |
| 東京電機大学・理工学部/総合型選抜(AO) | 活動報告や発表で取り組みを説明。数学・外国語各3.3以上と課程別履修条件あり。併願可能 |
電気通信大学の2027年度要項7ページには「他大学でのスクーリング・セミナー参加」と記載されています。大学での実習記録に、制作物やデータ、自分が担当した部分を添え、学びをどのように発展させたかを説明する準備が考えられます。 Ⅱ類は3分以内の自己PR動画も提出し、書類選考後に発表・面接・口頭試問があります。
出典:電気通信大学・2027年度総合型選抜要項3・7〜9ページ
公立諏訪東京理科大学の2027年度要項3ページでは、面接で「志望学科に関する考え方」を評価するとあります。実習で生まれた疑問を、情報応用工学科や機械電気工学科で学びたい内容へつなげる準備が考えられます。
全国枠は2027年3月に高校・中等教育学校を卒業見込みの人が対象で、学校長推薦と合格時の入学確約が必要です。評定の数値要件はありません。書類40点・面接60点・数学の基礎力調査100点で選抜します。研究成果と、数学の基礎学力の両方を準備することが大切です。
東京電機大学理工学部は高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象です。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。一次は事前課題・活動報告等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。
出典:東京電機大学・2027年度総合型選抜要項4・6〜9ページ
これらは学習や活動の中身を伝える方法の例です。参加しただけで、各大学の出願条件や合格基準を満たすわけではありません。
理系推薦には倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。プログラムの参加選考とは別の大学入試の実績です。
資格、研究成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率に加え、自分の研究分野や評定に合う方式かを確かめましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスでプログラムの学びを推薦の実績へ
スキルパスは、資格対策と理系の実績の組み合わせ方を熟知した対策塾です。実習前には、興味と志望分野を踏まえ、プログラミングや物理・数学の基礎を確認する準備から支えます。
大学の指導を受けた後は、実験ノートやコードを整理し、結果を自分で説明できる状態へつなげます。IoTの例なら、測定条件をそろえたデータ比較やPythonでの可視化、改善の理由を言葉にする練習まで取り組めます。
出願時には、資格、実習、独自の追加検証を関連づけ、大学で深めたい専門分野を明確にします。書類で述べた原理や結果について、面接で質問されても答えられるよう、活動資料と教科の基礎を行き来しながら準備を進めます。
スキルパスはオンラインの個別指導で、実績づくりから大学別の志望理由書・活動報告・発表・口頭試問まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


