店を訪れる人を増やすには、何を調べ、どんな提案をすればよいのでしょうか。桃山学院大学経営学部と大阪ビジネスフロンティア高校の高大連携プログラムでは、企業の話、実店舗の調査、提案発表を組み合わせています。調査の根拠と、講評を受けて考え直した点を残すことが、推薦入試で学びを伝える準備になります。
OBF高校生が、2日間で調査から提案へ
大学の2026年8月21日の報告では、7月30・31日に大阪府立大阪ビジネスフロンティア高校で、来店客数を増やす戦略を考えるプログラムを実施しています。同校の生徒向けであり、全国の高校生が個人で申し込む一般募集ではありません。
1日目は、同校卒業の大学生によるミニ講義と、アパレルショップ等を展開する株式会社玉屋のオンライン授業を受け、午後に梅田の実店舗でフィールドワークを行いました。
2日目は、大学生が進行を支え、高校生は3グループに分かれて提案資料を作成し、企業へ発表しています。企業から講評を受け、最優秀グループへの表彰と、高校生への修了証の授与が行われました。
出典:桃山学院大学・2026年OBF高校との高大接続授業報告
企業の講評と、実際に確かめた結果を分ける
企業から実現可能性の高い提案という評価を受けたことと、客数や売上が実際に増えたことは別です。観察した事実、提案の理由、企業からの助言を分けて記録しましょう。
例えば、店舗で気づいたことを、対象や調査期間が分かる公開資料と比べ、提案を続けるための費用や条件を考える探究ができます。これらは本人が発展させる例です。班の提案を全て自分一人の実績とせず、自分が調べた資料や担当も示すことが大切です。
簿記・統計・情報の知識で、提案の根拠を深める
日商簿記などで費用や利益の基本を学び、提案にどんな条件が必要か考える準備ができます。統計検定の学習は、調査の集計やグラフを読む練習へ、ITパスポートは情報の扱いやシステムの理解へつなげられます。
Pythonで公開データを比較する場合も、集計対象や期間の違いを確かめましょう。資格で学んだ知識を、本人の調査・分析・提案にどう使ったかまで示すことが目標です。資格名と修了証だけでなく、学びが深まった過程を残します。
探究の方向に合わせて考えたい大学3校
| 大学・方式 | 成果の生かし方と主な条件 |
|---|---|
| 慶應義塾大学・総合政策学部/環境情報学部AO入試 | 本人の課題発見・提案を志望理由と活動資料へ。高校卒業等の資格、第一志望・合格時入学確約が必要 |
| 電気通信大学・情報理工学域Ⅱ類/総合型選抜 | 情報技術の分析・制作へ深めた成果を報告。2027年3月卒業見込み等と入学確約が必要 |
| 東京電機大学・理工学部/総合型選抜 | 情報・理工分野の探究を報告書と発表へ。高校卒業ルートは数学・外国語各3.3以上など、併願可 |
慶應SFCの2026夏秋AO要項19ページには「入学後の学習計画」とあります。対象は2027年4月・9月入学です。課題の調査で分かったことと、大学でさらに必要な学びを結びつける準備が考えられます。
本人の志望理由や計画、活動資料などの書類選考後に面接があります。大学で学ぶための日本語または英語の能力も必要です。志願者を客観的に知る2人の評価者による評価があり、2親等内の親族は評価者になれません。
出典:慶應義塾大学・2026夏秋AO要項8・10・18〜20ページ
情報技術への関心が深まった場合、電気通信大学Ⅱ類(融合系)も比較できます。日本の高校等を2027年3月卒業・修了見込み等が対象で、2026年度途中の卒業等を含みます。3分以内のPR動画や活動実績報告書などによる一次選考後、発表・面接・口頭試問があります。Ⅰ類のCBTとは異なり、2026年9月1〜3日必着の出願は終了しています。本人が取り組んだ情報処理や分析も説明する準備が必要です。
東京電機大学理工学部は、一次の課題・活動報告書等と、二次のプレゼンテーション・面接で評価します。高校卒業による出願は数学・外国語各3.3以上が必要です。履修条件は、普通科が数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、理数科が理数数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業・総合・情報等が数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠです。
以上は2027年度要項を使った準備の比較例です。受講や資格に一律加点が付くという説明ではありません。本人の受験年度と提出期限を確認し、出願後に取り組んだ成果を過去の実績にせず、翌年度以降も見据えて活動を続けましょう。
数理・情報の志望なら、理系推薦も選択肢に
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。経営分野や授業の参加選考とは別の実績です。本人の関心が数理・情報へ深まるなら、資格、分析・制作、基礎学力を高校1・2年から育て、名門理系大学を目指す道もあります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで課題解決の提案を推薦の実績へ
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。関心に合う企画への応募準備から、必要な資格や数学・英語の学習、活動で調べたい問いを整理できます。
受講後は、調査の根拠、本人の担当、提案を修正した理由を確かめ、データ分析や報告へ発展させます。そこから、大学で深めたい学問を志望理由書へ結びつけ、面接では実現の条件や分析の限界も説明できるように準備します。
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