大東文化大学の総合型選抜は、前期・中期・後期、各期の育成型、基礎学力テスト型で試験内容が異なります。同じ学科でも、受験する方式によって提出書類や発表の課題が変わります。

面接対策は、志望学科と受験方式を決め、その方式の課題・提出書類を説明する練習から始めましょう。この記事は2027年度の公式要項に基づくガイドです。後半の質問・回答例は架空の練習用で、公式過去問や合格者の回答ではありません。

総合型選抜の方式と面接の違い

基礎学力テスト型は面接なし

基礎学力テスト型では当日の面接を行いません。出願時に調査書・小論文・志望理由アンケートを提出し、当日は基礎学力テストを受けます。自己推薦書が必要な他の総合型選抜と混同しないようにしてください。

一方、前期・中期・後期は学科別に面接や口頭試問、発表などを組み合わせます。育成型も、プログラムを修了すれば試験当日の面接等がなくなるという制度ではありません。

中期の主な面接・口頭試問

学部・学科要項で示された内容と準備の観点
文学部日本文学科は日本文学の基礎知識を含む面接。英米文学科は一部に英語の質問。教育学科は小論文と口頭試問。書道学科は方式別の実技等と面接
経済学部社会経済学科・現代経済学科とも小論文と面接。書いた意見の根拠を振り返る練習が役立つ
外国語学部中国語・日本語学科は小論文と面接。英語学科は英語を含む口頭試問で、英語の基礎知識も問う
法学部法律学科は自己推薦書・課題論文・所定プログラム等に関する口頭試問。政治学科は探究成果の発表と面接
国際関係学部グループディスカッションとレポートに加え、10分程度の口頭試問
経営学部小論文と口頭試問。一般常識・時事問題・経営全般に関する事柄も問う
スポーツ・健康科学部スポーツ科学科・健康科学科・看護学科で小論文と面接。スポーツ科学科は入学後の学びや小論文の内容等も問う
社会学部社会学科は本人による調査結果の発表と面接。後期とは課題・使用機器が異なる

これは中期の概要です。中国文学科の方式別の試験、歴史文化学科の小論文、各学科の評定・資格・学歴条件など、表だけでは出願の可否を判断できません。正式な学科別の欄と必要書類を確認してください。

政治学科・社会学科の発表対策

政治学科は高校の探究成果を説明

中期の政治学科は、高校の探究授業の成果について7分程度の発表を行い、同じ会場でその内容を中心に面接を受けます。共同探究ではグループ全体の成果と本人の役割・貢献を分けて説明する必要があります。

紙媒体かPCかを出願時に申告し、PCの場合は本人の機器か大学の機器かも明記します。どちらの方法でも、所定の発表資料を印刷して当日1部提出します。学内LANは使用できません。

社会学科の中期は調査結果の発表

社会学科の中期は、家庭・地域・学校など身の周りの問題について、本人が聞き取りやアンケート調査を行い、その結果と考察を7分以内で発表します。結果を踏まえた改善案や、新しい社会のあり方の提言も求められています。

資料の作成にPCソフトを使うことはできますが、発表当日のPC利用はできません。質問の作り方、誰に尋ねたか、結果からどこまで分かるかも振り返っておきましょう。

後期は動画を使う別の課題

社会学科の後期は、身近な出来事や問題について本人が撮影・取材し、7分以内の発表動画としてまとめます。作品の紹介後に面接を行います。動画は試験会場のPCで再生するため、USBメモリで持参する指定です。

中期の紙を中心とした発表と、後期の動画を使う発表を同じ課題として準備することはできません。受験する期の課題・時間・使用機器に合わせた準備が必要です。

育成型・活動実績の説明

プログラムで学んだ過程を振り返る

2027年度は、所定の課題探究プログラムやKOUDAIBridgeプログラムを活用する育成型が設けられています。対象学科や利用できるプログラム、修了の期限は方式ごとに確認が必要です。

例えば中期育成型の法律学科には、所定の英語4技能のCEFR A2以上等の条件があり、60分の小論文と口頭試問があります。口頭試問では提出書類や小論文、プログラムの内容等を問います。通常の中期と育成型では、提出する書類も同じではありません。

英米文学科A方式、中国語学科A方式、英語学科には、高校での課題探究をまとめたレポートを利用できる規定もあります。全学科に共通する制度ではないため、自分の方式の条件を確かめましょう。

資格名と活動の中身を区別

政治学科の中期は、ニュース検定・漢字検定など各種資格を考慮することがあると示されています。ただし、どの資格でも一律に加点されるという意味ではありません。

本人に統計検定、ITパスポート等の学習経験があるなら、調査や資料の読み取りにどう生かしたかを説明する練習が役立ちます。未取得の資格を実績にしたり、学科が定めていない資格を出願条件として書いたりすることはできません。

面接・口頭試問の質問例と回答の組み立て方

以下は独自に作成した架空の練習例です。大学が出題を予告した質問ではありません。…( )…には本人の事実を入れ、実際に経験していない活動や取材結果を作らないでください。

質問1|なぜその学科で学びたいのですか

…(本人の読書・学習・活動)…を通して、…(関心のある問題)…を考えるようになりました。…(実際に調べたこと)…から、…(まだ理解できていない点)…があると感じています。大東文化大学の…(確認した学科の教育内容)…で、この問いを深めたいです。

文学・語学・経済・健康など、志望分野に合う本人の経験を振り返る練習です。学科名を差し替えるだけの志望理由にしないことが大切です。

質問2|探究で本人は何を担当しましたか

…(本人が参加した探究)…で、私は…(実際の担当)…を受け持ちました。…(困った点)…に対して…(本人が試した方法)…を提案し、…(結果)…を確認しました。グループ全体の成果は…(成果)…ですが、自分が直接取り組んだ範囲は…(担当範囲)…です。

政治学科の発表や育成型のレポートを振り返る際にも役立つ練習例です。共同作業の成果を一人の実績として説明しないでください。

質問3|その調査結果から何が分かりますか

…(本人が調べた問題)…について、…(実際の調査方法・対象)…で調べました。…(得られた結果)…を踏まえ、…(自分の考察)…と考えました。ただし、…(対象や方法の限界)…があるため、…(さらに確かめたい点)…はまだ結論を出せません。

社会学科等を想定した練習です。少人数の調査を社会全体の結果のように扱わず、確認できた範囲を説明しましょう。

質問4|小論文やプログラムで考えたことは何ですか

…(本人が読んだ資料・取り組んだ課題)…では、…(事実や論点)…を学びました。私は…(自分の主張)…と考え、…(根拠)…を挙げました。一方で、…(別の立場・残る課題)…もあり、…(追加で学びたいこと)…を確かめたいです。

法律・経営・経済・看護など、実際の方式の課題に合わせて振り返る練習です。資料にある主張と本人の意見を分けて説明してください。

質問5|入学後に何を学ぶ必要がありますか

…(本人が続けてきた学習)…で、…(できるようになったこと)…があります。ただ、…(不足している知識や技能)…も分かりました。大学では…(確認した授業・専門分野)…を学び、…(本人が考える次の課題)…に取り組みたいです。

語学系の方式では、要項にある英語等の質疑にも備えてください。将来の希望だけでなく、これまでの行動とこれから必要な学びをつなげる練習が大切です。

今後の日程とスキルパスの準備支援

方式2026年の出願期間試験日
中期・中期育成型10月26日〜11月12日・消印有効11月22日
後期・後期育成型11月24日〜12月7日・消印有効12月13日
基礎学力テスト型11月24日〜12月7日・書類は12月8日必着12月13日・面接なし

前期の試験は10月18日に終了しています。同日実施の他方式との学内併願には制限があるため、面接を受ける方式と、必要な書類・修了証を先に確認しましょう。

大東文化大学の公式入試案内から、2027年度の最新要項と訂正・追加のお知らせを確認してください。面接時間や試験官の人数が示されていない方式について、他大学の例をそのまま当てはめないことも大切です。

大東文化大学の志望理由書例文も確認するスキルパスの理系特化推薦対策

スキルパスでは、本人の学習・探究・活動を整理し、学科と方式に合わせた面接・口頭試問・発表の練習を支援します。準備の進め方は、下のフォームからご相談ください。

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