CADで正確な図面を描いた経験を、大学の建築・住環境の学びにつなげてみませんか。建築CAD検定は、資格の級に加え、図面を読み取り、修正した過程も説明しやすい検定です。
資格の学習を調査・制作に使い、考えた過程を総合型選抜で伝えましょう。2027年度の室蘭工業大学、東京電機大学、工学院大学を例に、準備の進め方を紹介します。
建築CAD検定の学習を進学に生かす
全国建築CAD連盟が実施する、建築用図面をCADで描く技能を測る試験です。准1級・2級・准2級・3級・4級があり、4級は高校の団体受験に限られます。一般受験には受験資格の規定がありません。
3級では与えられた建築図面を正しくトレースする技能、2級では参考図を読み取り、平面詳細図や立面図などを作成する技能が問われます。取得した級と、どのような図面を描けるかを一緒に伝えましょう。
学習・活動を伝えられる大学と方式
| 大学・方式 | 学習経験を説明する場面 | 準備したい内容 |
|---|---|---|
| 室蘭工業大学理工学部・総合型選抜Ⅱ | 課題研究の発表・自己推薦書 | 図面の読取り・制作と課題研究 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 活動報告書・発表・面接 | 建築の学習・制作の過程 |
| 工学院大学建築学部・探究成果活用型選抜 | 探究報告書・発表 | 実測や寸法の比較を伴う探究 |
この表は、関連分野の学習・活動を説明する方式の例です。資格名だけで決まる加点表ではありません。
室蘭工業大学は課題研究の内容を発表
理工学部の総合型選抜Ⅱでは、課題研究のプレゼンテーションを含む面接があります。図面から建物の形や寸法を考えた経験は、創造工学科の建築分野への関心を説明する材料になります。
2027年3月卒業見込みなどの人で、全体評定3.5以上の条件を満たす必要があります。指定数学科目7単位以上、地学系を除く指定理科科目5単位以上と、課題研究・理数探究・総合的な探究の時間のいずれかの履修が必要です。総合的な探究の時間は、主体的・協働的な観察、実験、実習、調査・研究等を含むものが対象です。
選考は数学100点、面接・自己推薦書200点、調査書加点20点。共通テストは課さず、合格後は必ず入学する確約が必要です。
出典:室蘭工業大学「2027年度総合型選抜学生募集要項」9・11〜12ページ
東京電機大学は活動の過程を説明
理工学部の総合型選抜(AO)は、探究の問い・分析・考察や、資格・活動経験などを評価する方式です。建築・都市環境学系を志望するなら、学習から生まれた疑問と、自分なりに調べた内容を整理してください。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格によるルートでは数学・外国語が各3.3以上。工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修が必要です。
一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。理工学部は他大学と併願できます。
出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜入学者選抜要項」4・6〜9・23ページ
工学院大学は理数系探究と発表を準備
探究成果活用型選抜では、2027年3月卒業見込みであることに加え、テーマを定めた理数系探究と、学内外の発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。建築学部では普通科・理数科の全体評定3.2以上、専門学科3.5以上などの条件があります。
一次は数学・英語の基礎学力調査と探究活動書類審査、二次は発表と面接等です。他大学と併願できます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
志望理由書と面接につながる活動例
例えば、学校の許可を得て教室や展示空間を実測し、CADで図面を作成したうえで、家具配置の改善案を比較する活動が考えられます。寸法をどこで測り、どの図面に反映したかを記録してください。試験の練習図面と、自分が条件を考えた提案図は分けて整理すると伝わりやすくなります。
「作図の技能→空間の調査・改善案→大学で学びたい建築」をつなげることが大切です。共同活動では自分の担当も明確にしましょう。
面接では、線を描く操作だけでなく「この寸法にした理由」「別の配置と比較した結果」まで話せると、学習の内容が伝わります。共同制作なら、自分が担当した図面や検討部分を具体的に示しましょう。
スキルパスでは、資格・評定・履修科目から出願先を一緒に考え、実績づくりから志望理由書・小論文・面接まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


