東京歯科大学歯学部の年内入試を調べる際は、短期大学の総合型選抜と混同しないことが大切です。2027年度の歯学部では、学校推薦型選抜〈一般公募制〉に小テスト・小論文・面接があります。この記事は、その一般公募制の面接対策を扱います。
歯科医師を目指す理由と、東京歯科大学で学びたい理由を、本人の経験や学習に結び付けて説明する練習が大切です。以下は2027年度の公式要項に基づくガイドです。後半の回答例は架空の練習用で、公式過去問や合格者の回答ではありません。
一般公募推薦の面接と選考方法
志望動機・勉学意欲等を確認
公式要項では、面接委員が志望動機や勉学意欲等を質問し、アドミッション・ポリシーとの適合性を総合的に評価すると示されています。
| 項目 | 2027年度の公式要項で示された内容 |
|---|---|
| 書類 | 高校長が作成する推薦書と調査書等 |
| 小テスト | 英語、数学、理科。理科は物理・化学・生物から1科目 |
| 小論文 | 提示資料を理解・分析し、論理的に考えて文章で表す力や基礎知識等を評価 |
| 面接 | 志望動機、勉学意欲等について質問し、大学の受入れ方針との適合性を評価 |
書類と当日の試験によって総合的に判定されます。話す練習だけで、小テストや小論文の準備を省くことはできません。
出願条件と面接の詳細
一般公募制は、2026年3月の高校卒業者または2027年3月の高校卒業見込み者が対象で、高校長の推薦等が必要です。評定基準や1校からの推薦人数の制限はないと案内されています。入学を許可された場合の入学確約も出願条件です。
一方、参照した要項には、受験生一人当たりの面接時間や質問数、面接委員の人数までは記載されていません。独自練習の時間や質問例を、大学公式の指定として扱わないでください。
志望理由と大学の教育内容を結び付ける
歯科医療への関心を具体的に
志望理由を考える際は、「歯科医師になりたい」という将来像だけで終わらず、なぜ口腔の健康や歯科医療に関心を持ったかを振り返ってみましょう。
本人の学習、読書、探究、進路について調べた経験等から、何を知り、どのような疑問が生まれたかを整理できます。医療機関の見学経験がなければ、あるように作る必要はありません。家族や知人の経験を話す場合も、個人の病歴等を不必要に詳しく紹介しないでください。
求める人物像を行動と照らして考える
東京歯科大学の受入れ方針には、医療人としての倫理観や人間性、歯科医学を学ぶ基礎学力、口腔の健康管理を通じた社会貢献への意欲、広い観点から考える姿勢、他者との協調等が示されています。
理念の言葉を覚えるだけでなく、本人が協力して取り組んだ経験や、意見の違う相手の話を聞いた場面を振り返ってみましょう。
大学の教育課程では、コミュニケーション教育、問題基盤型学修、卒業論文研究等が示されています。教育内容を挙げる際は、その中で何を身に付けたいのかまで説明すると、志望理由が具体的になります。
学習・探究・資格の経験を伝える
実績名より本人の学びを説明
物理・化学・生物の検定、統計検定等に取り組んだ経験が本人にある場合は、学んだ内容と、その後の調査や学習にどう生かしたかを整理できます。
たとえば健康に関する探究なら、資料の出典、調べた対象、本人が分析した範囲、分からなかった点を分けて説明してみましょう。高校生の調査から治療効果等を断定するのではなく、分かったことの限界も示すことが大切です。
これらの検定やコンテストを、一般公募制の必須資格や一律加点として紹介することはできません。取得予定の資格と、既に取得した実績も区別してください。
小論文にも共通する根拠の整理
小論文は資料の理解・分析や論理的な表現等を評価する試験です。日頃から、資料に書かれた事実と、自分が考えた意見を分ける練習が役立ちます。
面接でも、結論を話した後に「なぜそう考えたか」「どの経験や資料を根拠にしたか」を説明してみましょう。分からないことに質問された場合は、知っていることと分からないことを区別して答える練習も必要です。
経験や資格を大きく見せるより、本人が何を学び、どう考えたかを、根拠とともに説明できることが重要です。
面接の質問例と回答の組み立て方
以下は独自に作成した架空の練習例です。大学の出題予告ではありません。…( )…に本人の事実を入れ、他人の実績や経験していない活動を自分のものとして説明しないでください。
質問1|なぜ歯科医師を目指しますか
…(本人が関心を持った経験)…から、口腔の健康と…(関心のある生活・健康の課題)…について考えるようになりました。…(実際に調べたこと)…で、…(新たに知ったこと)…がありました。歯科医学を体系的に学び、…(目指す方向)…に関わりたいです。
きっかけと、その後に本人が調べたり行動したりしたことをつなげる練習です。
質問2|なぜ東京歯科大学を志望しますか
東京歯科大学の…(確認した教育内容)…に関心があります。私は…(本人の学習や活動)…を通じて、…(身に付ける必要を感じた力)…があると考えました。入学後は…(具体的に学びたいこと)…を深めたいです。
大学の特徴を並べるだけで終わらず、本人がそこで学びたい理由を説明してみましょう。
質問3|高校生活でどのようなことに取り組みましたか
…(本人の活動)…で、私は…(実際の役割)…を担いました。…(困ったこと)…に対して、…(実際に工夫したこと)…を試しました。…(確認できた変化)…があり、…(その経験から考えたこと)…を学びました。
活動の規模や肩書だけでなく、本人の行動を具体的に伝える練習です。
質問4|意見が異なる人とどう協力しましたか
…(本人が経験した場面)…で、私は…(自分の考え)…を持っていました。相手に…(実際に確認したこと)…を聞くと、…(気付いた事情や考え方)…がありました。その後、…(話し合いや行動を変えた点)…を工夫しました。
相手を説得したという結末だけでなく、相手から何を学んだかも振り返ってみましょう。
質問5|探究や資格学習で何を学びましたか
…(本人が実際に取り組んだ学習・探究)…では、…(学んだ知識や方法)…を使いました。…(具体的に確かめたこと)…が分かりましたが、…(未検証の点や限界)…もあります。大学では…(さらに学びたいこと)…への理解を深めたいです。
医学的な専門知識を誇張するための例ではありません。本人が分かっている範囲を正確に説明する練習です。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
出願日程とスキルパスの準備支援
2027年度の一般公募制は、2026年11月4〜12日が出願期間です。インターネットで手続きしたうえで、必要書類を期間内必着で郵送します。登録だけで出願が完了するわけではありません。
試験は11月22日、水道橋校舎本館です。要項の予定時間割では、英語・数学・理科・小論文の後、14時50分から面接となっています。これは面接全体の開始時刻で、受験生一人の面接時間ではありません。時間割は変更の可能性もあります。
合否通知発送日は12月2日、入学手続期間は12月3〜10日正午です。最新の条件、出題範囲、当日の案内は、東京歯科大学の公式入試案内・2027年度要項で確認してください。大学の教育方針も、志望理由を考える際に確認しましょう。
スキルパスでは、本人の学習・探究・活動を整理し、志望理由の説明と、質問に根拠を持って答える面接練習を支援します。準備の進め方は、下のフォームからご相談ください。


