結論:福井県立大学を第一志望にすれば、併願を認める私立大学の総合型選抜・推薦入試と組み合わせて受験できます。
福井県立大学では、総合型選抜と学校推薦型選抜はいずれも合格した場合の入学を確約して出願する方式です。「第一志望として受験すること」と「他大学に一切出願できないこと」は同じではありません。私立大学の併願可能な方式を選び、福井県立大学に合格したら入学するという優先順位を守ることが前提です。
- できる:入学確約の条件を守り、併願を認める私立大学の総合型選抜・公募推薦と組み合わせること。
- できない:福井県立大学の総合型選抜と学校推薦型選抜の併願、同一方式で複数学科への出願、他大学の専願方式との組み合わせ。
- 注意:合格後は福井県立大学に入学し、他大学の受験・手続は辞退する必要があります。国公立大学の学校推薦型選抜への出願は、原則として1大学・学部です。
対象:2027年度入試/情報確認日:2026年10月2日。経済・生物資源・海洋生物資源・看護福祉・恐竜・地域政策の6学部を扱います。執筆・編集:スキルパス
福井県立大学の推薦併願は、まず総合型か学校推薦型かを選ぶ
総合型選抜は8学科、学校推薦型選抜は10学科で実施され、いずれも大学入学共通テストを課しません。看護学科・社会福祉学科には総合型選抜がないため、学校推薦型選抜が推薦ルートの中心です。総合型と学校推薦型の試験日は隣り合っていますが、両方を受けることはできません。
「活動実績を生かせる総合型」と「評定・学校推薦の条件を満たす学校推薦型」のどちらが自分に合うか、出願前に選ぶ必要があります。
総合型選抜の学科別条件とスキルパスの対策
総合型選抜には一律の数値による評定基準はありませんが、学科ごとの出願資格、自己推薦書、調査書、活動内容を確認する必要があります。経済学科・経営学科は卒業見込みまたは出願時に卒業後1年以内の人が対象で、社会的に高く評価された活動を示す証明資料が必要です。地域イノベーション学科は、社会科学に関する課題研究・探究・自由研究等の実績が出願条件です。
経済学部、生物資源学科、海洋生物資源学科、先端増養殖科学科、恐竜・地質学科には地域枠があり、本人または保護者が2026年4月1日以前から引き続き福井県内に住所を有することが条件です。全国から出願できる一般枠と、住所条件のある地域枠を区別して検討しましょう。
経済学科・経営学科:社会的に評価された活動を5分で説明
小論文80点、プレゼンテーションを含む面接80点、書類40点の計200点です。プレゼンは5分で、四つ切り画用紙4枚の片面を使います。志望分野に関わる活動で何を達成し、なぜその成果が評価されたのか、大学でどのように学びたいかを説明する準備が重要です。
スキルパスでは、統計や簿記・情報の学習を地域産業、消費行動、企業活動の分析へ発展させます。表彰・発表・社会的評価を受けた経験の証拠と、自分の担当や改善の過程を整理し、画用紙の図表を見ながら根拠を説明できる状態まで仕上げます。小論文は90分で、データの読み取りと経済・経営の課題に対する考察を練習します。
生物資源学科・創造農学科:資料なしで探究の中身を伝える
いずれもプレゼンを含む面接300点、書類300点の計600点です。生物資源学科は3分程度、創造農学科は3分以内のプレゼンがあり、資料や原稿の持ち込みは認められません。活動を短く紹介するだけでなく、目的、方法、結果、改善点を質問に応じて説明できることが重要です。
生物資源学科なら生物や食品の測定・比較、創造農学科なら栽培条件、地域農業、農産物の利用などを題材に、条件を変えて調べた記録を残すと説明が具体的になります。スキルパスでは数学・統計の学習とデータ分析を組み合わせ、暗記した文章に頼らず3分で伝える練習と基礎学力に関する質問への対策を進めます。
海洋生物資源学科・先端増養殖科学科:海洋への関心を観察・検証の実績へ
海洋生物資源学科はプレゼンを含む面接200点、書類200点の計400点です。先端増養殖科学科はプレゼン200点、面接200点、書類200点の計600点です。プレゼンはいずれも5分程度で、資料・原稿は持ち込めません。先端増養殖科学科では、発表に対する質疑応答も含めて準備が必要です。
海洋環境、水産資源、養殖、飼育条件などからテーマを絞り、文献や公開データと観察結果を比較すると、関心の深さを伝えやすくなります。スキルパスでは、生物・化学・数学の基礎を確かめながら、「その結果から何が言えるか」「次に何を調べるか」まで説明できる発表を作り込みます。
恐竜・地質学科:化石・地層への関心を科学的な説明へ
プレゼンを含む面接200点、書類200点の計400点です。プレゼンは5分程度で、資料や原稿は持ち込めません。恐竜が好きという気持ちだけでなく、標本、地層、年代、環境などの情報から、どのように考察したかを説明できることが重要です。
博物館での観察記録や地学の探究を、出典のある資料と照合してまとめると、活動の中身が伝わります。スキルパスでは、統計・情報の学習を測定値や地質データの整理に生かし、観察事実と自分の解釈を分けて答える面接練習を重ねます。
地域イノベーション学科:研究概要とA3ポスターを軸に準備
研究概要書100点、小論文100点、プレゼンを含む面接150点、書類50点の計400点です。社会科学に関する研究・活動の実績が必要で、研究概要書とともにA3片面1枚のポスターを準備します。ポスターは2026年11月16日必着で書留速達による提出が必要です。当日は掲示されたポスターの横で5分程度発表し、原稿は持ち込めません。
地域の交通、観光、人口、商店街、福祉、住民活動などを、調査や公開データで検証した経験が対策の土台になります。スキルパスでは、統計の知識をアンケートや比較分析に生かし、課題・調査方法・結果・提案をポスターにまとめます。小論文と面接でも同じ問題意識を説明しつつ、大学でさらに確かめたい点を具体化します。
総合型×理系×併願
複数大学を狙う最適戦略
- STRENGTH 01総合型選抜に特化
志望理由書・面接・小論文・実績作りまで、専門講師が一貫してサポートします。
- STRENGTH 02理系志望に最適化
プログラミング・データサイエンス・IT資格など、理系大学が評価する実績作りに直結します。
- STRENGTH 03複数大学を効果的に併願
出願時期・選考方式・必要書類を踏まえて、最適な併願プランを設計します。
第一志望を軸に、実績を生かせる大学を併願。大学ごとの出願条件・日程・評価内容を踏まえ、受験校と対策を一緒に決めます。
無料受験相談で戦略を相談する学校推薦型選抜の3区分と、学科別の評定・地域条件
学校推薦型選抜は、2027年3月の卒業見込み、出身学校長の推薦、合格した場合の入学確約が基本条件です。福井県内の高校、または本人・保護者が2026年4月1日以前から引き続き県内に住所を有する県外高校の生徒が主な対象です。ただし、海洋生物資源学部には全国から出願できる区分があります。
- 出身学科を指定しない学校推薦型選抜:10学科で実施。経済・経営・社会福祉・地域イノベーションは国語・数学・英語の学習成績の状況の平均4.0以上が基準です。生物資源・創造農・看護は国語・数学・英語・理科が対象となります。恐竜・地質は国語ではなく、英語・数学・理科・情報の平均4.0以上が条件です。
- 出身学科を指定する学校推薦型選抜:恐竜・地質以外の学科で実施。職業系学科や職業に関する科目の履修が条件となり、看護は衛生看護科、社会福祉は福祉に関する履修条件があります。生物資源・創造農・海洋系では商業系を除くため、同じ専門高校でも対象が異なります。
- 理数科目を重視する学校推薦型選抜:海洋生物資源学科・先端増養殖科学科で実施。理数科等、SSH指定校の学校設定科目、所定の学術大会での入賞等の条件があり、数学の平均または理科1科目の学習成績の状況4.0以上が必要です。全国から出願可能です。
海洋生物資源学科の「出身学科を指定しない」区分は、英語・数学・理科のいずれか1教科の学習成績の状況4.0以上が基準です。理科の履修条件も別にあります。海洋生物資源学部の出身学科指定区分では、県外の水産系高校・水産系学科も住所条件なしで対象となります。高校の所在地だけで対象外と判断しないことが大切です。
理科は対象科目や必要履修科目まで指定されています。また、高校から推薦できる人数は区分・学科によって異なります。評定を満たすだけでなく、校内選考の締切と履修状況を学校の先生に確認しておきましょう。
学校推薦型選抜の試験と、看護・社会福祉を含む対策
全学科で800字程度の小論文と面接があり、小論文の時間は90分です。面接では基礎学力を問う質問もあります。経済学部・看護福祉学部は小論文100点、面接100点の計200点。生物資源・海洋生物資源・恐竜の各学部は、小論文50点、面接50点、調査書・推薦書50点、自己推薦書50点の計200点です。地域イノベーション学科は小論文50点、面接100点、書類50点の計200点です。
看護は患者・家族への支援、社会福祉は生活課題と制度・地域支援の関係を、具体的な経験や資料に基づいて考える練習が重要です。生物・海洋・地質系は探究の方法と基礎科目、経済・地域政策系はデータから課題を読み取る力を重点的に磨きます。スキルパスでは、自筆の自己推薦書に記載する活動・取得資格の証拠を整理し、書類、90分小論文、面接の3つで本人の経験を一貫して説明できる準備を進めます。

福井県立大学と比較したい私立大学3校
併願先は志望分野で選ぶことが大切です。農業・食品、看護・福祉、経済・地域政策など、福井県立大学で学びたい内容に近い私立大学の併願可能な方式を比較しましょう。探究や資格の実績は活用しつつ、志望理由は各大学の教育内容に合わせて書き分ける必要があります。
新潟食料農業大学:農業・食品分野の総合型選抜
生物資源学科・創造農学科との相性を検討しやすい大学です。主体性重視型の総合型選抜には併願方式があり、書類とオンライン面接で評価されます。C日程は11月14日、D日程は12月12日が試験日です。公募の学校推薦型選抜は専願なので、併願に利用する場合は総合型の併願方式を選ぶ必要があります。
新潟医療福祉大学:看護・福祉の総合型選抜併願制
看護・福祉を志望する人には、総合型選抜の併願制が候補として考えられます。英語・国語・数学Ⅰによる90分の基礎教養試験で評価され、面接はありません。試験日は11月28日で、福井県立大学の11月21日・22日の試験とは重なりません。小論文・面接と基礎学力試験の対策を分けて進めましょう。
関東学院大学:経済・経営・社会系などの基礎学力評価型
経済・経営、社会、看護などの分野では、併願可能な総合型選抜「基礎学力評価型」が候補として考えられます。試験日は12月13日です。福井県立大学の合格発表は12月1日なので、合格した場合には受験を辞退する予定で考えましょう。栄養学部など専願となる対象もあるため、同じ名称でも学部別の条件確認が必要です。
推薦でさらに検討できる大学:龍谷大学農学部
農学・食品・環境への関心を深めたい人には、龍谷大学農学部の公募推薦入試が候補として考えられます。総合評価型は併願可能で、農学部では英語と数学または理科による基礎学力の準備が必要です。試験日は11月23日・28日・29日です。11月28日は新潟医療福祉大学と重なるため、受ける方式・日程を選んで組み合わせましょう。
2027年度の出願・試験・手続から逆算する
- 総合型選抜:2026年10月1日~8日出願、当日消印有効。試験は11月22日。志願者数によっては書類による第1次選抜が行われます。地域イノベーション学科は11月16日必着のポスター提出も必要です。
- 学校推薦型選抜:11月2日~10日出願、当日消印有効。試験は11月21日。高校が出願書類を取りまとめるため、校内締切はこれより早くなります。
- 両方式の合格発表・入学手続:合格発表12月1日、入学手続12月2日~9日。合格後は福井県立大学の手続を優先し、私立大学の受験・手続を辞退する必要があります。
高1・高2からなら、資格学習と探究を組み合わせて実績を作り、総合型と学校推薦型の条件を比較する時間を確保できます。出願が近い場合は、既にある活動を整理し、発表時間・持込資料の条件・必要書類から優先順位を決めることが大切です。
福井県立大学の推薦併願でよくある質問
総合型に不合格なら、同年度の学校推薦型も受けられますか?
福井県立大学では総合型選抜と学校推薦型選抜の併願が認められていません。両方式を順番に受ける計画ではなく、出願前にどちらを選ぶか決める必要があります。
県外から出願できる推薦方式はありますか?
総合型の一般枠は全国から検討できます。学校推薦型は福井県内との関係が基本ですが、海洋生物資源学部の理数科目重視区分や、県外の水産系高校・学科からの出身学科指定区分には全国から出願できる条件があります。
資格と探究は、どの学部でも同じ内容でよいですか?
資格で身に付けた数学・統計・情報の知識は共有できますが、探究のテーマと大学で学びたい内容は学科に合わせる必要があります。農業、海洋、地質、経済、地域政策、看護・福祉では評価してもらいたい経験も異なります。
公式情報:2027年度総合型選抜/2027年度学校推薦型選抜

推薦の併願対策は、実績作りからスキルパスへ
推薦入試では、大学で学びたい理由を支える実績が重要です。AIで文章を整えやすい時代だからこそ、資格の学習、探究の過程、自分で確かめた結果が面接での説得力につながります。理系大学院講師が中心のスキルパスでは、統計・情報の知識を使った実績作りから、大学ごとの書類・試験対策まで支援します。
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福井県立大学の対策と、併願先の対策を一緒に相談できます。まずは志望分野と現在の準備状況をお聞かせください。
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