大正大学の面接対策は、総合型Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ期、公募制推薦の専願・併願、地域戦略人材育成入試を分けて考える必要があります。発表の時間や使える資料、筆記試験、提出する書類が異なるためです。
本人の活動を振り返り、何を学び、それを志望学科でどう深めたいかを説明することが大切です。この記事は2027年度の公式募集要項を基にしたガイドです。後半の質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、公式の過去問や合格者の回答ではありません。
総合型Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ期の面接と発表
Ⅰ期専願は学科・専攻・コースで異なる
Ⅰ期専願は、一次の書類審査250点と、二次審査250点の計500点です。一次では調査書20点、セルフポートレート30点、志望理由書100点、学科・専攻・コース別課題100点で審査します。二次の内容は志望先で異なります。
例えば仏教学科仏教文化遺産専攻は、60分の小論文と個別面接です。グリーンデジタル情報学科は20分の筆記試験と個別面接で、一次の課題について7分の発表、発表について7分の質疑、その後に学修への関心・意欲や理由を問う6分という構成です。
デジタル文化財情報学科も筆記試験と個別面接があり、一次課題の発表7分、質疑7分、その後に学修への関心等を問います。グリーンデジタル情報学科の時間指定を、他学科にそのまま当てはめないよう注意してください。
2027年度のⅠ期二次審査は10月24日に終了しています。今後の受験を考える場合も、次年度の内容が同じとは限らないため、受験する年度の学科別要項で確認しましょう。
Ⅱ期とⅢ期は発表資料にも指定
| 方式 | 募集要項で示された面接・発表 | その他の評価 |
|---|---|---|
| Ⅱ期併願 | 発表一人5分程度・100点、個別またはグループ面接一人15分程度・100点 | 調査書50点、実績報告書・自己調査書各50点 |
| Ⅲ期併願 | 発表一人5分程度・50点、個別またはグループ面接一人15分程度・50点 | 自己推薦書100点、基礎確認テスト60分・100点 |
Ⅱ期は実績報告書・自己調査書に基づき、Ⅲ期は自己推薦書に基づいて発表します。両方式とも、発表に使える資料は紙のみで、PCやプロジェクター等は使用できません。当日に資料を配付したい場合は4部持参する指定です。
Ⅲ期の基礎確認テストは、情報科学部が英語・数学、他学部が英語・国語です。数学の範囲は数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・Bと示されています。面接と発表の練習だけで筆記試験の準備を省かないようにしましょう。
公募制推薦の専願・併願の違い
専願は小論文、併願は基礎確認テスト
公募制推薦の専願は、自己調査書100点、小論文90分・100点、面接100点です。小論文は学科・専攻・コース別の問題で、800字程度の論述です。面接は個別またはグループで、一人15分程度と示されています。
公募制推薦の併願は、自己調査書100点、基礎確認テスト60分・100点、面接100点です。面接は個別またはグループで一人15分程度です。基礎確認テストは情報科学部が英語・数学、他の6学部が英語・国語という違いがあります。
いずれも面接では、本人の学習目的や意欲、能力・適性を確認します。調査書や推薦書の内容も面接時の参考になるため、本人の経験と提出書類を照らし合わせてみましょう。
評定と学校長推薦の条件
公募制推薦は、2027年3月に高校または中等教育学校を卒業見込みで、所定の時点までの全体の学習成績の状況3.0以上、出身学校長の推薦等が条件です。専願は大学を第一志望とする条件、併願は他大学との併願可能という違いがあります。
提出する自己調査書は本人が記載し、推薦書は高校に依頼する必要があります。面接の回答を整える前に、必要書類と出願資格を確認しましょう。
地域戦略人材育成入試と実績の伝え方
発表と面接を合わせて30分程度
地域戦略人材育成入試は、一次で志望理由書150点・調査書50点、二次でプレゼンテーション100点・面接100点です。発表と面接を含め一人合計30分程度と示されています。資料は紙のみで、配付する場合は4部持参し、PC等は使用できません。
志望理由書では、学校や地域での探究・プロジェクト、関連する知識や情報を学んだ方法、出願までの経緯等を整理します。二次では、大学での学び、自分の成長、地域社会への貢献、他の学生との学びへの貢献等に関する計画を説明する準備が必要です。
大学入学共通テストの所定科目の受験は、奨学金給付の必須要件です。学科ごとに必要科目が異なるため、9月9日更新の募集要項の条件を確認してください。入試の合格と、奨学金の受給条件を混同しないことが大切です。
資格や活動名だけで終わらない
実績を伝えるときは、本人の役割、用いた方法、分かったこと、残る問いまで説明してみましょう。探究や課外活動、検定学習に取り組んだ場合も、成果だけの一覧より、本人の経験が分かる説明を準備することが大切です。
情報科学分野なら、本人が実際に取得したIT資格、プログラミングや情報オリンピックへの挑戦等を、学習過程と結び付けて振り返る練習が役立ちます。歴史・文化・心理・地域等の分野でも、読書や調査、学校・地域での活動を、志望する専門分野と結び付けて考えてみましょう。
これらは実績の振り返り例であり、特定の資格を全員に必須としたり、独自に一律の加点を約束したりするものではありません。本人が行っていない活動を実績として話すことはできません。
面接・発表の質問例と回答の組み立て方
以下は公式の過去問ではなく、本人の考えを整理するための架空の練習例です。…( )…の部分には自分の事実を入れてください。方式ごとの公式の課題・試験内容と、練習用の質問は区別して使いましょう。
質問1|なぜ大正大学のその学科で学びたいのですか
…(本人の学習・活動)…から、…(関心を持った問題)…を考えるようになりました。…(実際に調べたこと)…を通して、…(さらに学びたい点)…があります。大正大学の…(確認した学科の教育内容)…で、この問いを深めたいです。
大学名を置き換えるだけでなく、本人の関心と学科の学びがどこでつながるかを確かめましょう。
質問2|これまでの活動で何を工夫しましたか
…(本人の探究・制作・課外活動)…では、私は…(自分の担当)…を行いました。…(課題)…があり、…(試した工夫)…に取り組みました。…(分かったこと)…がある一方、…(今後の課題)…も残っています。
団体の成果と本人の役割を分けて話す練習が役立ちます。提出した実績報告書や自己調査書とのつながりも確認しましょう。
質問3|課題で述べた考えの根拠は何ですか
…(本人が用いた資料・データ)…から、…(読み取った事実)…が分かりました。私は…(理由)…から、…(自分の考え)…を持っています。ただし、…(別の見方や限界)…もあり、…(追加で確かめたいこと)…を考えています。
本や資料の主張と、本人の意見を混ぜないようにしましょう。資料の内容を説明できないまま引用を増やすことも避けたいところです。
質問4|情報技術をどのような課題に使いたいですか
…(本人の学習や制作)…を通して、…(情報技術と社会の課題)…に関心を持ちました。…(実際に試したこと)…から、…(分かったこと)…と…(まだ難しいこと)…があります。大学では…(確認した学科の学び)…を深めたいです。
情報科学部を考える際の練習例です。技術名を並べるだけでなく、本人がどこまで理解し、何を学ぶ必要があるかを説明してみましょう。
質問5|大学での学びを地域や周囲にどう生かしたいですか
…(本人が関わった地域・学校の活動)…で、…(気付いた課題)…がありました。…(実際に聞いたこと・調べたこと)…を踏まえ、大学で…(深めたい問いや知識)…を学びたいです。…(他者と取り組みたいこと)…についても、相手の状況を理解しながら考えたいです。
将来の理想だけでなく、これまでの本人の行動と、これから学ぶ必要があることをつなげて説明する練習が大切です。
今後の日程とスキルパスの準備支援
| 方式 | 出願書類の期限 | Web登録の締切 | 試験日 |
|---|---|---|---|
| 総合型Ⅱ期・公募制専願 | 2026年11月10日必着 | 11月9日16時 | 11月21日 |
| 総合型Ⅲ期・公募制併願 | 2026年12月4日必着 | 12月3日16時 | 12月12日 |
| 地域戦略人材育成入試 | 2026年11月19日必着 | 11月18日16時 | 二次12月12日 |
Ⅱ期・公募制専願の出願は11月2日から、Ⅲ期・公募制併願は11月27日から、地域戦略人材育成入試は11月13日からです。地域戦略人材育成入試の二次審査は一次通過者が対象です。
Web登録と書類の必着期限は同じではありません。大正大学の公式入試案内から2027年度の方式別募集要項で、課題、持参資料、試験内容、最新の変更を確認してください。
スキルパスでは、本人の学習・活動を整理し、志望学科と方式に合わせた面接・発表・小論文の練習を支援します。出願準備の進め方は、下のフォームからご相談ください。


