青山学院大学の自己推薦は、学部・学科によって出願条件と筆記試験、面接の内容が異なります。英米文学科では英語と日本語を使うため、日本語の志望理由だけで準備を終えないことが大切です。
提出した課題や経験を、自分が調べたこと・考えたこと・大学で学びたいことに分けて説明できるよう練習しましょう。 以下の質問・回答は独自に作成した架空の練習例で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
自己推薦の学科別|筆記試験と面接の違い
5つの募集対象で選考内容が異なる
2027年度の自己推薦は、文学部の英米文学科・史学科・比較芸術学科、地球社会共生学部、コミュニティ人間科学部が対象です。いずれも第一次審査は書類審査で、合格者が第二次審査に進みます。
| 対象 | 第二次審査の筆記試験 | 面接 |
|---|---|---|
| 文学部英米文学科 | 英文を読み、英語と日本語で文章を書く小論文60分 | 英語および日本語 |
| 文学部史学科 | 歴史に関する史料または英文を選び、論述する筆記90分 | 面接 |
| 文学部比較芸術学科 | 芸術に関する基礎知識の筆記90分 | 面接 |
| 地球社会共生学部 | 小論文90分 | 面接 |
| コミュニティ人間科学部 | 小論文60分 | 面接 |
要項の面接開始時刻は、受験者一人の所要時間を示すものではありません。大学が明示していない面接時間や質問数は断定せず、提出物と志望分野に合わせて練習しましょう。
話し方の前に、学問への関心を確認
英米文学科なら、英語を学びたい理由だけでなく、英語で読んだり調べたりした経験から何に関心を持ったかを振り返ってみてください。史学科では資料の読み取りと自分の解釈、比較芸術学科では作品を見て確認したことと自分の評価を区別する練習が考えられます。
地球社会共生学部とコミュニティ人間科学部では、活動の規模だけを強調するのではなく、そこで本人が何を考え、どのような問いが残ったかを整理することが役立ちます。これは記事で提案する練習方法で、大学が同じ質問をするという意味ではありません。
学科別の出願条件と、実績の振り返り方
英語資格や評定の条件は学科ごとに確認
英米文学科の自己推薦には、英検準1級以上など、所定の英語資格・スコアと学歴条件が必要です。他の英語検定にも基準があり、方式や取得時期の条件も定められています。資格を持っているだけで、他の条件を省けるわけではありません。
史学科は、所定の卒業見込み等の条件と第一志望の条件に加え、全体の学習成績の状況4.0以上、または全体3.8以上かつ世界史探究・日本史探究のいずれか4.5以上が必要です。
比較芸術学科も所定の卒業見込み等と第一志望の条件があります。評定は全体4.0以上、または全体3.8以上・外国語4.2以上・世界史探究か日本史探究のいずれか4.2以上の3条件をすべて満たす区分です。史学科と同じ基準だと思い込まないよう確認してください。
地球社会共生は、実績と英語の条件を両方確認
地球社会共生学部には、英語資格試験の高得点、海外留学、ボランティア、スポーツ、文化・芸術、数学検定等の分野があります。国内高校等の卒業見込みを対象とするA〜F区分では、全体3.8以上のほか、分野ごとの実績と英語の条件等が必要です。海外就学経験者のG区分は別の資格条件です。
例えば実用数学技能検定の区分では準1級以上が条件ですが、それだけで出願できるわけではありません。学歴、第一志望、評定、所定の英語資格、証明資料等も要項で確認してください。
面接の練習では、資格名や大会名だけでなく、本人が取り組んだ問題、方法の工夫、活動後に生まれた疑問を振り返ってみましょう。未取得の資格や参加していない活動を実績として加える必要はありません。
コミュニティ人間科学は活動の期間と対象に注意
コミュニティ人間科学部には、職務経験に関する区分と、社会貢献活動に関する区分があります。後者では所定の学歴条件に加え、出願時点で1年以上継続した社会貢献活動歴と全体3.5以上が必要です。探究の時間、部活動、学校行事等の学校教育活動は、この社会貢献活動から除くとされています。
活動の内容と期間を示す資料や、所定の証明書類も確認しましょう。入学者選抜課題等にはAIの自動生成や他者による作成を禁じる指定があります。この記事は一般的な面接練習の参考で、提出用の文章の代作や流用を勧めるものではありません。
公募型の全国高等学校キリスト者推薦と日程
自己推薦とは対象者の条件が異なる
全国高等学校キリスト者推薦は、教会籍や学校長の推薦、評定等の条件が学部によって定められた制度です。すべての受験生が同じ条件で出願できる一般的な公募推薦ではありません。対象となる学校、受洗等の条件、第一志望の条件、履修科目や英語資格を、志望学部の要項で確認してください。
1段階選抜は教育人間科学部心理学科、経済学部、国際政治経済学部、総合文化政策学部、社会情報学部、地球社会共生学部です。筆記の小論文と面接等で選考し、国際政治経済学部では面接に英語の質疑も一部含みます。
法学部・経営学部・理工学部は2段階選抜で、第一次審査の書類審査を通過した人が、第二次審査の小論文と面接を受けます。自己推薦と同じ内容の書類や筆記試験を使うわけではありません。
信仰や活動について説明する場合も、本人の経験と考えを整理することが大切です。入試のために架空の信仰経験や奉仕活動を作る必要はありません。
2027年度の受付状況を区別
| 対象 | 受付・手続の区分 | 試験日 |
|---|---|---|
| 自己推薦の英米文学科・地球社会共生・コミュニティ人間科学 | 新規出願と第二次審査の登録は終了 | 2026年10月24日実施済み |
| 自己推薦の史学科・比較芸術学科 | 新規出願は終了。第一次審査合格者の第二次登録は11月13日13時〜16日23時59分 | 2026年11月23日 |
| 全国高等学校キリスト者推薦の1段階選抜 | Web登録10月21日〜11月4日23時59分、書類提出11月1日〜4日必着 | 2026年11月23日 |
| 全国高等学校キリスト者推薦の2段階選抜 | 第一次の期間は上記と同じ。合格者の第二次登録は11月13日13時〜16日23時59分 | 2026年11月23日 |
自己推薦の史学科・比較芸術学科の第二次登録は、今から新しく出願できる期間ではありません。第一次審査に出願し、合格した人が対象です。第二次登録と検定料の支払いも必要なので、合格確認だけで手続を終えないよう注意しましょう。
出願資格を満たすこと、提出書類を本人が作成すること、筆記と面接を準備することは、それぞれ別に確認する必要があります。 詳細は自己推薦の公式案内と2027年度の方式別募集要項で確認できます。
学科別の質問例と回答の組み立て方
次の例は本人の考えを整理するための練習用です。省略部分には事実を当てはめ、提出用の志望理由書や入学者選抜課題として流用しないでください。
質問1|英米文学科で何を学びたいですか
…(本人が実際に読んだ作品や調べたテーマ)…を通して、…(ことば・文学・文化等の疑問)…に関心を持ちました。…(読み比べたり調べたりしたこと)…から、…(気付いたこと)…があります。大学では…(学びたい内容)…について理解を深めたいです。
日本語で考えた内容を、本人が使える英語でも説明する練習をしてみましょう。難しい表現を暗記するだけでなく、理由や具体例を尋ねられたときにも説明することが大切です。
質問2|史学科で取り組みたい問いは何ですか
…(本人が調べた時代や出来事)…について、…(最初に持った疑問)…がありました。…(実際に読んだ史料・文献等)…を比較し、…(分かったこと)…と…(判断できない点)…があります。大学では資料の読み方から学び、…(研究したい問い)…を考えたいです。
資料に書かれている内容と、自分が推測した内容を区別してみてください。調べた資料や作品を、読んでいないのに読了したものとして話す必要はありません。
質問3|比較芸術学科で学びたい理由を教えてください
…(本人が鑑賞・調査した作品等)…について、…(関心を持った点)…があります。…(他の作品や資料との比較)…から、…(表現や背景についての疑問)…を持ちました。感想だけでは説明できない点を、大学で…(学びたい内容)…から考えたいです。
制作やコンクールの経験がある場合も、学科で学びたい内容とのつながりを説明しましょう。受賞名だけで関心の深さを説明しようとする必要はありません。
質問4|地球社会共生学部で深めたい社会課題は何ですか
…(本人の活動や調査)…を通して、…(社会的な課題)…に関心を持ちました。私は…(本人が実際に担った役割)…に取り組み、…(分かったこと)…を学びました。一方で…(活動だけでは解決できなかった点)…があり、大学で…(学びたい分野)…を深めたいです。
数学検定等の学習経験を使う人も、学んだことをどのような問いに生かしたいかを考えてみてください。出願資格となる実績の証明と、面接での経験の説明は分けて準備することが大切です。
質問5|コミュニティ人間科学部で学ぶ必要を感じたのはなぜですか
…(本人が継続して取り組んだ活動や職務)…で、…(地域や人との関わりについての疑問)…がありました。私は…(本人の役割と工夫)…に取り組みましたが、…(残った課題)…もあります。大学で…(学びたい内容)…を学び、経験を振り返りながら考えたいです。
相手の個人情報を詳しく明かさず、自分の行動と考えを中心に説明してください。記事の例に合わせるために、活動期間を長く書き換えたり、学校活動を対象外の社会貢献活動として扱ったりしないよう注意しましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、本人の経験を面接につなげる
読書や探究、活動の記録を読み返し、結論だけでなく、調べた過程と疑問を整理してみましょう。学科に合わせて説明する練習と、筆記試験に必要な知識・読解・記述の準備を並行して進めることが大切です。
スキルパスでは、本人の実績や学習の過程を整理し、大学の作成ルールに沿って自分の考えを説明する面接練習を支援します。 出願準備について、下のフォームからご相談ください。


