身近な不便を見つけ、誰のために、何を変えたいか考え、試作する。東北芸術工科大学の「探究型学習協働プロジェクト」は、学校と大学が連携して探究の学びをつくる取り組みです。発想した内容と、実際に試して見直した過程を残すことが、推薦入試で本人の学びを伝える準備になります。
学校ごとの探究授業を、大学と共に深める
大学の公式案内は、主に山形県内の教育機関との授業連携を紹介しています。山形東高校の「山東探究塾」における共同授業や発表への助言、山形西高校の探究授業、山形北高校の独自カリキュラムでの連携などが例です。
これは学校ごとに学びをつくる取り組みです。全国の高校生が同じ日程に個人で申し込む講座としては紹介されていません。参加校の生徒は、高校の授業計画や、大学との連携内容を先生に確認することが出発点です。
出典:東北芸術工科大学・探究型学習協働プロジェクトの高大連携
他者の視点から問いを見直し、提案を形に
現行の「5つの指導案」は、安心して創造的に活動する環境、身近な課題、他者の視点、理想と現状の違い、興味から育てるテーマなどを扱います。学校の先生が、授業に合わせて組み合わせ、活用する資料です。
2026年の山形西高校の研修も掲載されていますが、こちらは教員研修です。高校生向けの受講日程や修了証の案内とは分けて読む必要があります。
自分の案を、使う人の視点から確かめ、改善することを意識しましょう。例えば使いにくさを観察し、模型や図で改善案を示し、意見を聞いて修正する探究が考えられます。これは本人が発展させる活動例です。
資格、試作、検証を一つの学びとして示す
配色を検討するなら色彩の検定、画像や映像ならCG・画像処理、調査結果を扱うなら統計検定など、問いに合う学習を選べます。情報を使う制作では、Pythonによる可視化や、画面の試作を比べる方法も一例です。
資格の知識を使って何を試し、結果から何を考えたかまで整理しましょう。グループ制作では本人の役割と共同の成果を分け、学校の課題と自主制作の区別も残しておくと、作品資料を正確に作れます。
大学は、探究成果を提案として発表する場の一例に全国高等学校デザイン選手権大会「デザセン」も挙げています。応募する場合は、その年度の正式な条件を別に確認し、発表後の助言も次の改善へ生かしましょう。
学びを生かして考えたい大学3校
| 大学・2027年度の方式 | 制作との接点と主な条件 |
|---|---|
| 広島市立大学・芸術学部/総合型選抜 | 自己推薦書と作品ファイル、専攻別の実技・課題・面接等。高校卒業・見込み等、入学確約 |
| 沖縄県立芸術大学・美術工芸学部/総合型選抜 | 専攻に合う作品・活動資料を説明。高校卒業・見込み等、入学確約、指定共通テスト受験 |
| 東京造形大学・造形学部/総合型選抜(自己アピール) | ポートフォリオと発表で制作を伝える。所定の卒業資格等と入学時18歳以上、入学確約 |
広島市立大学の2027年度要項1ページは、自らの考えを「作品や言葉によって表現」できる人を求めています。講評前後の作品や試作を見比べ、自分の判断がどう変わったかを説明する準備が考えられます。
高校卒業者・2027年3月までの卒業見込み等が対象で、入学確約が必要です。自己推薦書・作品ファイルに加え、専攻によって小論文、実技、課題作品、面接等で評価し、共通テストは利用しません。提出する活動や作品は本人のものであることが必要です。
出典:広島市立大学・2027年度要項1〜2・12・16〜19ページ
沖縄県立芸術大学も、高校卒業者・2027年3月までの卒業見込み等が対象で、入学確約が必要です。絵画は課題作品と小論文・面接、デザインは自己アピール資料と小論文・面接など、専攻ごとに内容が異なります。
美術工芸学部では合格後にも指定の共通テスト科目の受験が必要です。国語・外国語・指定の選択1科目を準備し、未受験や科目に0点がある場合は合格取消の可能性があります。音楽学部の扱いと混同しないようにしましょう。
東京造形大学は、所定の卒業資格等に加え、2027年4月1日に18歳以上であることと入学確約が必要です。作品・活動をまとめたポートフォリオによる書類審査と、5分程度の自己アピールを含むプレゼンテーション選考を行います。
ポートフォリオでは、基礎的能力と専門的能力の資料が必須です。資格・検定等の証明は、その他の活動として任意提出できます。作品が自主制作か学校等の課題か、共同制作なら自分の担当はどこかも明示します。資格と作品、制作の過程を関連づけて伝えることが大切です。
各方式は2027年度要項による比較例です。実際の提出期限までの本人の制作を準備しましょう。出願後の授業や発表で得た成果を遡って提出することはできません。次年度以降も見据えて、早くから活動を育てることが大切です。受講歴だけで一律加点や合格が保証されるわけではありません。
推薦・総合型には比較的落ち着いた倍率も
2026年度の広島市立大学芸術学部美術学科日本画専攻の総合型選抜は、受験者7人・合格者3人で実質倍率2.33倍でした。プログラムの参加選考とは別の大学入試の実績です。
作品制作、資格、基礎学力を早くから育て、入試の条件と自分の表現に合う大学を比較しましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスでプログラムの学びを推薦の実績へ
スキルパスは、推薦で伝える実績の組み合わせ方と資格対策を熟知しています。表現したいテーマに合わせ、資格で学ぶ知識や調査を、本人の制作と関連づける準備から支えます。
受講後は、講評の記録と作品を振り返り、助言を受けた内容と本人が考えた工夫を整理します。デザインでデータやプログラミングを用いる場合は、見せ方の比較や制作の検証も、本人の関心に合わせて考えられます。
出願時には、作品を選んだ理由、制作意図、試行錯誤を説明する資料を準備します。本人作成の規定に沿って志望理由を深め、作品を使った発表や質疑応答を練習する指導です。
スキルパスはオンラインの個別指導で、資格対策、活動の整理、大学別の志望理由書・発表・面接まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


