東京神学大学の神学部神学科では、一般選抜で15分の個別面接があります。主な試問内容は、召命の確認、信仰生活・信仰理解、神学の学びへの志等です。教会生活と本人の学びを振り返り、神学を学ぶ理由を自分の言葉で説明する準備が大切です。
この記事は、2027年度の神学部神学科の一般選抜を扱います。大学が公表した面接の概要と、独自に作成した練習用の問いを分けて紹介します。練習例は過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。信仰や召命に関する経験は、本人が実際の経緯を振り返ってください。
一般選抜は、書類・小論文・15分の個別面接
| 選考内容 | 2027年度要項の概要 | 準備で確認すること |
|---|---|---|
| 面接試験・口頭試問 | 教授会メンバー全員、10名程度との15分の個別面接 | 召命、信仰生活・信仰理解、神学を学ぶ志 |
| 小論文 | 60分・800~1,000字 | テーマについて、本人の考えを論理的にまとめる |
| 出願書類 | 調査書等、私の信仰経歴、所属教会推薦書等 | 本人の経験と学ぶ理由を整理する |
要項では、書類と筆記試験で基礎学力を、面接と信仰経歴・教会推薦書等で召命感、意欲、表現力、適性等を評価する方針が示されています。本人の経験を順序立て、質問に応じて理由を補う練習が役立ちます。
出典:大学公式2027年度神学部神学科学生募集要項2~3・6ページ。
面接は、本人の召命や教会生活、神学を学ぶ志を説明する場です。借りた表現に頼らず、実際の経験を振り返りましょう。
信仰経歴と出願資格を、本人の経緯に沿って確かめる
一般選抜には、高校卒業等の資格に加え、プロテスタントの教会への所属、受洗後の教会生活、所属教会の推薦等の条件があります。幼児洗礼の場合は信仰告白後を基準とする等の説明もあるため、要項を確認してください。原則1年以上の条件を満たさない場合は、出願前に大学への問い合わせが必要です。
「私の信仰経歴」は、受洗後の教会生活での出会いや交わりを通じて、どのように召命を確信し、入学を志望したかを記す書類です。大学は、この書類に生成AIを使わず、志願者本人の言葉で記述するよう求めています。
| 本人が振り返ること | 整理の手掛かり |
|---|---|
| 教会生活の経緯 | 受洗、礼拝、交わりの中で経験したこと |
| 奉仕と関わり | 自分の役割、相手の言葉、考え直したこと |
| 召命の理解 | どの経験を経て、そのように受け止めるに至ったか |
| 神学への志 | 何を学び、どの問いを深めたいか |
他人の信仰経験を自分のものとして置き換えず、本人がまだ十分に説明できない点も整理しましょう。読書や教会での対話を通じ、理解を深める準備が大切です。
神学部の面接に向けた、3つの練習用の問い
神学を学ぼうと考えた経緯を、説明できますか
……(本人の教会生活や出会いを、時系列で振り返る)……。
……(その経験をどのように受け止め、誰とどんな対話を重ねたか)……。
……(本人が神学を学びたいと考える理由と、深めたい問い)……。
これは本人が振り返る項目の例です。完成した信仰経歴や提出用文章ではありません。召命についての説明は、本人の経験と理解に基づいて考えてください。
教会での奉仕や交わりを通じ、何を考え直しましたか
……(本人が実際に関わった奉仕や教会生活)……。
……(本人が担当したことと、相手の話を聞いて気付いたこと)……。
……(当初の理解を見直した点、今後さらに学びたいこと)……。
活動の回数や役割だけでなく、その経験で本人が何を考えたかまで整理しましょう。相手の私的な事情を詳しく話す必要はありません。説明に必要な範囲で、本人の学びを伝えてください。
神学の学びに向け、どんな読書や学習を続けていますか
……(本人が読んだ書物や、取り組んだ学習)……。
……(理解できた点、十分には分からず調べたり尋ねたりした点)……。
……(大学でさらに学びたい内容と、その理由)……。
漢字や英語等の資格学習、読書・発表の経験があれば、どのように読む力・説明する力につながったかを振り返ってください。資格名の多さや外部コンテストの実績を、召命や教会生活の代わりとして示す準備には適しません。
要項の付表2には英語資格等を記載する欄がありますが、付表2への記載内容は合否に関係しないと明記されています。資格に面接の加点があるとは説明できません。
教会生活での役割や読書歴に加え、経験をどう受け止め、何を学びたいと考えたかを説明しましょう。
口頭試問と小論文で、考えを説明する練習
面接練習では、本人が話したことについて理由を尋ねてもらい、経験や読んだ内容に戻って答えてみましょう。複数の教員を前にすることを想定し、質問を聞いてから落ち着いて答える練習も役立ちます。
小論文は、テーマに沿って考えをまとめ、時間内に所定の分量で書く試験です。結論と理由の関係を確かめ、本人の経験や読書をどのような根拠として使ったか、口頭でも説明してみてください。
試験のために経験を誇張せず、本人の考えを確かめることが大切です。提出書類は大学の作成指示に従い、本人の言葉で用意してください。
スキルパスでは、本人が取り組んだ学習や活動の振り返り、質問に沿って考えを説明する練習を支援します。出願する大学・方式の方針に合わせ、準備内容を相談できます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
2027年度一般選抜の日程と出願の確認
| 区分 | 出願期間 | 試験日・合格発表日 |
|---|---|---|
| 一般選抜・2月 | 2027年1月12~19日 | 試験2月16日、合格発表2月19日 |
| 一般選抜・3月 | 2027年2月2~9日 | 試験3月9日、合格発表3月11日 |
出願書類は消印有効で、簡易書留速達またはレターパックプラスによる提出です。入学検定料の納入と書類の準備を、それぞれ期限内に進める必要があります。
願書、私の信仰経歴、所属教会推薦書、調査書等の必要書類と、該当する出願資格を確認してください。留学生等には日本語能力等の条件もあります。
一般選抜の出願条件と、本人作成を求める書類の指示を確認し、教会推薦書等も早めに準備しましょう。
最新の募集要項と様式は大学公式の神学部神学科入試で確認してください。大学で学びたい理由の整理は、関連記事でも紹介しています。


