東京音楽大学の総合型選抜では、専攻・コースにより面接や口述試問の内容が異なります。演奏への取り組みを説明する面接もあれば、当日に書いた論文について答える口述試問や、英語を用いる面接もあります。

演奏・制作の経験と、専攻で学びたい内容を結び付け、自分の言葉で説明する準備が大切です。この記事は2027年度公式募集要項に基づくガイドです。後半の回答例は架空の独自練習で、公式過去問や合格者の回答ではありません。

専攻・コース別の面接と口述試問

専攻・コース公式要項にある主な内容
声楽・器楽の各専攻専攻実技等に加え面接。試験科目と課題は専攻・楽器・コース別に確認
作曲〈芸術音楽コース〉10分程度の面接。作曲を志した動機や提出した楽曲の内容等
作曲〈ミュージック・メディアコース〉面接とプレゼンテーション。ピアノ演奏、伴奏付けの実演、自作曲の評価等を含む
指揮専攻実技や小論文等と口述試問
音楽文化教育英語の事前課題、当日の論文課題、口述試問、選択する実技
ミュージック・リベラルアーツ英語、または英語と日本語による面接。音楽の基礎知識を問う質問を含む
吹奏楽アカデミー面接・口述試問と専攻実技。口述試問には吹奏楽の専門知識や楽典の確認がある
ミュージックビジネス・テクノロジー90分の論文課題と、志望動機・将来像・作成した論文の内容等に関する口述試問

この表は面接等の要約です。楽典・聴音・新曲視唱・副科等も含め、必要な試験科目は要項の専攻別の表と課題を確認してください。表の「10分」は芸術音楽コースの面接であり、全専攻共通の時間ではありません。

総合型は実技と書類も含む選考

選考は面接だけで決まるものではありません。各専攻の試験科目の成績と出願書類を、入学者受入方針に基づいて評価します。専攻の特性によって実技等を重視する場合もあります。

ミュージック・リベラルアーツ専攻には、英語資格等の出願要件があります。志望理由を英語で話す練習と、正式な資格条件の確認は分けて進めてください。

演奏・制作について説明する準備

練習で何を変えたかを振り返る

演奏歴やコンクール名を並べるだけでなく、本人が難しいと感じた点、先生の助言をどう受け止めたか、練習をどう変えたかを整理してみましょう。

例えば、…(実際に取り組んだ曲)…で、…(音色・フレーズ・リズム等の課題)…を感じ、…(自分が試した練習)…によって、…(確かめた変化)…があった、という順序で振り返る練習が考えられます。

受賞や検定等を挙げる場合も、実際に得た成績と本人の経験に基づいてください。受賞していない賞を加えたり、全専攻共通の必須実績だと考えたりすることはできません。

作曲は本人の担当と意図を分けて話す

芸術音楽コースでは、提出した楽曲の内容も面接の対象です。作品の発想、使った素材、構成、推敲した点を説明してみましょう。指導を受けた部分と、本人が考えて制作した部分も区別してください。

ミュージック・メディアコースでは、自作曲のデモ音源や楽譜等を持参する指定があります。楽器演奏や映像を用いたアピールにも、形式・持参物の条件があります。希望すれば何でもその場で使えるわけではないため、要項の注記を確認してください。

作品や演奏の結果だけでなく、考えた意図と試行錯誤を、本人の事実に基づいて説明しましょう。

論文・英語・専門知識への応答を練習する

音楽文化教育とビジネス・テクノロジー

音楽文化教育専攻は、当日90分で1200〜1600字程度の論文を作成し、口述試問で志望動機・将来の希望とともに、その内容を問われます。英語の事前課題や実技も必要です。

ミュージックビジネス・テクノロジー専攻も、当日90分で1200〜1600字程度の論文課題と口述試問があります。論文で述べた考えを、根拠や別の見方とともに説明する練習が考えられます。

論文の90分を、口述試問の時間だと考えないでください。参照要項には、これらの口述試問の一律の分数までは示されていません。

リベラルアーツと吹奏楽アカデミー

ミュージック・リベラルアーツの面接は、英語のみ、または英語と日本語で行い、当日に本人の希望を確認します。志望理由に加え、自分が関心を持つ音楽や学習経験を英語でも説明してみましょう。決まった文章の暗記だけでなく、質問の意味を聞き取って答える練習も大切です。

吹奏楽アカデミーの口述試問は、面接の応答に即して専門知識を問う内容で、楽典の簡単な出題もあります。合奏での役割や練習経験を振り返るとともに、基礎知識を確認してください。

面接・口述試問の質問例と回答の組み立て方

以下は独自に作成した架空の練習例です。大学の出題予告ではありません。…( )…には本人の事実を入れてください。

質問1|なぜ東京音楽大学のこの専攻で学びたいのですか

…(音楽への関心が深まった経験)…から、…(実際に取り組んできたこと)…を続けてきました。その過程で、…(さらに学びたい課題)…を感じています。東京音楽大学の…(確認した専攻の教育内容)…で、…(具体的な学び)…を深めたいです。

大学の印象だけでなく、本人の経験と専攻の学びを結び付ける練習です。

質問2|練習や制作で、どのような工夫をしましたか

…(実際の曲・作品・活動)…では、…(最初に難しかった点)…がありました。…(助言や自分の気付き)…を受けて、…(変えた練習・制作方法)…を試しました。…(確認できた変化)…がある一方で、…(残った課題)…もあります。

成果だけでなく、本人の行動と学びを説明する独自練習です。

質問3|自作曲では何を表現しようとしましたか

…(作品の発想)…を出発点に、…(音や構成の工夫)…を考えました。…(自分で制作した部分)…を担当し、…(指導や共同作業で助けてもらった部分)…があります。今後は…(改善したい点)…を学びたいです。

作曲系を想定した独自練習です。制作していない作品を自作曲として紹介することはできません。

質問4|論文でその結論を述べた理由は何ですか

…(論文の問い)…に対して、私は…(自分の考え)…と捉えました。理由は…(論文で用いた根拠)…です。一方、…(別の見方)…も考えられ、…(さらに確認したい点)…が残っています。

論文課題に続く口述試問を想定した独自練習です。実際に出題されるテーマや正答を示したものではありません。

質問5|合奏や共同制作で、自分は何を担当しましたか

…(実際の活動)…で、私は…(自分の役割)…を担当しました。…(意見や演奏が合わなかった場面)…では、…(相手に確認したこと)…を踏まえ、…(自分が変えたこと)…を工夫しました。

周囲と学んだ経験を、本人の事実に基づいて説明する練習です。

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
    合格へ

コースと合格実績をトップページで見る

日程とスキルパスの準備支援

春学期入学の日程①・②の出願は終了しています。日程①の試験は2026年10月2〜4日に行われ、日程②は11月29日です。一部は11月28日に実施される場合があります。

秋学期入学は、ミュージック・リベラルアーツ専攻のみが対象です。春学期入学の追加募集だと思い込まないでください。

区分出願・試験の主な日程
秋学期入学・A日程出願2027年1月6〜18日、消印有効。試験期間2月16〜20日
秋学期入学・B日程出願2027年2月27日〜3月5日、消印有効。試験期間3月16・17日

実際の受験日、対象課題、試験会場の詳細は、要項と大学からの通知を確認してください。最新の課題・持参物・出願条件は、東京音楽大学の入試案内と、同ページ掲載の総合型選抜要項で確認できます。

東京音楽大学の志望理由書例文も確認するスキルパスの理系特化推薦対策

スキルパスでは、本人の活動を整理し、志望理由や経験を自分の言葉で説明する面接・書類対策を支援します。専門の実技指導とは区別し、相談したい内容を下のフォームからお知らせください。

    合格を実現するスキルパスによる受験相談はこちら


    「第一志望合格率8割」を3年連続実現中

    合格を実現するスキルパスによる受験相談はこちら

    メールアドレス 必須

    相談者お名前 必須

    相談者の属性 必須

    現在の学年 必須

    電話番号 必須

    希望日程、曜日など 必須


    こちらで希望をお伺いの上、日程は担当者と調整後確定します。複数の日程を2,3日の余裕をもってご記入ください。土日・祝日も対応可能です。(10:00〜23:00まで対応可能です)

    所属高校・中学

    志望大学、ご要望、特に知りたいことなど

    当塾を何で知りましたか? 必須

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です