九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)は、高校生等が大学の講義で学び、研究室での個別研究へ進むプログラムです。2027年度の次世代研究者発掘入試には、QFC-SPの修了が実績要件の一つとして明記されています。
QFC-SPの学びと修了成果に資格を組み合わせ、九州大学を含む理系推薦を目指しましょう。修了した段階と、自分が研究で身につけた力を、募集要項の条件や評価資料に結びつけることが大切です。
2026年度の対象と応募選考
対象は高校、中等教育学校の後期課程、高専1〜3年次等に在学し、プログラムを受講できる人です。2026年度は4月20日〜5月18日に募集されました。今後の参加を考える人は、次の年度の案内を確認してください。
応募ではプレセミナーを視聴し、必要事項と志望動機をエントリーフォームから提出します。選考は志望動機と筆記試験の結果によります。筆記はオンラインで、講義を聞いた後に内容等に関する試験を受ける形式です。
科学への関心を具体化するとともに、講義を理解して考えを説明する練習を始めましょう。2026年度はカメラ付きのパソコン等と事前接続テストも必要でした。
プライマリーで学び、リサーチで個別研究へ
QFCプライマリーは約3か月の基礎段階です。材料、エネルギー、情報・機械学習、生命科学など8コースがあり、興味のある分野で講義と課題に取り組みます。
2026年度の修了には、所定の期限までに8つ以上の課題レポートを提出し、8つ以上に合格することが必要です。そのうち7つ以上は所属コースのレポートでなければなりません。所属外の講義も学べますが、修了に数えられる範囲は確認しておきましょう。
その後は選抜を経てQFCリサーチへ進み、約11か月、九州大学の研究室で個別研究に取り組みます。成果をまとめ、学会発表や論文執筆等を目指すほか、最後には研究成果公聴会で発表する仕組みです。
修了証に加え、課題をどう理解し、どんな方法で研究し、何を考えたかを記録しましょう。参加学年と修了時期を、自分の受験年度に合わせて計画することも大切です。
出典:QFC-SP「プログラム」・2026年度募集・修了要件
QFC-SPを生かして目指す大学・方式
| 大学・2027年度の方式 | QFC-SP等の扱い | 主な準備 |
|---|---|---|
| 九州大学農学部・次世代研究者発掘入試Ⅰ | リサーチ修了・修了見込みが実績要件の一つ | 研究計画、志望理由、発表、口頭試問 |
| 九州大学電気情報工学科・次世代研究者発掘入試Ⅱ | プライマリー修了が実績要件の一つ | 共通テスト、研究計画、面接・実技、発表 |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | データ分析等の本人の活動を評価資料へ | レポート、動画、CBT、面接 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 課題設定と研究・考察を説明 | 評定・履修、活動報告、事前課題、発表 |
次世代研究者発掘入試Ⅰはリサーチ修了等を確認
九州大学農学部の2027年度要項10ページは、顕著な活動実績の一つにQFC-SPの「リサーチコース修了者」を挙げ、修了見込みも認めています。
高校等を2025年4月〜2027年3月に卒業・卒業見込みの人などが対象です。農学部の対象コース・分野を第1志望とし、大学・学部の求める人物像に合うことが必要です。次世代博士人材育成コースで学んで博士課程へ進学する強い志と、合格時の入学確約も求められます。
共通テストは課しません。一次は調査書、活動歴報告書・研究計画書、志望理由書の評価。二次は研究実績に基づく10分の発表と20分の口頭試問です。研究の経過と将来深めたい課題を、根拠をもとに説明する準備が役立ちます。
出典:九州大学2027年度次世代研究者発掘入試Ⅰ要項10〜12ページ
入試Ⅱにはプライマリー修了を使うルートも
電気情報工学科の2027年度次世代研究者発掘入試Ⅱは、プライマリー修了を実績要件の一つとしています。高校等を2021年4月以降に卒業、または2027年3月までに卒業見込みの人などが対象で、同学科を第1志望とすることが必要です。
博士課程へ進学する強い志と、指定の共通テスト6教科8科目の受験も求められます。書類選考後は面接・実技、研究実績の発表・口頭試問等を行い、共通テストや活動資料と合わせて評価します。
Ⅰのリサーチ修了とⅡのプライマリー修了を区別し、自分の実績と条件に合う方式を選びましょう。2027年度の例を参考に、実際の受験年度の要項で確認してください。
他大学にも研究の方法と考察を伝える
電気通信大学Ⅰ類は、分析等の活動をレポートと3分以内の動画で示します。2027年3月に日本の高校等を卒業見込みの人などが対象で、合格時の入学確約が必要です。数学Ⅲ・物理・化学の履修が望まれ、数学・情報CBT等と発表・面接・口頭試問があります。
東京電機大学理工学部は高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格ルートでは数学・外国語各3.3以上と学科区分別の履修条件があり、活動報告・事前課題、発表・個別面接を準備します。理工学部は他大学と併願できます。
出典:電気通信大学2027年度要項5〜8ページ・東京電機大学2027年度要項4・6〜9・23ページ
倍率が落ち着いた理系推薦も比較する
2026年度の確定結果では、愛媛大学工学部機械工学コースの総合型選抜Ⅰは受験6人・合格3人で実質2.00倍。熊本大学理学部理学科の学校推薦型選抜Ⅱは受験31人・合格20人で1.55倍でした。
資格と修了・研究成果を早くから準備し、分野の相性や出願条件を比べることで、倍率の落ち着いた理系推薦から名門大学を目指す戦略が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスでQFC-SPと資格・出願対策をつなぐ
スキルパスは、理系推薦で評価される実績の組み合わせ方や資格対策を熟知しています。応募前には関心と過去の活動を整理し、科学の講義を理解して説明する練習を支えます。
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応募・資格対策・研究内容の理解・本人の考察を、研究計画書と発表・口頭試問へつなぐ指導です。研究の役割や方法を自分で説明できるよう、オンラインで徹底伴走します。
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