地盤の性質や構造物を支える仕組みを、大学で体系的に学びたい。ずい道の作業や講習で得た疑問を、土木・社会基盤への志望理由につなげてみませんか。
作業の経験に加え、地盤や構造について何を調べ、考えたかを伝えましょう。2027年度の北見工業大学、東京電機大学、工学院大学を例に、総合型選抜に向けた準備を紹介します。
ずい道等の掘削等作業主任者技能講習の学習内容
ずい道の掘削や、それに伴う作業の主任者に関する技能講習です。建災防東京支部の案内では、満18歳以降の対象作業経験3年以上で満21歳以上、または土木・建築・農業土木の学科を卒業後に対象作業経験2年以上などの条件があります。
講習の申込みでは、経験の内容と証明、対象区分の確認が必要です。技能講習の修了、作業者向けの特別教育、作業主任者への選任はそれぞれ区別しましょう。覆工作業の主任者講習とも対象が異なります。
学習経験を生かして比較したい大学
| 大学・方式 | 経験を伝える場面 | 準備したい内容 |
|---|---|---|
| 北見工業大学・総合型選抜ユニット確定枠 | 学修計画書・面接 | 地盤・社会基盤への学修計画 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 活動報告書・発表 | 構造や環境を調べた過程 |
| 工学院大学建築学部・探究成果活用型選抜 | 理数系探究の報告・発表 | 地盤・構造模型の比較と発表 |
表は講習での学びを関連分野の調査・探究へ広げる例です。修了しただけで決まる加点表ではありません。
北見工業大学は学びと専門分野をつなげる
総合型選抜ユニット確定枠は、学びたい工学分野が定まっている人を対象に、意欲・適性などを評価する方式です。先進工学科の社会基盤・環境分野を調べ、地盤や構造について深めたい内容を考えてみましょう。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。出願資格に評定の数値基準は示されていません。共通テストは課さず、数学Ⅰと物理基礎または化学基礎の確認試験、個人面接、調査書・学修計画書で選考されます。
学修計画書では、これまでの学びを入学後・卒業後にどう生かすか、関心分野、他者との協働などを記述します。合格した場合は必ず入学する意思が必要です。
出典:北見工業大学「2027年度総合型選抜学生募集要項」1〜2・4ページ
東京電機大学は活動の過程と基礎学力を確認
理工学部の総合型選抜(AO)では、探究や資格・活動経験などを評価します。建築・都市環境学系を志望するなら、地盤や構造の疑問を、大学で学ぶ必要性と結びつけて説明できます。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格によるルートでは数学・外国語が各3.3以上。工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修が必要です。
一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。建築・都市環境学系の口頭試問では数学・英語の基礎知識が問われます。理工学部は他大学と併願できます。
出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜入学者選抜要項」4・6〜9・23ページ
工学院大学は理数系探究と発表を準備
探究成果活用型選抜では、2027年3月卒業見込みであることに加え、テーマを定めた理数系探究と、学内外の発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。建築学部は普通科・理数科の全体評定3.2以上、専門学科3.5以上などの条件があります。
一次は数学・英語の基礎学力調査と探究活動書類審査、二次は発表と面接等です。他大学と併願できます。公開資料や安全な模型を使い、条件の違いを比較して結果を発表する探究が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
講習の学びを志望理由書・面接へ
例えば、公開されているトンネルの構造や地質の資料を集め、地盤条件と構造の関係を比べる調査があります。先生の指導で模型を使うなら、材料や形状などの条件を明確にして観察してください。資料で確かめられた事実と、自分が考えた理由を分けると、説明の根拠が伝わります。
「ずい道の学習→地盤や構造の調査→大学で深めたい社会基盤の技術」をつなげましょう。面接では、実務での担当と自主的な調査を分け、経験だけでは分からなかったことを大学でどう学びたいか話しましょう。
スキルパスでは、受講して学んだ内容を探究や進路に結びつけるところから、出願先の検討、志望理由書・小論文・面接まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


