洗足学園音楽大学の総合型選抜では、自己アピールを中心とする個別面接があります。演奏や作品の結果だけでなく、練習・制作を続けてきた過程と、大学で深めたい学びを説明する準備が必要です。
本人の演奏・制作・舞台等の経験を振り返り、なぜそのコースで学びたいかを具体的に説明しましょう。 以下の質問・回答は独自に作成した架空の練習例で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
総合型の面接|自己アピールと入学希望理由を説明
実技・面接・音楽の基礎を総合的に評価
総合型は、コース別専門実技、面接、楽典・聴音等と、調査書・入学希望理由書の内容を総合して選考します。面接は自己アピールを中心に行う個別形式です。共通の面接時間や独立した配点について、公式に確認できない数字はここでは示していません。
専門実技では、現在の演奏・表現や作品の完成度だけでなく、潜在能力・将来性等も評価するとしています。面接では、取り組んだ曲や作品、工夫した練習方法、課題への向き合い方を、自分の言葉で説明する練習が役立ちます。
楽典・聴音を実施しないコースもあります。大学が実施する検定で認定された場合の免除や、声楽の聴音・コールユーブンゲンの選択等も、コース別の試験科目を確認してください。
提出書類と、当日の説明を一致させる
入学希望理由書は、出願時にデータをアップロードします。調査書や、コースによって必要な楽譜等の送付も含めて出願が完了するため、Web登録だけで済むとは考えないようにしましょう。
本人が経験したこと、大学で学びたい理由、今の課題を読み返し、面接で具体的に説明してみてください。まだできない技術や参加していない公演を、達成した実績として書くことはできません。
コース別の準備|面接と専門実技を混同しない
音楽・音響デザインは、作品を含む自己アピール
音楽・音響デザインコースの総合型は、面接、楽典、専門実技による構成です。対面の専門実技では、オリジナル作品や録音作品等を使って、再生時間を含む5分程度の自己アピールを行います。
これは共通の面接時間が5分という意味ではありません。作品の意図、使用した方法、本人が制作した範囲、改善点を説明する準備が役立ちます。映像を伴う場合の条件や、機材・提出方法はコースの指示を確認しましょう。
音楽環境創造は、発表と口頭試問
音楽環境創造コースの総合型は、面接に加え、専門実技として自由プレゼンテーションと口頭試問の両方を行います。発表は自己アピールを含む5分程度で、関心のあるテーマを取り上げます。
演奏等を発表に含める場合は、動画にして発表へ組み込む指定です。口頭試問は、音楽環境創造に関係する知識等を問い、専門用語の知識は必要としないとしています。難しい用語を並べるより、自分が聴いたり見たりして捉えた違いを説明する練習が役立ちます。
演奏・舞台・教育など、志望コースに合う経験を整理
| 分野の例 | 面接練習で振り返りたいこと |
|---|---|
| 器楽・声楽 | 曲の解釈、練習の課題、改善の工夫、共演者との関わり |
| 作曲・音楽制作 | 表現したいこと、構成や音の選択、修正の過程、本人の担当 |
| ミュージカル・バレエ・ダンス等 | 表現の意図、基礎練習、舞台での経験、周囲との協働 |
| 音楽教育 | 音楽を学ぶ・伝えることへの関心、その背景にある経験 |
| メディアアーツ等 | 映像・音・メディアへの関心と、調査や制作で確かめたこと |
これは大学の公式な質問一覧ではなく、志望分野に合わせた準備の視点です。専門実技や専門試験の課題はコース別に確認してください。実績の大きさだけでなく、何を考え、どう改善し、次に何を学びたいかまで説明することが大切です。
出願日程・プレカレッジ・再審査を確認
総合型の今後の日程
| 回 | 出願締切 | 試験日 |
|---|---|---|
| 第3回 | 2026年11月4日 | 2026年11月21・22日 |
| 第4回 | 2026年12月6日 | 2026年12月24日 |
| 第5回 | 2027年1月21日 | 2027年2月6・7日 |
複数日にわたる場合の受験日は大学が指定します。最終日のWeb出願入力は21時、検定料の支払いは24時までで、送付書類は消印有効です。作品の事前提出が必要な場合は別の締切があるため、両方を確認してください。
総合型は専願制です。また、第5回と一般選抜A日程には併願できません。オンライン受験も全員・全日程に開かれているわけではなく、要項では総合型第1・2回の、出願・受験時に日本国外へ居住する人等の条件が付いています。これからの回も自由にオンラインを選べるとは考えないでください。
プレカレッジは、事前の受講・推薦条件を満たす別制度
プレカレッジは、受験ステーション「クロスアーツ」で所定の条件を満たした人を大学に推薦する制度で、大学での選抜は面接のみです。
志望コースの入試科目の受講、高校2年の1月までの受講開始、高校3年7月の推薦テストの成績、受験後も高校3年3月まで受講を続けること、授業・レッスンの出席率3分の2以上等の条件があります。対象外のコース・分野もあり、2027年度の試験は2026年9月12日に実施済みです。誰でも今から面接だけで出願できる制度ではありません。
再審査の案内も確認
総合型では、科目によって再審査が設定される場合があります。科目と日時は大学が指定し、再審査中に新たな出願はできません。再審査となった場合、追加の検定料と書類の再提出は不要とされています。本人への通知を確認し、必要な準備を進めてください。
コンクール、公演、合奏、自主制作等の経験は、実際に取り組んだ内容を振り返る材料になります。資格も、志望分野に関係して学んだものがあれば説明できますが、特定の資格や受賞歴が全コースの必須条件だという意味ではありません。
質問例と回答例|演奏・制作の過程を本人の言葉で説明
以下は面接練習用です。省略箇所には本人の経験を当てはめ、完成した回答を暗記するための原稿として使わないでください。
質問1|なぜ、このコースで学びたいですか
…(本人が続けてきた演奏・制作等)…を通して、…(関心を持った表現や課題)…をさらに学びたいと考えました。…(実際に練習や制作で試したこと)…では、…(今の課題)…があります。貴学の…(志望コース)…で、…(公式情報で確認した学習内容)…を深めたいです。
好きな演奏家や作品を挙げる場合も、どの点に関心を持ち、自分がどう取り組んだかを説明してみましょう。
質問2|練習で工夫し、変わったことは何ですか
…(実際の曲や技術上の課題)…に取り組む中で、…(うまくいかなかった点)…がありました。…(録音の聴き直しや練習方法の工夫)…を試したところ、…(実際の変化)…がありました。まだ…(残る課題)…があるため、今後は…(取り組みたい練習)…を続けたいです。
上達したという感想だけでなく、何を比較して変化を確かめたかを話す練習が役立ちます。
質問3|作品では、どのような意図と工夫がありましたか
…(本人の実際の作品)…では、…(表現したい内容)…を考えました。…(構成・音色・録音等の工夫)…を試し、…(聴き比べや修正の結果)…がありました。私が担当したのは…(本人の制作範囲)…で、…(今後改善したい点)…が残っています。
共同制作の場合は、作品全体の説明と本人の担当を分けましょう。既存素材や他の人の制作部分を、自作として話さないでください。
質問4|公演や合奏で、周囲とどのように協力しましたか
…(実際の舞台・合奏・制作活動)…では、…(表現や進め方の違い)…がありました。私は…(話し合いや確認で行ったこと)…を通して、…(調整した内容)…に取り組みました。その結果、…(実際の変化)…があり、…(学んだこと)…を今後にも生かしたいです。
受賞や大きな公演の経験がなくても、本人が継続した活動で考えたことを具体的に振り返れます。
質問5|入学後は、どのような課題に取り組みたいですか
…(これまでの経験)…から、…(今の自分に不足する知識や技術)…を学びたいと考えています。大学では…(確認した授業や活動)…に取り組み、…(試してみたいこと)…を深めたいです。将来は…(現時点で考えている方向)…につなげたいと考えています。
まだ決まっていない進路を、面接のために確定したように話す必要はありません。現在の目標と、それを考えた理由を整理しましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、本人の実績を面接の説明につなげる
演奏・制作等の記録と入学希望理由書を読み返し、本人がしたこと、学んだこと、大学で深めたいことを説明してみましょう。専門実技や音楽の基礎科目も、志望コースの課題に沿った準備が必要です。
スキルパスでは、本人の学習や活動を整理し、志望理由と経験を結びつけた面接練習を支援します。 出願準備や面接での伝え方について、下のフォームからご相談ください。


