教師や保育士の仕事に関心があっても、自分がどんな場面で力を発揮したいかは、学びや対話を通して具体的になります。大阪成蹊大学教育学部の「教職・保育士をめざす高校生のためのセミナー」は、講話や演習で進路を考える企画です。他の人の意見を受け、自分の考えがどう変わったかを残すと、推薦入試の志望理由が深まります。
高校生が、教職や保育の仕事を対話で考える
大学の2026年7月22日の報告では、7月12日に第1回を実施し、高校1〜3年生が参加しています。日本と海外の教育や教師の魅力に関する講話の後、思考ツールやサークルタイムを使ったグループワークを行いました。
参加者同士で交流し、教職や保育の仕事への理解を深め、最後に参加者全員へ受講証明書を渡しています。聞いた話、グループで出た意見、本人が考えたことを分けることが、学びを振り返る出発点です。
各回で参加でき、3回すべてが必須ではない
同報告では、第2回8月30日、第3回10月4日も案内しています。対象は学年を問わない高校生で、参加費は無料、各回10〜12時の予定です。1回だけの参加も認め、複数回なら学びを深められると案内されています。
これは7月時点の後続募集の紹介で、3回すべての実施結果を示すものではありません。掲載された2026年日程は経過しているため、次回の募集は新しい案内を確認しましょう。
受講証明書と、本人が実際に学んだ内容は一緒に残しておくと役立ちます。参加して終わりにせず、問いを持って調べ直すことが、進学して何を学ぶか考える準備になります。
資格の知識を、教材や子どもの学びの探究へ使う
理数系の教員に関心があれば、数学検定や理科の検定学習を、図や模型で仕組みを説明する教材づくりへ使う方法があります。統計検定で公開された教育データを読むことも一例です。
例えば、同じ現象を説明する図を二つ作り、どちらが伝わりやすいか、理由を考える探究ができます。Pythonで数学を可視化する場合も、表現の工夫と学習内容を結びつけましょう。資格、本人の試作、改善した理由を示すことが目標です。これらは自主的な発展例で、セミナーの共通課題ではありません。
教員を目指す人が比較したい大学3校
| 大学・2027年度の方式 | 学びの生かし方と主な条件 |
|---|---|
| 愛知県立大学・教育福祉学部小学校教育コース/総合型選抜 | 活動実績報告書と口頭試問へ。2026年3月卒業者・2027年3月までの卒業見込み等、指定共通テストが必要 |
| 横浜国立大学・教育学部/総合型選抜専門領域枠 | 教職セミナー等の受講証明が必要。高校卒業者・2027年3月卒業見込み等、全体3.5以上、教員志望と入学確約 |
| 宇都宮大学・共同教育学部理科/総合型選抜A一般 | 教職への関心と理科の活動を発表。現役等、学習成績概評B以上、入学確約が必要 |
愛知県立大学の2027年度要項10ページでは、口頭試問で「高等学校での活動」を評価するとあります。講話や対話、本人がその後に作った教材等を振り返り、志望動機や、どのような教員になりたいかを説明する準備が考えられます。
地域の学校教員として貢献する意欲と、学校教育・子どもの発達への関心が必要です。共通テスト5教科5科目500点・口頭試問400点で、出願書類も含めて評価します。講座の経験と、幅広い教科の基礎学力を両方準備しましょう。
横浜国立大学の専門領域枠は、全国の教員養成系大学・学部や教育委員会の教職セミナー等の受講、または高校等での教職コース等の履修・単位修得が条件です。受講したことを証明する資料も必要です。このセミナーが対象となり、受講証明書を出願資料に使えるかを、主催者と出願先へ確認しましょう。
高大接続活動等の書類と小論文による一次選抜の後に面接があり、共通テストは不要です。英語・美術・保健体育には追加資料の条件があり、地域教員希望枠とは活動・就職希望の条件が異なります。
理科の教員に関心がある場合は、宇都宮大学共同教育学部理科の総合型選抜Aも候補として考えられます。講義レポートと、本人が取り組んだ理科の活動報告に基づく発表・面接で選考し、共通テストは不要です。教職への関心と併せて、自然科学を探究した経験も必要です。
出典:宇都宮大学・2027年度要項24〜25・36〜37ページ
各方式は2027年度要項による比較例です。実際の提出期限までの成果を整理し、出願後の参加経験を遡って実績にしないよう、早くから準備しましょう。受講歴だけで一律の加点や合格が保証されるわけではありません。
推薦・総合型には比較的落ち着いた倍率も
2026年度の横浜国立大学教育学部自然・生活系教育コース技術専門領域の総合型選抜(専門領域枠)は、受験者11人・合格者6人で実質倍率1.83倍でした。プログラムの参加選考とは別の大学入試の実績です。
資格の学習、教職体験、専門分野の探究、基礎学力を早くからそろえることが、国公立大学を目指す準備になります。理数系教員への関心も、本人の活動と合う方式で伝えましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスでプログラムの学びを推薦の実績へ
スキルパスは、資格対策と推薦で伝える実績の組み合わせ方を熟知した対策塾です。参加前には、教職を志す理由と得意な分野を整理し、数学・理科・英語などの資格学習を、深めたい問いと結びつける準備から支えます。
参加後は、対話や講義での気付きを振り返り、根拠と考察を分けて活動記録を整理します。理数系なら、教材の試作、原理の説明、公開データの分析など、本人の関心に合う探究へ発展させる方法も一緒に考えます。
出願時には、教職体験と専門の学びを関連づけ、大学ごとの志望理由書・活動報告にまとめる準備を支えます。口頭試問で活動の意図や考えの変化を問われても説明できるよう、発表と質問への応答を練習します。
スキルパスはオンラインの個別指導で、資格対策、活動の整理、大学別の志望理由書・発表・面接まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


