京都産業大学の「KSUサイエンス講座」は、附属高等学校の生徒が大学で理系分野を学ぶ高大接続授業です。2026年は、情報理工・生命科学・理学の講義や実習を実施しました。
大学で触れた技術や研究方法を、資格と本人の制作・分析へ発展させ、推薦対策につなげましょう。京都産業大学情報理工学部の総合型選抜には、自分で作った作品と説明資料を提出する方式があります。
2026年は附属高校の理工系2年生が参加
2026年7月29〜31日に実施され、対象は京都産業大学附属高等学校KSUコース理工系2年生42人でした。各生徒が3学部のうち2学部の講座を選ぶ形で、全員が3日間すべての講座を受けたという意味ではありません。
情報理工学部では、組込みハードウェアと音声信号処理を学びました。FPGAボードに用意されたコードを読み、ブザーやLEDの動きを確かめる実習です。生命科学部では細胞の観察や植物のDNAを扱う実験、理学部では数学、物理、気象、宇宙観測データ解析などに触れています。
これは附属高校の対象生徒向けの授業です。一般の高校生に向けた全国公募としては案内されていません。受講対象や科目選択は、在籍校の案内で確認してください。
出典:京都産業大学・2026年度KSUサイエンス講座の実施報告
用意された教材から、自分の作品へ進む
推薦対策では、授業で扱った教材と、自分が考えて作った部分を区別することが大切です。用意されたコードを動かした経験を、そのまま自作プログラムとして提出することはできません。
例えば音声処理に興味を持ったなら、身近な音を一定の条件で記録し、周波数の違いをグラフにするプログラムが考えられます。分析する目的、記録条件、本人が書いたコード、うまくいかなかった点、変更後の結果を残しましょう。これは講座の必須課題ではなく、その後に本人が取り組む探究の例です。
統計検定で学ぶ散らばり・比較や、プログラミング検定の学習を組み合わせると、計算や実装の説明も深められます。生物分野なら生物検定の学習と観察記録、物理分野なら物理検定の学習と公開データの解析など、関心に合う組み合わせが考えられます。
参加した事実だけでなく、何を疑問に思い、どの方法で確かめ、自分で何を作ったかを説明できる実績へ育てましょう。
制作・分析の成果から目指す大学・方式
| 大学・2027年度の方式 | 本人の成果の伝え方 | 主な準備 |
|---|---|---|
| 京都産業大学情報理工学部・総合型選抜 | 自作作品、仕様書、コード、動作資料を提出 | 本人のアイデアと制作範囲、約30分の面接 |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | 分析・制作をレポートと動画で示す | 現役等、入学確約、数学・情報CBT |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜AO | 学習と探究を活動報告、課題、発表へ | 数学・外国語3.3、課程別履修条件 |
講座の受講が、これらの方式への出願資格や一律の加点になるという意味ではありません。本人が得た関心を、自分の成果物や活動説明にどう生かすかが対策の中心です。
京都産業大学情報理工学部は自作作品を審査
2027年度要項では、情報理工学部の出願要件に「自らのアイデアに基づいて、自身で作成した作品」とその説明書の提出、面接での発表を挙げています。高校卒業者・2027年3月までの卒業見込み者等が対象で、志望学部で学ぶ強い意志と能力が必要です。
作品はハードウェアやソフトウェアなど。仕様書・説明書・ソースコード・動作の画像や動画等を提出し、作品の目的、構成、本人の工夫を伝えます。資格証明のコピーなど、自らの能力や活動を示す資料も任意で添付できます。
一次は作品・説明書等の書類審査、二次は約30分の個人面接です。他者やAIの助力を得た場合は、自分が作成した部分を明記する必要があり、面接では内部の実装も詳しく問われます。作品を動かすだけでなく、なぜその設計にしたのかを本人が説明できる準備が求められます。
出典:京都産業大学2027年度総合型選抜入試要項1〜2・23〜24ページ
学習・制作・出願の時期をそろえる
京都産業大学の2027年度一次出願は2026年9月1〜8日でした。7月の講座後に制作を進める場合も、出願までに完成した内容、制作途中の部分、今後の計画を分けて伝える必要があります。
電気通信大学Ⅰ類は2026年度中の高校卒業者等が対象で、合格時の入学確約が必要です。特別活動レポートと3分以内の活動PR動画、数学・情報のCBT、発表・面接・口頭試問等で選考し、共通テストは課しません。
東京電機大学理工学部のAOは既卒者も対象です。高校卒業資格による出願では数学・外国語各3.3以上と課程別の履修条件が必要で、事前課題、活動報告、発表・面接等に備えます。他大学との併願も可能です。両大学とも9月上旬出願のため、高校1・2年生から継続して作品や分析を育てておくと、準備の時間を取りやすくなります。
出典:電気通信大学2027年度要項・東京電機大学2027年度AO要項
資格と探究で理系推薦の選択肢を広げる
2026年度の愛媛大学工学部機械工学コース総合型選抜Ⅰは受験6人・合格3人で実質2.00倍、熊本大学理学部理学科学校推薦型選抜Ⅱは受験31人・合格20人で1.55倍でした。
資格、制作・分析の実績、数学・理科の基礎を早くからそろえ、条件と倍率が合う方式を比較する。こうした準備で、名門理系大学を推薦で狙う戦略が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで資格・自作作品・面接まで対策
スキルパスは、推薦で評価される実績の組み合わせ方と資格対策を熟知しています。受講対象や時期の整理から、基礎学習、資格、本人の制作・分析、提出資料、面接まで支えます。
例えば音声の分析なら、比較条件を決め、本人がコードを書き、結果の違いを確かめるところから対策します。仕様書には目的・構成・動作確認・改良理由をまとめ、面接ではコードや図を使って本人の考えを説明する練習へ進めます。
大学での体験を、自分で作り、検証し、説明できる実績につなぐ対策です。オンラインで徹底伴走します。
資格と本人の探究を生かす推薦対策は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


