福岡工業大学の「F-UNIT AI PROGRAM」は、志望学科が求める数学の基礎を、AI学習システムで身につける高大接続プログラムです。所定の修得チェックをすべて通過した人は、対象となる総合型選抜への出願を目指せます。
数学の基礎学力と、資格・本人の探究を組み合わせて推薦を狙う制度です。この記事では2026年度のプログラムと2027年度タイプⅡ「探究」の条件を紹介し、修了から活動報告・面接へ向かう準備を考えます。
2026年度はAI教材で志望学科の数学を学ぶ
対象学科ごとに、指定された数学の単元を学習します。例えば情報工学科は指数・対数、三角関数、微分・積分等、情報マネジメント学科はデータの散らばり・相関、確率、統計的な推測等を含みます。
指定単元と標準的な学習時間は学科で異なり、情報工学科は合計47時間前後、情報マネジメント学科は42時間前後が目安です。実際に必要な時間には個人差があるため、学習期限から逆算して取り組みたいところです。
学習後の修得チェックがすべて「修得済み」となれば修了です。未修得の単元があっても、期間内は繰り返し挑戦できます。分からなかった単元を自分で理解し、解けるようになることが出願への準備につながります。
出典:2026年度F-UNIT AI PROGRAM申込要項1〜7ページ
申し込み条件と締切を分けて確認
2026年度の申し込みは5月12日〜8月2日、学習期間は5月22日〜8月31日13時でした。現在はこの回の受付を終了しています。高校1・2年生は、この制度を参考に基礎学習と探究を進め、受験年度の募集が発表されたら改めて条件を確かめましょう。
プログラムへの申し込みは、希望する学科・コースを第一志望とし、その年度に初めて申し込む人が対象です。高校既卒・2027年3月卒業見込み等の資格が示されていますが、後で述べるタイプⅡ「探究」は卒業見込みの人が対象です。プログラムの申込資格と入試の出願資格は区別してください。
申込人数に上限はなく、申し込めるのは1学科・コースのみ。申し込み後の変更はできません。志望理由フォームには、きっかけと志望動機を320〜400字で記入します。申し込みとAI教材の使用料は無料ですが、パソコン・タブレットや通信環境は本人側で用意し、入試の受験料は別途必要です。
修得チェックは本人だけで受け、参考書やスマートフォン等は使用できません。カメラによる本人確認など、学習・チェックのルールに従う必要があります。
出典:2026年度申込要項2〜3・7ページ・2026年8月2日受付終了の案内
修了・本人の探究を生かして目指す大学
| 大学・2027年度の方式 | 学習・実績との接続 | 主な準備 |
|---|---|---|
| 福岡工業大学・総合型選抜タイプⅡ探究 | 対象学科ではF-UNIT修了が要件 | 現役、入学確約、探究活動報告と口頭試問 |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | 本人のデータ分析・制作を資料へ | 現役等、入学確約、数学・情報CBT |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜AO | 技術の学習と探究を活動報告・発表へ | 数学・外国語3.3、履修条件、事前課題 |
福工大への出願要件としての修了と、他大学で本人の学習・成果を説明することは別の扱いです。他大学では、それぞれの方式が求める資料に、自分の取り組みをどう伝えるかを考えます。
福工大タイプⅡは探究活動報告書を説明する
2027年度タイプⅡ「探究」は、2027年3月に高校卒業見込みで、自らの探究活動や課題研究等をPRでき、合格した場合は必ず入学する人が対象です。対象学科・コースではF-UNIT修了が必要ですが、生命環境化学コースと社会環境学科はこの修了要件の対象外です。半導体工学コースとデジタルメディア学科はタイプⅡの募集対象から外れます。
調査書、探究活動報告書、志望理由書等を提出し、面接では報告書の説明と質疑応答、口頭試問に備えます。生命環境化学コースには小論文もあります。共同活動の説明では「自身の役割」が求められています。
例えば地域の温度データを扱ったなら、測定条件、比較した結果、自分で考えた解釈や改善を整理しましょう。チームの調査でも、本人が設計した比較や作成した図を説明できれば、学科で学びたい内容につなげやすくなります。
出願は2026年9月14〜24日、書類必着は25日、試験は10月10日でした。修了後に出願できる日程ですが、実績として伝えられるのは、出願時点までに本人が取り組んだ内容です。
資格と分析・制作で理系推薦の選択肢を広げる
統計検定で学んだ散らばりや相関を、本人が集めたデータの比較に使う方法があります。プログラミングを学ぶなら、集計や可視化のコードを書き、結果が変わる条件を確かめる経験も考えられます。資格で学んだ内容を、本人の分析と考察へ発展させましょう。
電気通信大学Ⅰ類の2027年度総合型選抜は、2026年度中の高校卒業者等が対象で、合格時の入学確約が必要です。特別活動レポートと3分以内の活動PR動画、数学・情報のCBT、発表・面接・口頭試問等に備えます。共通テストは課しません。
東京電機大学理工学部の2027年度AOは既卒者も対象です。高校卒業資格による出願では数学・外国語各3.3以上と課程別の履修条件が必要です。事前課題、活動報告、発表・面接等で選考し、理工学部は他大学と併願できます。両大学とも9月上旬出願なので、その後の成果は含められません。
出典:電気通信大学2027年度要項・東京電機大学2027年度AO要項
2026年度の愛媛大学工学部機械工学コース総合型選抜Ⅰは受験6人・合格3人で実質2.00倍、熊本大学理学部理学科学校推薦型選抜Ⅱは受験31人・合格20人で1.55倍でした。早くから資格・探究・基礎学力を育て、倍率の落ち着いた理系推薦で名門大学を目指す戦略が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで基礎学力・探究・面接まで対策
スキルパスは、推薦で評価される実績の組み合わせ方と資格対策を熟知しています。志望学科と募集条件の整理、応募前の基礎学習、資格、本人の探究、書類・面接まで一貫して支えます。
数学のつまずきを整理し、資格の知識を使ったデータの比較やコードの制作へ発展させます。本人の問い、比較の根拠、試行錯誤、共同活動での担当を残し、探究活動報告書と志望理由を結び付けます。修得チェックは本人がルールに従って受けられるよう、事前の理解を深める対策です。
学習して終わらず、自分で考え、作り、面接で説明できる実績へ。出願までの日程を見据え、オンラインで徹底伴走します。
プログラムの学習と本人の実績を生かす推薦対策は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


