地域のエネルギーを、技術だけでなく人の暮らしや社会の条件も含めて考えたい。桐蔭横浜大学が主催する「大学間越境学習プログラム」では、高校生、大学生、企業・自治体の人が共に課題に向き合っています。他者と議論して、本人の問いや提案がどう変わったかを残すことが、推薦入試の準備につながります。
高校生と大学生の混成チームで、地域を越えて学ぶ
大学の2026年3月27日の報道資料は、2025年12月に始まった2025年度のプログラムを紹介しています。全5回の学びの集大成として、2026年3月3〜5日に桐蔭横浜大学でセッションを実施しました。
参加は大学7校、高校2校と、企業・自治体22団体です。高校は宮崎県立飯野高校、和歌山県立新宮高校が挙げられています。全国の高校生が自由に個人で申し込む一般募集ではなく、参加する学校等の計画に沿う活動です。
2025年度の取り組みを、2026年秋から新しく始まる募集と取り違えないことが大切です。次回の対象や日程は、参加校と主催者の正式な案内で確認しましょう。
オンラインの対話と、地元での探究を重ねる
テーマは持続可能なエネルギー社会です。専門や暮らす地域が異なる高校生・大学生が混成チームをつくり、オンライン等で全体が学ぶ時間と、各地域で進める探究を組み合わせています。
企業や自治体の人の視点も得ながら、資料の収集・分析、仮説、検証、提案へと考えを進める取り組みです。例えば、地元の課題を整理し、別地域の条件と比べ、提案の前提を見直す学びが考えられます。
共同チームの成果と、本人が調べ、判断し、改善した部分を分けて示すことが大切です。誰の意見を受け、何を変更したかを記録すると、協力した経験を具体的に説明できます。
資格の知識を、エネルギーの調査・分析へ使う
物理や化学の検定学習は、エネルギーや物質の仕組みを理解する準備になります。統計検定、ITパスポート、プログラミングの学習を、公開データの整理やグラフづくりへ生かす方法も一例です。
Pythonで地域ごとの数値を比べる場合は、調査年、単位、集計対象が同じかを確かめましょう。資格の知識、本人の分析、対話を通して深まった考察を結びつけることが目標です。これらは発展学習例で、全員の共通課題という説明ではありません。
情報・理工へ学びが深まった場合の大学3校
| 大学・方式 | 主な条件と成果の伝え方 |
|---|---|
| 電気通信大学・情報理工学域Ⅱ類(融合系)/総合型選抜 | 日本の高校等を2027年3月卒業・修了見込み等が対象。合格時の入学確約が必要。本人の分析・制作を活動資料へ |
| 工学院大学・情報学部/探究成果活用型 | 現役、理数分野の探究発表または外部コンクール等への提出経験、課程別の学習成績・履修条件が必要 |
| 東京電機大学・理工学部/総合型AO | 高校卒業等が対象。高校卒業資格のルートは数学・外国語各3.3以上、課程別履修条件あり。併願可能 |
電気通信大学の2027年度要項7ページは、活動例に「他大学でのスクーリング・セミナー参加」を挙げています。授業の学びから情報工学の研究へ進んだ場合、本人のコード、分析結果、方法を選んだ理由を活動実績報告書へ整理する準備が対応します。
対象は日本の高校等を2027年3月卒業・修了見込みの人(2026年度の途中卒業等を含む)です。Ⅱ類は3分以内の自己PR動画などの書類で一次選考し、二次は発表と口頭試問を含む面接。Ⅰ類のCBTとは異なります。出願は2026年9月1〜3日必着で、既に終了しています。
工学院大学情報学部は、全体評定が普通・理数科3.2以上、専門学科3.5以上。その他の学科は、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと指定理科1科目群を両方履修・履修見込みなら3.2、それ以外は3.5以上です。一次は英語・数学と書類、二次は発表と質疑応答があります。
東京電機大学理工学部の履修条件は、普通科が数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、理数科が理数数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業・総合・情報等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠです。一次の事前課題・活動報告等と、二次の発表・口頭試問を含む面接へ備えます。
出典:東京電機大学・2027総合型選抜要項6〜9・23ページ
以上は2027年度要項による比較例です。実際の提出期限までの成果を準備しましょう。出願後の活動や追加調査を遡って提出せず、翌年度以降も見据えて、高校1・2年から学びを育てることが大切です。
名門理系大学を目指し、早期に準備する
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。本プログラムの参加条件とは別の入試結果です。資格、本人の分析・制作、数学や英語を早くから育てることで、理系推薦にも進路の選択肢が広がります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで授業の学びを推薦の実績へ育てる
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。高校1・2年から、参加できる企画、必要な資格・基礎学力、本人が調べたい問いを整理して、受講前の準備を支えます。
活動後は、対話の記録と提案、本人の分析を見直し、比較・検証・考察を含む報告へ発展させます。志望理由書、発表、口頭試問では、授業で得た知識と本人が工夫した内容を分け、方法を選んだ理由まで説明できるよう練習します。
オンラインの個別指導で、資格、探究、大学別の書類・面接まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


