情報処理技能検定で学ぶ表計算やデータベースは、情報を整理し、結果を確かめるための技能です。総合型選抜では、資格の学習を、自分でデータを集計・分析した経験と合わせて伝えましょう。
計算できた結果だけでなく、集計の方法と確かめ方を説明できる活動にしましょう。2027年度の大学入試の公式資料から、国立1大学と理工系私立2大学の方式を紹介します。
表計算とデータベースの区分
日本情報処理検定協会の情報処理技能検定には、表計算とデータベースの区分があります。全商の情報処理検定やIPAの情報処理技術者試験とは別の試験です。
表計算は4級から1級までに準2級・準1級を含み、初段も設けられています。データベースは4級、3級、2級、1級です。区分により級の構成が異なるため、合格証明の正式な区分と級を記載しましょう。どちらも、処理条件に沿った答案を採点し、100点満点中80点以上が合格基準です。
表計算の関数やグラフ、データベースの抽出・集計を、自分の問いに使ってみましょう。
データ処理の経験を伝える3大学
| 大学・方式 | 経験を伝える資料・選考 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 電気通信大学・総合型選抜Ⅰ類 | 活動レポート・3分動画、数学・情報のCBT | 現役等の卒業時期条件、合格時の入学確約 |
| 東京電機大学・工学部とんがりAO | とんがり報告書、制作・学習経験の発表 | 数学・外国語とも3.3以上、履修・活動要件 |
| 日本工業大学・活動アピール型 | 資格取得報告、製作物や写真を使う面接 | 大学入学資格、他大学との併願可 |
これらは、情報処理技能検定(日本情報処理検定協会)の合格による固定加点を示した方式ではありません。学んだ内容を制作や探究に生かし、その過程を伝える方法です。
電気通信大学のⅠ類・情報系
2027年度の総合型選抜Ⅰ類では、プログラミング、デジタルものづくり、データ分析などの活動を特別活動レポートにまとめます。3分以内の活動PR動画も必要で、原則としてプログラムや作品の実演を含めます。自分で選んだ問いに対して、データを整え、集計方法を決め、結果を確かめた内容をまとめる準備が考えられます。
対象は日本の高校等を2027年3月卒業見込みの人などで、2026年度途中・学期区分で卒業が認められた人も含みます。数値評定基準はなく、数学Ⅲ・物理・化学を卒業までに履修することが望まれています。
第1次は書類と数学・情報のCBT、第2次は活動の発表と面接・口頭試問です。共通テストは課しません。合格した場合は必ず入学する確約が必要です。
出典:電気通信大学「2027年度総合型選抜募集要項」5~9ページ
東京電機大学のとんがりAO
工学部の2027年度とんがりAOは、高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象です。高校からの出願では、数学と外国語の学習成績の状況がともに3.3以上必要です。工業科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修中・履修済みが条件で、普通科等は履修科目が異なります。
所定の「とんがり要件」または類似の経験・技能を持つことも必要です。とんがり報告書に、資格証明や写真等を任意で添付できます。第1次は書類、第2次は発表と個別面接で、数学Ⅰ・Ⅱの口頭試問を含みます。
他大学との併願は認められていますが、第一志望とし、合格時には東京電機大学へ入学することが前提です。自分で考えて制作・検証した経験を、大学で学びたい情報技術へつなげましょう。
出典:東京電機大学「2027年度 AO・とんがりAO要項」15~17・24ページ
日本工業大学の活動アピール型
大学入学資格を持つ高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象で、出願の評定数値基準はありません。活動状況・資格取得報告書や資格証明の写しを提出し、書類と面接で選考します。他大学との併願も可能です。
面接では製作物や写真等を使う説明もできます。何を目的に制作し、どのように改善したかを整理すると、情報技術やものづくりへの関心も具体的になります。
集計条件を変え、結果の違いを確かめる
今後の活動例として、自治体が公開する気象や交通のデータを使い、月別の変化を調べる方法があります。空欄や重複、単位の違いを確認し、表計算で集計した結果と、データベースの検索・集計結果を照合します。
元データの出典、整形した内容、使った関数や抽出条件、結果の図を残しましょう。集計範囲を変えたときに結論がどう変わるかを考えると、数字の読み方も深められます。志望理由書では、操作の習得からデータの扱い方へ関心が広がった過程を書き、大学でデータサイエンスや情報システムを学ぶ理由へつなげます。
大学別の志望理由書例文
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスでデータ処理の実績を大学進学へ
資格の学習からデータ分析、志望理由書・面接まで一緒に準備しましょう。スキルパスは評定や履修科目、学習・制作の経験に合わせ、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


