外国語が好きでも、どの地域やテーマを大学で学びたいかは、まだ決まっていないかもしれません。拓殖大学の「高校生のためのアジアの言語と文化」は、言葉と文化を4日間で学ぶサマープログラムです。体験で生まれた疑問を、その後の語学学習や調査へつなげることが、推薦・総合型選抜の準備になります。
高校生が4言語と文化に触れる4日間
第20回となる2026年度は、7月28〜31日の各日10時〜15時に、文京キャンパスで行う日程でした。対象は高校生で学年は問いません。定員40人の事前申込・先着順、募集期間は6月14日〜7月6日です。
受講料は10,000円で、教材費と昼食代が含まれます。名称はアジアの言語と文化ですが、2026年度はインドネシア語、中国語、韓国語にスペイン語を加え、1日1言語を学ぶ構成でした。
2026年度は実施を終えています。次回の対象、言語、費用や日程は、大学が新しく公表する案内を確認してください。
文字や発音に加え、地域や食文化も学ぶ
文化講座では地域の歴史や生活、言語講座では文字、発音、挨拶、基本的な文の構造を学びます。食文化講座では、その地域の料理を通して文化への理解を深める内容です。
実施報告では、大学教員による各国の紹介、学生アシスタントとの発音練習、挨拶を題材にしたゲームなどが紹介されています。4日間で複数の言語や地域に出会い、もっと学びたい分野を考える機会になります。
気づいた言葉や文化の違いを、その後の学習につなげましょう。発音の違いで気づいたこと、文化について予想と違ったこと、資料で確かめたい疑問を残すと、その後の学びが具体的になります。
語学の資格と、本人が続けた調査を組み合わせる
関心を持った言語を継続して学び、中国語検定やHSKなどの資格学習へ進む方法があります。英検の学習を加え、英語で書かれた地域の資料も読めるようにすることも一案です。
例えば、挨拶や呼び方に興味があれば、授業で知った表現をもとに、使われる場面や相手との関係を資料から調べられます。文化や社会の比較では、限られた体験だけで地域全体を説明せず、別の資料や視点も確かめましょう。
公開調査を使う場合は、統計検定の学習で集計の見方を学び、対象者や質問文、調査年も確認する方法があります。資格で学ぶ知識、講座での体験、本人の調査を結びつけることが大切です。これらは活動後に本人が発展させる準備の例です。
関心を深める進路として考えたい大学3校
| 大学・方式 | 成果の生かし方と主な条件 |
|---|---|
| 南山大学・外国語学部アジア学科/総合型講義体験型 | 語学・異文化への関心を説明。高校卒業等に加え、南山大学自身の事前授業とレポート審査による修了証が必要 |
| ICU・教養学部/総合型英語外部試験利用 | 継続活動と小論文で関心を具体化。全体4.1以上、所定の英語公式スコア、第一志望・入学確約などが必要 |
| 慶應義塾大学・総合政策学部/環境情報学部AO入試 | 本人の調査と学習計画を活動資料へ。高校卒業等、大学で学ぶ日本語または英語の能力、第一志望・入学確約が必要 |
南山大学の2027年度要項37ページは「外国語と異文化についての関心」を挙げています。講座後に本人がどの言語や地域を調べ、大学で何を研究したいと考えたかを整理する準備が考えられます。
ただし、アジア学科の講義体験型には、同大学が2026年8月1日に行う体験授業と、課題レポート審査での修了が必要です。拓殖大学の講座修了で、この条件を代用することはできません。高1・2は南山の授業のみ参加でき、当該入試の出願対象とは分かれます。
同方式は書類100点、体験授業課題レポート100点、グループでの30分の口頭試問150点で評価します。大学内の複数学科・複数試験型への同時出願はできません。
出典:南山大学・2027年度総合型入試要項1・4・37〜40ページ
ICUの英語外部試験利用は、2024年4月1日〜2027年3月31日の高校卒業・修了等が対象で、過去にICU総合型へ出願していないことも条件です。2024年10月1日以降の所定の英語公式スコア、推薦状2通、小論文等を提出し、書類選考後に日本語の対面面接があります。自己活動歴は少なくとも2・3週間以上の教科外活動が対象で、4日間の参加だけで済ませず、継続した調査などを整理する必要があります。
出典:ICU・2027年度総合型選抜要項3〜8・22〜23ページ
慶應SFCは、志望理由・学習計画や活動資料などの書類選考後に面接があります。客観的に志願者を知る2人の評価者による評価が必要で、2親等内の親族は評価者になれません。
出典:慶應義塾大学・2026夏秋AO要項(2027年入学)8・10・18〜20ページ
以上は2027年度要項を使った、今後の準備の比較例です。他大学の講座参加や資格に一律加点が付くという説明ではありません。本人の受験年度と提出期限を確認し、その時点までの成果として伝えることが必要です。
数理・情報へ関心が広がる場合の推薦例
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。語学系の倍率とは別の実績です。社会や文化の課題をデータで調べたいという関心が深まるなら、資格、分析、数学・英語を高校1・2年から育て、名門理系大学を目指す道もあります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで言語・文化の体験を推薦対策へ
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。関心に合う企画への応募準備から、語学や統計の学習、本人が調べたい問いを整理できます。
参加後は、資料の比較、調査の記録、考察を含む報告へ発展させます。志望理由書では体験から続いた学びと大学で研究したい内容を結びつけ、面接では、自分の根拠と考えの変化を説明できるように準備します。
オンラインの個別指導で、資格、探究、大学別の書類・口頭試問まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


