武蔵野音楽大学の総合型選抜は、演奏学科と音楽総合学科で試験内容が異なります。面接に加え、志望コースによって口頭試問、小論文、作品の発表や実技があります。
音楽活動の結果だけでなく、練習・制作・研究を通じて考えたことと、大学で学びたい内容を説明できるようにしましょう。この記事は2027年度の公式選抜要項に基づくガイドです。後半の回答例は独自の架空練習で、公式過去問や合格者の回答ではありません。
学科・コース別に、面接と必要な試験を確認
| 学科・履修区分 | 総合型の主な試験・評価 |
|---|---|
| 演奏学科・器楽、声楽、ヴィルトゥオーゾ | 書類審査、面接、専攻実技。実技課題はコース・専攻別に確認 |
| 音楽総合学科・オープンメジャーシステム | 書類審査、面接、課題小論文50分、口頭試問 |
| 同・作曲コース | 書類審査、面接、作品提出、作品に関する発表と質疑応答 |
| 同・音楽学コース | 書類審査、面接、課題小論文90分、口頭試問、音楽研究レポート提出 |
| 同・音楽教育コース | 書類審査、面接、課題小論文50分、口頭試問、実技 |
| 同・アートマネジメントコース | 書類審査、面接、課題小論文50分、口頭試問 |
一般選抜の科目表とは区別してください。総合型で必要な科目と、一般選抜で追加される科目を混ぜて準備しないようにしましょう。
演奏学科のヴィルトゥオーゾコースは、器楽または声楽コースを第2志望として出願する必要があり、両方の実技課題を受験します。コース名だけでなく、出願・実技の条件まで確認してください。
面接と口頭試問は、同じ説明にまとめない
演奏学科や音楽教育コースの面接では、これまでの音楽活動歴や入学後の抱負等を扱います。音楽総合学科の他の履修区分・コースでは、音楽を中心とした学修・研究の資質をみる面接が示されています。
口頭試問は、提出した報告書やレポート、当日の小論文、専門分野の基本的な内容等に関する試験です。志望理由を暗記する練習だけで、すべての準備が済むわけではありません。
作曲・研究・音楽教育の口頭説明を準備する
作曲コースは、作品の意図と工夫を説明する
作曲コースの発表は、自作品または編曲作品を扱い、提出作品以外でも可能です。発表は機材の設置等を含め最大20分で、その内容について10分程度の質疑応答があります。これは、別に行う面接の一律の分数ではありません。
自演やパソコン等も使用できますが、ピアノ以外の楽器やパソコンは本人が持参し、使用機材や必要な環境を出願時に届け出ます。使えない楽器もあるため、希望する方法を事前に確認してください。
練習では、表現しようとしたこと、構成や音を選んだ理由、作り直した点を説明してみましょう。作品の評価と本人の制作意図、他者から受けた助言は分けて話すことが基本です。
音楽学・オープンメジャー・アートマネジメント
音楽学コースの口頭試問は、提出する音楽研究レポート、小論文、芸術文化全般に関する内容を扱います。オープンメジャーシステムとアートマネジメントコースは、芸術文化活動の成果報告書、小論文、芸術文化全般が関係します。
読んだ文献の見解、自分で調べた事実、本人の考察を分けて説明する練習が考えられます。活動を紹介するだけでなく、何に疑問を持ち、どう確かめたかを整理しましょう。
音楽教育コースは3〜4分のスピーチも
音楽教育コースの口頭試問では、小論文と音楽教育の基本事項に関する試問に加え、高校在学時の音楽活動と大学入学後の抱負について、3〜4分のスピーチがあります。高校在学中の活動は、学校外のものでも構いません。
自分が演奏できたことと、人に伝える際に考えたことは別の経験です。相手の理解や反応を確かめた場面があれば、本人が行った工夫を振り返ってみましょう。
活動報告書と面接で、実績の事実をそろえる
コンクール・発表・練習の過程まで
コンクールや演奏会の経験を話す場合は、名称・時期・結果と、自分が担当したことを整理しましょう。合奏や共同制作では、団体全体の成果と本人の役割を区別する必要があります。
結果だけでなく、課題をどう見付け、どんな練習や試作を行い、何を学んだかを説明する練習が考えられます。受賞していない賞や、演奏していない舞台の実績を加えることはできません。
資格を挙げる場合も、学びとのつながりを
例えば英検等の学習を音楽に関する外国語資料の理解につなげた経験や、統計検定の学習を活動の公開データの読み取りに生かした経験を振り返るのは、独自の練習例です。これらを総合型の必須資格や加点条件と述べているわけではありません。
音楽の専門的な実技指導と、書類・面接で経験を伝える準備は区別して進めましょう。専門用語を増やすだけでなく、本人が理解して説明できる内容を正確に伝えることが大切です。
志望理由書、活動の報告書、提出作品・レポートと面接の事実をそろえ、大学でさらに学びたい理由を説明しましょう。
面接・口頭試問の質問例と回答の組み立て方
以下は独自に作成した架空の練習例です。大学の出題予告ではありません。…( )…には本人の事実を入れてください。
質問1|なぜ武蔵野音楽大学のこのコースなのですか
…(実際の音楽活動・学習)…を通じて、…(本人の関心)…が生まれました。貴学の…(公式情報で確認した学科・コースの学び)…を学び、…(深めたい内容)…に取り組みたいです。
大学名だけでなく、履修区分やコースと本人の関心を結び付ける独自練習です。
質問2|練習や制作で工夫した点を教えてください
…(実際に取り組んだ曲・作品・課題)…で、…(当初の課題)…がありました。私は…(自分で考えた練習・修正)…を試し、…(確認した変化)…を得ました。まだ…(残った課題)…は、さらに学びたいです。
結果と本人の工夫を区別して説明する練習です。
質問3|その作品・表現を選んだ理由は何ですか
…(実際の作品・表現)…では、…(伝えたかった内容)…を意識しました。…(構成・素材・方法)…を選んだのは、…(本人が考えた理由)…からです。…(助言や試作を通じて変えた点)…もあります。
完成物の紹介だけでなく、制作意図と過程を話す独自練習です。
質問4|レポートで調べた内容と、自分の考えを説明してください
…(実際に調べたテーマ)…について、…(文献・資料)…を確認しました。資料では…(示されていた見解)…とされており、私は…(自分の分析・考察)…と考えました。ただ、…(未確認の点)…はさらに調べたいです。
資料の要約と本人の考察を分ける独自練習です。
質問5|大学で、どんな学習や研究を深めたいですか
…(これまでの音楽活動・学習)…では、…(十分に確かめられなかった点)…が残りました。大学では…(公式情報で確認した学び方・専門分野)…を通じて、…(取り組みたいこと)…を深めたいです。
過去の取り組みから、大学で学ぶ必要性を説明する独自練習です。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
今後の日程とスキルパスの準備支援
2027年度総合型第1回・第2回の試験は終了しています。今後の日程は次のとおりです。
| 回 | Web登録・書類・試験期間 |
|---|---|
| 第3回 | Web2026年11月11〜18日、書類11月20日必着、試験12月12・13日 |
| 第4回 | Web2027年3月1〜8日、書類3月10日必着、試験3月16・17日 |
必要書類や試験の課題、機材・伴奏等の条件は、武蔵野音楽大学の2027年度公式要項案内で確認できます。希望する回とコースの要項に沿って準備してください。
スキルパスでは、本人の学習・活動を整理し、志望理由や制作・研究の過程を口頭で伝える練習を支援します。準備の進め方は、下のフォームからご相談ください。


