駒澤大学の自己推薦選抜には、総合評価型と特性評価型があります。総合評価型の一部学科はグループ討論、特性評価型は学科によって対面・オンラインが分かれるなど、面接・口頭試問の形式は一律ではありません。

自分の実績を説明する練習と、資料や他者の意見を踏まえて考える練習を、受験する学科・方式に合わせて進めましょう。 以下は2027年度の公式選抜要項に基づく整理です。後半の質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。

総合評価型の面接|小論文・筆記とのつながり

書類、小論文等、面接・口頭試問で評価

総合評価型は、仏教・文・経済・法・経営・医療健康科学・グローバル・メディア・スタディーズの各学部が対象です。小論文等は60分で、その後に面接・口頭試問等を行います。

ただし、国文学科は日本文学の筆記試験に小論文を含む形式、医療健康科学部は筆記試験です。医療健康科学部の出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B、物理基礎、化学基礎で、一般的な小論文だけの準備では足りません。

面接・口頭試問等は各学科等で100点ですが、書類審査の配点は50点・100点などに分かれます。合計点も学科によって異なるため、「すべて書類・小論文・面接が同じ割合」とは考えないようにしましょう。

社会学専攻と政治学科はグループ討論

文学部社会学科社会学専攻と法学部政治学科は、5〜7名1組のグループ討論形式で面接・口頭試問を行います。当日示される新聞記事や現代社会の課題等をテーマに議論する方式です。

個人面接の回答を暗記するだけでなく、話題の要点をつかみ、他者の意見を聞き、自分の意見を理由とともに述べる練習を取り入れてみましょう。司会を務めたり多く話したりすれば評価される、といった公式にない採点基準を決め付ける必要はありません。

歴史学科は小論文の解答も振り返る

文学部歴史学科では、小論文の解答内容を参考に面接・口頭試問を行います。書いた結論だけでなく、その根拠や資料の読み方を説明できるようにすることが大切です。

面接全体の所要時間や担当者数は、確認した要項にない数字を補わず、受験案内に従ってください。面接順によって待ち時間や終了時刻が異なります。

特性評価型の面接|対面・オンライン・発表の違い

第1次の書類・事前課題と、第2次の面接

特性評価型は、第1次の書類審査等に合格した人が、第2次の面接・口頭試問等を受けます。対象と形式は次のとおりです。

対象第1次の事前課題第2次の形式
仏教学部なし対面で面接・口頭試問
文学部英米文学科あり対面で面接・口頭試問
文学部歴史学科の3専攻なし対面で面接・口頭試問
文学部社会学科社会学専攻なしオンラインで発表を含む面接・口頭試問
経済学部経済学科・商学科あり対面で面接・口頭試問
グローバル・メディア・スタディーズ学部A方式なしオンラインで面接・口頭試問
グローバル・メディア・スタディーズ学部B方式なし当日の資料作成と、オンラインの発表・質疑応答

対面の会場は駒沢キャンパスです。総合評価型と特性評価型では、同じ学科でも形式が異なる場合があります。例えば社会学専攻は、総合評価型のグループ討論と、特性評価型の実績発表を分けて準備してください。

社会学専攻は実績について10分以内で発表

特性評価型の社会学専攻は、出願資格として提出した本人の実績について、PowerPointによるプレゼンテーションを含む面接・口頭試問を行います。発表は10分以内で、資料の枚数は問わないとされています。

第1次合格者は指定期日までに資料を提出します。活動の目的、本人の役割、方法、結果、残った問いを整理し、発表後に根拠を尋ねられた場合にも説明できるよう準備しましょう。

GMSのB方式は、当日90分で資料を作る

グローバル・メディア・スタディーズ学部(GMS)のA方式は資格・実績等を利用する方式です。B方式は当日に示される情報・メディアに関する社会問題等のテーマに沿って、90分で発表資料を作成します。

資料作成の試験時間内には、インターネット等を活用した情報収集が認められています。その後、10分程度のプレゼンテーション・質疑応答を行います。自分の活動紹介を事前に完成させて、そのまま発表する方式ではありません。

複数の情報を比べ、出所を確認し、事実と自分の意見を分けて短くまとめる練習が役立ちます。資料作成時の案内を、面接中にも自由に検索してよいという意味に広げないよう注意してください。

出願条件と2027年度の日程

評定・資格・活動の条件は学科別

両方式とも、日本国内の高校を2027年3月卒業見込み等、所定の条件を満たし、駒澤大学を専願とする必要があります。合格後は入学することを条件とする方式です。学校からの推薦状は不要ですが、評定や資格等の条件がないわけではありません。

総合評価型は、全体の評定基準、または全体と特定教科を組み合わせる基準が学科等で異なります。医療健康科学部には評定に加え、数学・理科の履修条件もあるため、志望先の欄を確認してください。

特性評価型では、例えば経済学科・商学科は全体3.8以上に加え、所定の資格・検定のいずれかが必要です。対象には英語資格のほか、数検準1級以上、日商簿記2級以上、ITパスポート、統計検定3級以上等があります。

GMSのA方式は全体3.2以上に加え、所定の資格または活動等の条件が必要です。B方式は全体3.2以上という評定条件で、両方式とも共通の学歴・専願等の条件も満たす必要があります。資格名だけを見て出願可能と判断しないよう注意しましょう。

試験は実施済み、合格発表は11月6日

方式出願期間試験日最終合格発表
総合評価型2026年9月21日〜30日、消印有効。ネット出願は最終日15時まで2026年10月18日2026年11月6日10時
特性評価型2026年9月7日〜11日、消印有効。ネット出願は最終日15時まで第2次2026年10月17日2026年11月6日10時

両方式とも2026年10月26日時点で、新規出願と通常の試験日程を終了しています。今から出願できる日程として案内しているものではありません。

特性評価型のオンライン受験には、機器の不具合等に備えた10月25日の予備日があり、その場合は駒沢キャンパスへ来校する案内です。また、受験票には対面・オンラインにかかわらず「駒沢キャンパス」と表示されるため、受験票の表記だけで受験方法を判断しないよう注意してください。

方式名だけでなく、志望学科の試験形式、事前課題、発表内容、受験方法まで確認することが大切です。 詳細は駒澤大学の自己推薦選抜特設サイトから2027年度選抜要項を確認できます。

質問例と回答例|実績と考えた過程を説明する

以下は独自の練習例です。省略部分には本人の経験を当てはめ、経験していない活動や取得していない資格を加えないでください。

質問1|活動や資格の学習から、何を考えましたか

…(本人の活動・資格の学習)…で、…(課題)…がありました。私は…(取り組み方を変えたこと)…を試し、…(分かったこと)…があります。大学では…(志望学科で学びたい問い)…を深めたいです。

ITパスポートや統計検定等の資格を使う場合も、合格した事実と、自分で説明できる知識を区別してみましょう。制度上の出願資格は、学科の基準で別に確認してください。

質問2|社会学の探究で、何を調べましたか

…(本人が調べた問題)…について、…(資料・調査方法)…を使いました。私は…(本人の担当)…を行い、…(結果)…を得ました。ただし…(対象や方法の限界)…もあり、次に…(確認したい点)…を考えています。

特性評価型の社会学専攻では、出願した実績と発表内容を結び付けて整理しましょう。集団の成果と、本人が貢献した部分も分けて説明してください。

質問3|資料やニュースについて、どのように考えますか

…(資料から確認できる事実)…があります。一方で…(比較条件や不足する情報)…には注意が必要です。私は…(自分の考え)…ですが、…(異なる立場からの見方)…も踏まえて検討したいです。

グループ討論では相手の発言を聞き、論点に沿って答える練習が大切です。GMSのB方式では、当日のテーマに合わせて情報を整理する練習にもつなげられます。

質問4|読書や歴史の学習で、考えが変わった経験はありますか

…(本人が読んだ作品・史資料等)…について、当初は…(考え)…を持っていました。…(他の資料との比較)…から、…(見直した点)…があります。大学では…(さらに調べたい問い)…を考えたいです。

歴史学科の総合評価型では、小論文に書いたことについて理由を説明する練習も取り入れてみましょう。作品名や資格名だけでなく、実際に何を読んだり考えたりしたかを振り返ってください。

質問5|医療や科学について、どのような学びを深めたいですか

…(本人が行った実験・学習・調査)…から、…(疑問)…を持ちました。…(実際に確認したこと)…がある一方、…(まだ理解できていないこと)…もあります。大学で…(志望分野の知識や技術)…を学びたいです。

物理検定・化学検定・生物検定等の経験がある人は、学んだ内容と本人の問いのつながりを説明してみましょう。これらは任意の話題例で、医療健康科学部の履修条件や筆記試験に代わる資格ではありません。

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
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スキルパスで、面接・討論・発表を準備する

本人の実績を整理し、説明の根拠になる資料や学習の過程を振り返ってみましょう。志望先が個人の受け答え、討論、実績発表、当日の資料作成のどれを求めるかによって、練習を分けることが大切です。

駒澤大学の志望理由書例文も確認するスキルパスの理系特化推薦対策

スキルパスでは、本人の実績や探究の過程を整理し、志望学科・方式に応じた面接・口頭試問・発表の練習を支援します。 下のフォームから出願準備についてご相談ください。

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