福祉の仕事に関心があっても、大学で何を学び、現場とどうつながるのかは見えにくいことがあります。日本社会事業大学の「高大連携 特別履修生制度」は、高校生が大学の授業を継続して学ぶ企画です。講義で知ったことを、自分の地域活動や調査と結びつけることが、推薦・総合型選抜の準備になります。
社会福祉総合科目を、全15回の対面授業で学ぶ
大学の2026年度案内では、4月11日〜7月25日に全15回、対面で行う科目として「社会福祉総合科目」を掲載しています。原則として土曜日2限の10時40分〜12時10分、第11回のみ10時10分〜11時30分です。
毎回、社会福祉の研究者や実践家などが講師となります。2026年度は、地域福祉、自治体でのソーシャルワーク、病院、子ども家庭、多文化共生、高齢者の地域活動など、多様な分野が並んでいます。
大学での社会福祉の学びを、現場の問題や今後の方向性とつなげて考える授業です。一つの職種の紹介だけでなく、異なる領域に共通する課題を見つける学習にもなります。
出典:日本社会事業大学・特別履修生制度と2026年度講師一覧
参加対象と、学校を通じた手続きを確認
高大連携プログラムは、大学と協定を結んだ高校を対象とする案内です。特別履修生制度は、連携教育志願書と連携教育希望調書を使って申し込みます。参加を考える場合は、在籍校と大学の案内で対象や手続きを確認しましょう。
2026年度の日程は終了しています。次回の対象、科目、費用や募集時期は、大学が新しく公表する内容で確認する必要があります。
受講する前に、関心のある問題と講師に聞きたい問いを整理しておくことが大切です。受講後は、各回の要点、自分の疑問、さらに調べたい資料を学習ノートへ残すと、継続した学びになります。
資格で学んだ知識を、地域の課題へ使う
ニュース時事能力検定や英検などの学習は、社会の動きや異なる地域の取り組みを読む基礎になります。統計検定で図表や比較の方法を学び、地域の公開調査を確かめる方法もあります。
例えば、高齢者の地域活動に関心を持ったなら、行政の調査や活動団体の公開資料を読み、どのような参加の機会があるかを整理できます。本人が地域活動へ参加した場合は、講義で聞いた説明と、現場で見聞きしたことを分けて考えましょう。
Pythonで公開データをまとめる場合も、対象や集計年、数値の限界を示すことが必要です。資格、講義、本人が続けた社会的活動を結びつけることが、大学で何を深めたいかの説明になります。これらは本人が発展させる学習の例です。
福祉・社会の学びを生かす大学3校の例
| 大学・方式 | 成果の生かし方と主な条件 |
|---|---|
| 日本社会事業大学・社会福祉学部/総合型選抜 | 高校卒業等の資格が必要。継続活動を活動報告書へ整理し、書類選考、小論文・面接で評価 |
| ICU・教養学部/総合型英語外部試験利用 | 継続活動と小論文で関心を説明。全体4.1以上、所定の英語公式スコア、第一志望・入学確約などが必要 |
| 慶應義塾大学・総合政策学部/環境情報学部AO入試 | 本人の調査と学習計画を活動資料へ。高校卒業等、大学で学ぶ日本語または英語の能力、第一志望・入学確約が必要 |
日本社会事業大学の2027年度要項4ページは「多様なボランティア活動等を継続的に行ってきた者」を総合型の対象としています。講義の受講歴に加え、本人がどの社会的活動を続け、知識をどう使って考え直したかを整理する準備が考えられます。
活動報告書では、福祉、環境、災害、国際協力などのボランティアや類似の社会的活動、学校内外の生徒会・部活動・地域活動等の内容と学びを記します。介護福祉士養成校の介護実習は対象外です。調査書、志願理由書、活動報告書などによる一次選考後に、60分の小論文と面接があります。
同大学は共生社会デザイン学科とソーシャルワーク学科の両方へ出願できます。授業で知った言葉を並べるだけでなく、本人の経験から大学で学ぶ必要性を説明しましょう。
出典:日本社会事業大学・2027年度入学試験要項4・8ページ
ICUの英語外部試験利用は、2024年4月1日〜2027年3月31日の高校卒業・修了等が対象で、過去にICU総合型へ出願していないことも条件です。2024年10月1日以降の所定の英語公式スコア、推薦状2通、小論文等を提出し、書類選考後に日本語の対面面接があります。自己活動歴は少なくとも2・3週間以上の教科外活動が対象です。
出典:ICU・2027年度総合型選抜要項3〜8・22〜23ページ
慶應SFCは本人の志望理由・学習計画や活動資料などの書類選考後に面接があります。客観的に志願者を知る2人の評価者による評価が必要で、2親等内の親族は評価者になれません。
出典:慶應義塾大学・2026夏秋AO要項(2027年入学)8・10・18〜20ページ
以上は2027年度要項を使った準備の比較例です。受講や資格に一律加点が付くという説明ではありません。本人の受験年度と提出期限を確かめ、出願後の成果を過去の実績にせず、講義と活動を次の学びへつなげることが必要です。
データや技術への関心が深まる場合の推薦例
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。福祉系の倍率とは別の実績です。社会の問題をデータや情報技術で考えたい場合は、資格、分析・制作、数学や英語を早くから学び、名門理系大学を目指す道もあります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで先取り学習を推薦の実績へ育てる
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。高校1・2年から、利用できる学習企画、必要な資格や基礎学力、本人が続けたい活動を整理できます。
受講後は、ノートと活動記録を見直し、資料の比較、データ分析、考察を含む報告へ発展させます。志望理由書では、講義で分かったことと残った問いを大学の学びへつなぎ、面接では、経験から考えが変わった理由も説明できるように準備します。
オンラインの個別指導で、資格、探究、大学別の書類・面接まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


