大学の授業を体験し、自分の考えを議論や発表で確かめたい。大東文化大学の「課題探究プログラム」は、事前学習や体験、振り返りを組み合わせ、探究を大学の学びへつなげる企画です。修了証の条件と、本人が学んだ中身を分けて整理することが、推薦・総合型選抜の準備になります。
2026年度は15学科で実施
プログラムの構成は学科によって異なります。申し込み後に事前課題やWeb講義に取り組み、課題探究dayなどの体験を経て、事後課題や振り返りへ進む流れです。所定の修了条件を満たした参加者には修了証が交付されます。
2026年8月3日の板橋キャンパスでは、国際関係・国際文化学科がSNSをテーマに議論し、模造紙にまとめて発表しました。英米文学科は翻訳と多文化を扱い、看護学科は体験と意見交換を通して健康を考えています。同じ催しでも、学ぶ内容は学科ごとに異なります。
法律学科では、事前学習から議論・振り返りまで
法律学科の2026年度案内では、高校1〜3年生と既卒生を対象に42人程度を募集し、応募多数の場合は高3を優先しました。募集は6月15〜30日、7月6日からWebの事前授業と確認テストに取り組む日程でした。
8月3日は10〜16時に、法的な判断が分かれる事例について講義、グループワーク、発表を行う構成です。その後、8月下旬に振り返り授業を公開する予定と案内されています。
すべてのプログラムに参加することが修了証発行の基本で、欠席や当日の議論への参加状況によっては発行されない場合があります。その場に出席したという事実だけで修了条件を満たす制度ではありません。
2027年度入試の要件として使える法律学科の修了証は、2026年8月のプログラムを受けた高3のものです。高1・2時の修了証は出願要件の対象外ですが、同学科の総合型で本人の資料として提出できます。
資格と、本人が続けた調査を組み合わせる
法学検定やニュース時事能力検定などの学習は、社会の制度や出来事を整理する機会になります。英検の学習を加えれば、外国の制度や調査を読む力も育てられます。これらは本人が組み合わせる学習の例です。
例えば、SNSに関する議論をもとに、情報の受け止め方を扱う複数の調査を比較する方法があります。統計検定で集計を学び、調査対象や質問の違いを確かめれば、数値をそのまま一般化せずに考察できます。
講義で学んだ知識、仲間の意見、本人が追加で確かめた根拠を分けて残しましょう。資格の知識をどの判断に使い、考えがどう変わったかまで示すと、大学で学ぶ理由が具体的になります。
探究の方向に合わせて考えたい大学3校
| 大学・方式 | 修了証・活動の生かし方と主な条件 |
|---|---|
| 大東文化大学・法学部法律学科/総合型前期 | 高校卒業等、2027年4月1日に満19歳以下、所定の四技能英語基準と学科への強い入学希望。所定修了証で課題論文を免除、併願可 |
| ICU・教養学部/総合型英語外部試験利用 | 継続活動と小論文で関心を説明。全体4.1以上、所定の英語公式スコア、第一志望・入学確約などが必要 |
| 慶應義塾大学・総合政策学部/環境情報学部AO入試 | 本人の探究と学習計画を活動資料へ。高校卒業等、大学で学ぶ日本語または英語の能力、第一志望・入学確約が必要 |
大東文化大学の2027年度要項11ページでは、法律学科の前期について「課題論文を免除する」と明記しています。同学科所定のプログラム修了証などを提出する場合の扱いです。別学科の体験や修了証を、そのまま代用する条件ではありません。
同方式は、自己推薦書1000字以内、課題論文1200〜2000字、口頭試問で評価します。所定の四技能英語外部試験でCEFR A2の基準を満たす必要があります。ここで示す前期と、別の育成型では、選考方法や出願条件が異なります。
出典:大東文化大学・2027年度総合型選抜要項5・11〜13ページ
ICUの英語外部試験利用は、2024年4月1日〜2027年3月31日の高校卒業・修了等が対象で、過去にICU総合型へ出願していないことも条件です。2024年10月1日以降の所定の英語公式スコア、推薦状2通、小論文等を提出し、書類選考後に日本語の対面面接があります。自己活動歴は少なくとも2・3週間以上の教科外活動が対象です。
出典:ICU・2027年度総合型選抜要項3〜8・22〜23ページ
慶應SFCは本人の志望理由・学習計画や活動資料などの書類選考後に面接があります。客観的に志願者を知る2人の評価者による評価が必要で、2親等内の親族は評価者になれません。
出典:慶應義塾大学・2026夏秋AO要項(2027年入学)8・10・18〜20ページ
2027年度要項は今後の準備の比較例です。他大学では大東文化大学の修了条件がそのまま出願資格になるという説明ではありません。本人の調査や考察として整理し、受験年度と提出期限までの成果を確かめて準備しましょう。
数理・情報へ関心が広がる場合の推薦例
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。法律・国際系の倍率とは別の実績です。社会の問題をデータや技術で調べたいと考えたなら、資格、分析・制作、数学や英語を早くから育て、名門理系大学を目指す道もあります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで課題探究を大学別の推薦対策へ
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。企画を選ぶ段階から、事前学習に必要な知識、調べたい問い、資格や英語の学習を整理できます。
活動後は、本人の担当、議論で変わった考え、資料の根拠を確かめ、継続した調査や報告へ発展させます。そこから、大学で深めたい問いを志望理由書につなげ、面接では自分の判断と根拠を説明できるように準備します。
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