長崎外国語大学の面接では、大学で学ぶ目的に加え、調べた内容を短く説明する準備が必要です。AO入試、自己推薦入試、公募制の推薦入試では、面談・面接の時間や小論文の扱いが異なります。志望方式に合わせて、本人の学習や活動から話す内容を整理しましょう。
対象は外国語学部の現代英語学科、国際コミュニケーション学科、国際日本学科です。学科別の質問・回答例は独自の架空の練習用で、過去問や合格者の回答ではありません。省略部分には本人の経験を入れてください。公式に示された口頭試問課題は、練習用の質問例と区別して紹介します。学校推薦型は公募で受験できる方式を扱います。
AO・自己推薦・公募推薦の面接を比較
| 方式 | 面談・面接 | 小論文・書類等 |
|---|---|---|
| AO入試 | 口頭試問の発表2分程度を含み、面談30分程度・50点 | 小論文1000字程度・50点を面談日までに提出。エントリーシート、自己紹介シート等で出願資格を審査。認定後に本出願 |
| 自己推薦入試A・B日程 | 口頭試問の発表2分程度を含み、面接20分程度・50点 | 調査書、自己推薦書、自己紹介シート等。筆記試験はなし |
| 一般公募制推薦A・B日程 | 口頭試問の発表2分程度を含み、面接15分程度・50点 | 小論文800字・60分・50点。調査書は50点換算。推薦書、志望理由書、自己紹介シート等も使用 |
| 専門高校推薦A・B日程 | 口頭試問の発表2分程度を含み、面接15分程度・50点 | 小論文800字・60分・50点。専門高校・総合学科の条件あり。調査書等も使用 |
| 長崎県内離島地域高等学校出身者対象特別入試 | 口頭試問の発表3分程度を含み、面接20分程度・50点 | 調査書、自己紹介シート等。離島地域の高校出身等の条件あり |
AO入試では、エントリー後に大学のアドバイザーから連絡が入り、相談を重ねて小論文と面談の準備を進めます。出願資格の認定を受けてから本出願となるため、エントリーだけで手続きが終わるわけではありません。
出典:大学公式2027年度AO入試要項、自己推薦入試要項、推薦入試要項、離島地域対象特別入試要項。
AO・自己推薦・公募推薦の口頭試問は、2分程度の発表を含みます。面談・面接全体の時間とは分けて練習しましょう。
口頭試問は、調べた内容と自分の考えを分ける
AO、自己推薦、一般公募制・専門高校推薦の口頭試問は、国連の専門機関を一つ調べる課題と、国内外の行ってみたい場所を調べる課題から一つを選ぶ形式です。公式要項の課題文を読み、求められた内容に沿って準備してください。
専門機関の課題なら、その目的、役割、主な活動を整理します。場所の課題なら、その地域について調べた事実と、自分が関心を持つ理由を区別して説明する練習が役立ちます。調べたページや資料を記録し、「どこから分かったのか」「なぜその情報を選んだのか」にも答えられるようにしましょう。
AOの面談では、資料を使って発表することはできず、口頭のみです。調べた内容を読み上げるだけではなく、相手に伝わる順番を考え、時間を測って練習する必要があります。続く面談では、志望動機や入学後の学習計画等も尋ねられます。
離島地域対象の特別入試は、住んでいる島の魅力と今後の課題について3分程度で発表する形式です。この方式は2026年10月10日に試験が実施された日程で、他の方式と課題・時間を混同しないようにしてください。
3学科の質問例と、実績を伝える回答例
現代英語学科:英語を学び続ける中で、何を工夫しましたか
……(本人が英語に関心を持った経験)……から、……(英検・GTEC等の学習や交流活動)……に取り組みました。……(聞き取れなかった場面や、意味が伝わらなかった経験)……をきっかけに、……(本人が続けた練習と変化)……がありました。大学では英語の運用力と異文化への理解を深め、相手の背景を考えながら伝え合う力を伸ばしたいです。
国際コミュニケーション学科:異なる考え方に出会ったとき、どう行動しましたか
……(本人の交流・地域活動・外国語学習等)……では、……(自分の考えとの違い)……に戸惑いました。……(相手の話を聞いたり、文化や社会について調べたりしたこと)……から、同じ言葉でも受け止め方が異なると学びました。大学では外国語と異文化理解を学び、違いを確かめながら協力できる力を身に付けたいです。
国際日本学科:日本のことばや文化を、どのように伝えたいですか
……(本人が日本語・日本文化・地域に関心を持ったきっかけ)……から、……(地域資料の調査・交流・紹介文の制作等)……を行いました。……(説明しても伝わらなかったこと)……を通じ、知っている側の常識に頼らず、相手が何を知りたいか考える必要を感じました。大学では日本のことばや文化・社会を学び、異なる背景を持つ人にも分かりやすく伝えたいです。
英検、GTEC、TOEIC、TOEFL等の語学資格・成績は、要項で参考資料とされています。資格の名称や結果に加え、その過程で何を学び、どんな場面で使ったのかを話す準備も大切です。統計を使った地域調査や情報技術を用いた紹介活動等も、本人の実際の経験なら説明の材料になります。
資格や活動の結果と、そこに至る本人の工夫をそろえて説明すると、大学で学びたい理由が伝わりやすくなります。
小論文と面接の内容を、一貫して説明する
AOの小論文は、示された4課題から一つを選んで作成し、面談日までに提出します。外国語の学習時期、機械翻訳と外国語学習、留学と異文化理解等について考える課題です。結論だけでなく、そう考えた理由、本人の学習経験、別の考え方への説明を整理しましょう。
一般公募制・専門高校推薦は、当日の小論文を60分で書く準備が必要です。専門高校推薦には、異なる国から来た研修生への指導と、言語・文化の理解について考える課題が示されています。利用する方式の課題と実施方法を確認してください。
自己紹介シートには、本人の活動や学びを具体的に記録しましょう。大きな受賞歴がなくても、活動の過程で考えたこと、続けた工夫、大学で学び直したいことを振り返れます。書類と異なる話を暗記するより、書いた経験を質問に応じて説明する練習が役立ちます。
スキルパスでは、本人の資格学習・探究・活動を振り返り、志望理由、小論文、口頭発表、面接まで一貫して支援します。本人が取り組んだことを基に、志望学科で深めたい学びを整理するところから準備を進めます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
2027年度の出願日程と、確認する条件
一般公募制・専門高校推薦A日程は、2026年11月1日~7日消印有効、試験11月14日、合格発表12月1日10時の予定です。B日程は出願12月1日~15日消印有効、試験12月19日、合格発表12月28日10時となっています。学習成績の状況3.2以上、学校長の推薦、卒業時期、入学確約等の条件を確認してください。
AO第4期のエントリー締切は2026年12月15日必着、面談は12月19日です。出願資格認定後の本出願は12月22日~28日消印有効、合格発表は2027年1月8日の予定です。すでにエントリーを済ませた第3期は、本出願が11月2日~6日消印有効です。
自己推薦A日程は、出願2027年2月12日~23日消印有効、試験3月3日、合格発表3月9日10時です。B日程は出願3月1日~19日消印有効、試験3月23日、合格発表3月25日10時の予定です。自己推薦は学校長の推薦を求めず、学習成績の状況の数値基準もありません。
AOはエントリーと本出願の両方が必要です。公募推薦は当日の小論文、自己推薦は面接と提出書類に合わせて準備しましょう。
最新の要項・様式は、大学公式出願案内で確認できます。志望理由の整理には次の記事も参考になります。


