徳島大学の面接は、総合型選抜と公募の学校推薦型Ⅰ・Ⅱで内容が異なります。さらに、活動実績、英語、地方創生、研究者育成など、方式ごとの目的を理解することが大切です。
本人が積み上げた実績を、学びたい分野と、その方式が求める力につなげて説明しましょう。 資格名を並べるだけでなく、何を考え、どこまで確かめたかを整理してください。
以下の質問・回答例は練習用の架空の例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。省略部分は本人の経験に置き換えてください。
総合型選抜|医学科の四国研究医型と理工学部のIB
医学部医学科・四国研究医型
第1次の書類審査、第2次の総合討論・個人面接、共通テストで選抜します。総合討論は、日本語の文章・図表などを使う記述・論述、関連する題材での集団討論、討論を振り返るレポートで構成されます。
面接では、医学を学ぶ理由に加え、研究に取り組みたい理由も本人の言葉で説明できるようにしましょう。この方式は、大学院医学研究科への進学や、指定する主要基幹病院での初期臨床研修などの確約を求めています。一般的な医師志望と同じ説明だけで済ませず、進路条件を確認してください。
個人面接の評価によっては、他の成績にかかわらず不合格になる場合があります。討論では他者の意見を踏まえて考え直す練習も必要です。
理工学部・国際バカロレア選抜
共通テストを課さない総合型として新設されます。公表済みの2027年度選抜要項では、IBの履修・資格の要件を満たす人を対象に、書類と個人面接で選抜する方針です。
課題論文やCASなどを含む学びと、志望分野とのつながりを整理しましょう。詳しい募集要項は11月下旬公表予定のため、最終的な手続や試験の指定は公表後に確認が必要です。
公募推薦Ⅰ|総合科学部の3つの方式
活動実績重視型|集団面接
社会総合科学科の活動実績重視型は、小論文と集団面接、書類などで選抜します。部活動・校外活動・芸術・スポーツなどの実績を、入学後の学びにどう生かせるか整理してください。
共同活動の場合、自分が担当したこと、他の人と協力したこと、うまくいかなかった点を分けて説明しましょう。
英語能力重視型|3分の英語スピーチ
日本語の小論文と、スピーチを含む個人面接などを行います。提出した課題作文について英語で3分間話し、英語の質疑応答と、日本語での志望動機などへの質疑応答に進みます。
持ち込めるメモはA5サイズまでです。英語の原稿を暗記するだけでなく、質問に応じて説明し直す練習が大切です。
地方創生型|課題レポートの発表
小論文と個人面接などで選抜します。提出した指定調査書の志望動機・課題レポートなどを踏まえ、5分間の発表と質疑応答を行います。説明用資料の提出も求められます。
地域について調べた事実、関係者の意見、本人の考えを分けて整理してください。思い付きの提案だけでなく、なぜその課題を取り上げたかを説明できる準備が必要です。
公募推薦Ⅰ|医学部・理工学部・生物資源産業学部
医学部医科栄養学科・主体性重視型
書類、英語・数学の基礎学力考査、集団討論、個人面接で選抜します。栄養と予防・治療への関心に加え、基礎学力と、相手に伝える力の両面から準備しましょう。
理工学部|昼間・夜間主と次世代光フロンティア入試
主体性・創造性重視型は、書類と個人面接などで選抜します。高校の基礎学力・理解力を確認する口頭試問を行う場合があり、対象の数学・理科・英語の範囲はコースによって異なります。
次世代光フロンティア入試は、書類と、数学の口頭試問を含む個人面接です。数Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cを対象とし、口頭試問が一定水準以下の場合は合計点にかかわらず不合格となる規定があります。
答えだけを覚えるのではなく、条件の整理、式の意味、考えた順序を説明する練習が役立ちます。
生物資源産業学部|化学の口頭試問
専門総合の全国枠・地域定着枠と、地域産業人材育成型では、小論文、個人面接、書類などで選抜します。個人面接には化学基礎・化学の口頭試問を含みます。
活動報告書や学びの設計書に書いたことを、本人の経験に基づいて説明してください。地域定着などの要件は方式ごとに異なるため、進路への条件も確認しましょう。
公募推薦Ⅱ|公表済みの2027年度選抜要項で確認
推薦Ⅱは共通テストを課す方式です。以下は公表済みの選抜要項による概要で、詳しい募集要項は11月下旬公表予定です。出願前には最新の募集要項で確認してください。
総合科学部・医学部
総合科学部の共通テスト利用6(7)教科型・3教科型は、集団面接などを行います。医学科の適性と学力重視型は、集団討論と集団面接を行い、地域特別枠には地域医療への主体性などを確認する個人面接もあります。
医科栄養学科は個人面接です。保健学科は、看護学専攻が集団討論と個人面接、放射線技術科学専攻が個人面接、検査技術科学専攻が集団面接で、形式が異なります。
歯学部・薬学部
歯学科・口腔保健学科は、集団討論と個人面接を行う方針です。第1次選考の通過人数によって討論を実施しない規定もあるため、詳細は最新の要項で確認してください。
薬学部の創薬研究者育成型(長井枠)は、薬学の講義を踏まえた論述レポートと個人面接です。先導的地域医療薬剤師育成型(地方貢献枠)は、小論文と個人面接です。研究を目指す方式と、地域医療を担う方式の目的を混同しないことが大切です。
理工学部・生物資源産業学部
理工学部の数理科学コース・光システムコース・医光/医工融合プログラムは、面接の対象となりますが、第1次選考の結果によって免除される場合があります。数理科学と医光/医工融合プログラムでは、教科・科目の口頭試問は行わない方針です。光システムは口頭試問の対象範囲を確認してください。
自然科学、社会基盤デザイン、機械科学、応用化学システム、電気電子システム、知能情報の各コースと、生物資源産業学部は、第2次選考の面接を行いません。推薦Ⅰの口頭試問を、そのまま推薦Ⅱにも課すと考えないよう注意してください。
実績を使った想定質問と回答例
理科検定の物理・化学・生物、情報オリンピック予選Bランク、探究・制作などは、学習の過程を説明する題材になります。これらが全方式の必須条件や、一律の加点対象になるわけではありません。
活動で得た結果と、まだ確かめられていない点を区別して説明してください。
質問1|なぜ、その分野を学びたいのですか
…(本人の学習・活動)…を通して、…に関心を持ちました。…を調べて、…という疑問が残りました。
貴学の…で…を学び、この疑問を考え直したいです。現在は基礎になる…を復習しています。
質問2|活動で、何を工夫しましたか
…(本人の実験・制作・調査)…では、…を担当しました。…がうまくいかず、…を変えて比較しました。
…という結果でしたが、…の影響までは検証できていません。次に…を確かめたいです。
質問3|その式を使った理由を説明してください
…(練習で解いた問題)…では、…という条件から…と考えました。そのため、…の式を使いました。
条件が…に変われば、同じ説明ができるか確かめ直す必要があります。
質問4|他の人の意見で、考えが変わった経験はありますか
…(本人の話し合い)…で、…という意見を聞きました。自分には…という視点が足りませんでした。
…については考えを修正しました。…は判断する資料が足りないため、追加で確認したいです。
質問5|研究や地域への貢献を、なぜ目指すのですか
…(本人が調べたり、活動したりした経験)…から、…という課題に関心を持ちました。自分ができたことは…までです。
…を学び、…の立場の方からも意見を聞いて考えたいです。志望する方式の…という条件も確認しています。
本番前の確認とスキルパスの面接対策
英語スピーチ、課題レポートの発表、口頭試問、集団討論を区別して準備しましょう。 資料の提出方法、使えるメモ、持ち物は最新の受験案内に従ってください。
回答例を本人の経験として使うことはできません。AIで文章を整える場合も、大学の書類作成の規定を確認し、本人が根拠を説明できる内容か確かめましょう。
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の活動を振り返り、志望する学部・方式に合わせた発表や質疑応答を練習します。
2026年10月22日時点の大学公式情報を基に作成。最新の募集要項と受験者への通知を確認してください。


