明治大学の総合型選抜は、学部・学科によって口頭試問や発表の内容が大きく異なります。志望理由を話す練習に加えて、実験・制作の説明や、数学・化学などの基礎学力を口頭で伝える準備が必要な方式もあります。
明治大学の面接対策は、志望する方式の試験内容を確認し、本人の学習・活動と専門分野への関心を結び付けて考えましょう。この記事では2027年度の自己推薦、商学部の公募制、農学部の地域農業振興、政治経済学部のグローバル型を扱います。回答例は独自の架空練習で、公式過去問や合格者の回答ではありません。
学部・方式別の口頭試問と発表
| 学部・方式 | 面接・口頭試問と主な選考内容 |
|---|---|
| 文学部・自己推薦 | 一次は書類。二次は小論文90分と口頭試問。口頭試問室への追加資料等の持ち込みは不可 |
| 理工学部電気電子生命学科・自己推薦 | 書類、資格・検定の成績、口頭試問。所定の数学検定の成績提出者は数学の口頭試問を免除 |
| 理工学部機械情報工学科・自己推薦 | 指定実験の発表を含む口頭試問。実験レポートは口頭試問終了時に提出 |
| 理工学部建築学科・自己推薦 | 書類・成果物等、造形による試験、発表・口頭試問。発表は3分程度 |
| 理工学部応用化学科・自己推薦 | 書類と口頭試問。化学基礎・化学の基礎学力や思考力、問題解決力も確認 |
| 農学部・自己推薦 | 一次は書類。二次は特別講義、講義に関する筆記60分、個別面接約10〜15分〈要項掲載の予定〉 |
| 農学部食料環境政策学科・地域農業振興 | 一次は書類。二次は発表10分と面接30分、合計40分。面接には発表への質疑を含む |
| 国際日本学部・自己推薦 | 一次は書類。二次は小論文60分、口頭試問20分 |
| 総合数理学部現象数理統計学科・自己推薦 | 一次は書類。二次は数学の学力考査90分、口頭試問20分 |
| 総合数理学部先端メディアサイエンス学科・自己推薦 | 一次は書類。二次は数学確認テスト60分、自作プログラムの発表5分、口頭試問25分。所定の数検合格証提出で確認テストの免除あり |
| 商学部・公募制〈全国商業高等学校長協会会員校対象〉 | 書類審査と口頭試問。商業の学習内容や専門教育に関する基礎学力、志望理由等を確認 |
| 商学部・公募制〈大学入学共通テスト利用〉 | 共通テストの総合点で判定する方式。口頭試問のある上記の公募制と区別が必要 |
| 政治経済学部・グローバル型 | 日本語の総合問題90分と、日本語の口頭試問 |
表に時間のない口頭試問を、一律の分数や面接官数で説明することはできません。出願資格や対象学科も方式ごとに異なり、学部全体で同じ試験を行うわけではありません。
理工系は、実験・作品と基礎学力を説明する
機械情報工学科は、指定実験の方法と考察まで
実験テーマは受験票の発送と同時に案内されます。試験日までに本人が実験し、方法・結果・考察をレポートにまとめ、発表のための資料も準備する指示です。
練習では、条件を選んだ理由、観察した結果、結果から言える範囲を分けて説明してみましょう。予想と違う結果が出たときも、実際の記録を変えず、考えられる原因と追加で確かめたい点を整理することが大切です。
建築学科は、持参した成果物と当日の造形を説明する
発表では、持参した成果物等に、当日の造形試験の成果物も合わせて説明します。持参物は建物の模型や図面だけに限らず、本人の個性・経験・能力を示す調査や表現の成果も対象です。発表に使えるものの範囲は、要項の指示に従ってください。
見た目の完成度だけでなく、何を観察し、なぜその形や表現を選んだかを整理する練習が考えられます。
先端メディアサイエンス学科は、動作と仕組みの両方を
自作プログラムの発表では、実演や動画等で機能が動くことを示し、口頭試問では仕組みや関連する知識も確認します。共同制作の場合も、本人の寄与した部分や役割を説明できることが条件です。
会場にはインターネット環境が提供されません。ソースコードやノートパソコン等の持参が推奨され、動作しない場合を考えた資料の印刷も指示されています。見せ方の練習と、プログラム自体の理解を並行して深めましょう。
実績を、学びたい理由と根拠につなげる
資格による免除と、独自の学習例を区別する
総合数理学部先端メディアサイエンス学科には、実用数学技能検定2級以上の合格証の写しを出願書類に同封すると、数学確認テストを免除する制度があります。口頭試問や発表まで免除されるわけではありません。現象数理統計学科に同じ免除があると考えないでください。
理工学部電気電子生命学科には、別に数学の口頭試問の免除規定があります。対象となる成績や提出方法は同学科の要項で確認が必要です。
情報オリンピック予選Bランク等の学習経験からアルゴリズムを説明する、物理検定・化学検定・生物検定の学習を実験や探究の理解につなげるのは、独自の準備例です。これらを全学部共通の出願条件や加点・免除資格と案内しているわけではありません。
文系・農学系も、本人が考えてきたことを具体的に
文学部の自己推薦では、入賞歴の優劣だけで合否が決まるのではなく、入学後の学びにつながる活動や努力を説明することが重視されています。読書・調査・表現活動で、どの資料を読み、どんな問いを持ったかを振り返ってみましょう。
農学部の自己推薦は、特別講義を理解して考える筆記と、志望動機・学習意欲等を確認する面接があります。地域農業振興は、地域農業への具体的なプランと根拠が重要です。別方式の試験内容を混ぜないよう注意が必要です。
実績は名称を並べるだけでなく、本人の役割、確かめたこと、残った疑問、大学で学ぶ必要性まで説明できるようにしましょう。未取得の資格や、実際には行っていない活動を加えることはできません。
面接・口頭試問の質問例と回答の組み立て方
以下は独自に作成した架空の練習例です。実際の出題や質問順を示すものではありません。…( )…には、本人の事実を入れてください。
質問1|なぜ明治大学のこの学科で学びたいのですか
…(実際の学習・活動)…で、…(具体的な疑問)…を持ちました。貴学の…(公式情報で確認した学科の教育内容)…に関心があり、…(自分が深めたい内容)…を学びたいと考えています。
大学全体の印象だけでなく、出願する学科の学びと本人の関心を結び付ける練習です。
質問2|実験の方法と結果を説明してください
…(本人が行った実験)…では、…(調べたいこと)…を確かめるために、…(条件と方法)…を選びました。結果は…(観察・測定した事実)…でした。…(考察)…と考えましたが、…(限界・追加で調べたい点)…は残っています。
指定実験等を想定した独自練習です。データから確認できたことと、本人の推測を分けて説明してみましょう。
質問3|プログラムの工夫と、担当した部分は何ですか
…(実際の制作物)…では、…(解決したかった課題)…に取り組みました。私の担当は…(実際の役割)…で、…(処理・設計上の工夫)…を試しました。…(比較・動作確認の結果)…を踏まえて、…(改良した点)…を変更しました。
資格や大会の結果に加え、本人が理解して作った部分を説明する独自練習です。他人のコードや資料を使った部分は区別してください。
質問4|調査・読書・地域活動から、どんな問いが生まれましたか
…(実際に読んだ資料・行った活動)…から、…(気付いたこと)…を考えるようになりました。…(別の資料・聞き取り等)…も確認しましたが、…(まだ分からないこと)…が残っています。大学では…(関連する学問分野)…から考えたいです。
文学・農学・社会科学等の関心を、自分の経験と根拠から伝える独自練習です。
質問5|基礎事項の考え方を説明してください
…(問われた事項)…について、まず…(定義・前提)…を確認します。…(条件に基づく考え方)…から、…(説明できる結論)…と考えます。…(判断できない条件)…については、追加の情報が必要です。
数学・化学・商業等の口頭試問を想定した独自練習です。答えの暗記だけでなく、途中の考え方を言葉で説明する練習が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
日程の確認とスキルパスの面接準備
2027年度は、文学部の二次選考が2026年11月14日、国際日本学部が11月28日、総合数理学部が11月7日です。商学部の会員校対象の公募制は11月28日に実施します。既に出願期間を終えた方式もあるため、面接の日だけでなく、一次・二次それぞれの手続期限も確認してください。
農学部自己推薦の二次選考は10月10日、地域農業振興は10月17日に実施済みです。今後の受験準備の参考にする場合も、出願年度の最新要項で変更点を確認しましょう。
公式資料:明治大学・総合型選抜の各入試要項、文学部、理工学部、農学部自己推薦、地域農業振興、国際日本学部、総合数理学部、商学部・会員校対象、商学部・共通テスト利用、政治経済学部。
スキルパスでは、本人の学習・探究・制作経験を整理し、書類・発表・面接で根拠を伝える準備を支援します。出願方式に合った準備の進め方は、下のフォームからご相談ください。


