武生高校では、自然科学の研究に加え、人文社会分野でも問いや評価方法を検討する探究を進めています。2026年の大学合格表と、生徒・教員が研究ポスターを評価し合ったSSHの授業記録をもとに、研究の根拠を説明する準備を紹介します。

2026年入試の国公立大学合格は208人(うち既卒21人)。探究の授業では、研究ポスターの良さや改善点を話し合い、評価基準も見直しています。

福井県立武生高等学校の大学合格実績

対象は令和8年度=2026年度入試の学校全体の合格者数(2026年4月4日現在)です。

大学合格者数
金沢大学20人
富山大学17人
福井大学 工学部21人
福井大学 教育学部15人
静岡大学12人
大阪大学7人
京都大学2人
京都工芸繊維大学2人

出典:福井県立武生高等学校・過去3年間の大学入試における合格者数(令和8年度等)。

原典の既卒を含む総数を掲載しています。括弧内は既卒の内数です。福井大学は原典に合わせ学部別にし、大学全体の人数とはしていません。進学者の実人数ではありません。

県内大学に加え県外への合格があり、理工系の学部を含む進路例が確認できます。大学・学部ごとの教育内容と、自分の探究で深めたい方法を照らし合わせてみましょう。

学校の合格実績と、これから出願する総合型・公募推薦の条件は別です。出願資格、提出できる研究資料、学力試験、合格後の入学条件を方式ごとに確かめましょう。

福井県立武生高等学校のSSH探究・研究発表

以下は、2026年9月9日の探究文科2年「人文社会探究Ⅰ」評価モデレーションの実施報告をもとに整理した活動です。

活動名対象・時期公式資料で確認できる内容
研究ポスターを読み比べる探究文科2年・2026年9月9日二つのポスターの良い点・改善点を生徒と教員で話し合い、研究のあり方を検討。
評価基準の検討同授業の後半使っている評価表で研究の良さや改善点を適切に評価できるかを話し合った。
外部教員との対話同授業大阪教育大学・福井大学・敦賀高校の教員も参加・参観。独自性や評価の観点に助言。

出典:福井県立武生高等学校・SSH NEWS No.13(2026年9月14日発行)、科学技術振興機構・令和8年度SSH指定校一覧(2026年10月1日更新)。

この記録は探究文科の活動であり、理系生徒全員が受講したという意味ではありません。一方、問いの明確さ、方法の妥当性、根拠の示し方を他者と確かめる姿勢は、自然科学の研究を説明するときにも参考になります。

SSHの研究経験を、総合型・公募推薦に生かす

研究テーマの名前だけでなく、自分が考えたこと、確かめた方法、結果から分かったことを説明しましょう。

ポスターの説明を見直すときは、結論を目立たせるだけでなく、その問いに答える方法になっているかを確かめましょう。友人や教員の評価が分かれた点を検討し、図表や用語、考察を改めた経過も記録しておくと役立ちます。

グループ研究では、チーム全体の成果と、自分が担当した測定・解析・資料調査を分けておきましょう。結果が予想と違ったときに、どの条件を見直し、何を確かめ直したかも大切な説明材料になります。

志望理由書では、高校で取り組んだ問いから、大学で学びたい理論や研究方法へつなげてみてください。活動名に加え、自分が考え、試し、修正した過程を具体的に伝えることが大切です。

資格・コンテスト・探究を深める活動例

以下は、これからの学習や活動を考えるための例です。この学校の生徒が取得・受賞した実績を示すものではありません。

物理・数理

物理検定や数学・統計の学習に取り組むなら、探究で用いた式の前提や測定誤差との関係まで調べてみましょう。検定の成績と、実験や解析でその知識を使った経験を組み合わせると、学んだ内容が具体的になります。

化学・生命

化学検定・生物検定の学習を、反応の比較や身近な生物の観察へつなげる方法が考えられます。実験条件、安全への配慮、比較できるデータかどうかも記録しておきましょう。

情報・データ

情報オリンピックやデータ分析用のプログラム作りも、今後の活動候補です。処理の仕組み、動作確認、改良の理由まで説明できるようにしてみてください。ここで挙げた資格やコンテストは今後の例であり、学校の取得・受賞実績ではありません。

資格の取得や大会への参加で終わらず、学んだ知識を自分の研究や分析に使った経験まで整理することが大切です。

総合型・公募推薦を目指すための準備

志望する学部・学科の募集要項で、出願資格と評価内容を早めに確認しておきましょう。

確認したいこと準備のポイント
出願資格学科・課程、卒業年度、評定、履修科目、資格、学校長の推薦など
学力の確認数学・理科・英語、口頭試問・学力試験・共通テストの有無
研究や活動の資料問い・研究方法・結果・考察、本人の役割、提出できる資料の範囲
志望理由高校の研究で生まれた関心と、大学で学びたい授業・研究分野とのつながり
日程と入学条件出願期間、試験日、合格後の入学条件、他大学との日程

SSHでの活動だけで合否が決まるとは限りません。研究の説明と基礎学力、志望理由書・面接を合わせて準備してください。

次の3大学は、これから志望校を考えるための参考です。この学校の過去の進学先を追加しているものではありません。各大学の記事と募集要項を読み、自分の研究分野や出願条件との相性を確かめてください。

金沢大学の志望理由書例文を読むスキルパスの理系特化推薦対策

福井大学の志望理由書例文を読むスキルパスの理系特化推薦対策

京都工芸繊維大学の志望理由書例文を読むスキルパスの理系特化推薦対策

福井県立武生高等学校のSSH活動と大学進学でよくある質問

人文社会分野の評価の話は理系推薦にも関係しますか?

掲載した授業は探究文科のものです。理系推薦へ応用するなら、問い・方法・根拠をどう説明するかという点を参考にし、自分が行った実験や解析の記録を用いてください。

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
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