エックス線について、発生の仕組みだけでなく、測定や障害防止まで学んだ経験は、大学の物理・材料・計測分野への関心につながります。
資格学習で得た物理や測定の疑問を、研究テーマと志望理由へ発展させましょう。2027年度の北見工業大学、東京電機大学、工学院大学を例に、総合型選抜に向けた準備を紹介します。
エックス線作業主任者の学習内容
エックス線作業主任者免許は、対象となるエックス線装置を用いる作業で、障害防止の措置に携わる作業主任者に必要な免許です。免許試験は安全衛生技術試験協会が実施し、エックス線の管理、測定、生体への影響、関係法令が問われます。
試験の受験資格は不要ですが、免許は18歳未満には交付されません。免許試験合格と免許の保有は分けて記載しましょう。また、医療の診療放射線技師とは異なる制度です。
学習経験を生かして比較したい大学
| 大学・方式 | 経験を伝える場面 | 準備したい内容 |
|---|---|---|
| 北見工業大学・総合型選抜ユニット確定枠 | 学修計画書・面接 | 物理・材料・測定への関心 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 活動報告書・発表 | 測定の学習と考察 |
| 工学院大学先進工学部(対象学科)・探究成果活用型選抜 | 理数系探究の報告・発表 | 物理的な現象を扱う探究と発表 |
表は関連分野の活動・学習を説明する方式の例で、資格名ごとの固定加点を示したものではありません。
北見工業大学は学びと専門分野をつなげる
総合型選抜ユニット確定枠は、学びたい工学分野が定まっている人を対象に、意欲・適性などを評価する方式です。先進工学科で学べる分野を調べ、物理や計測をさらに学びたい理由と結びつけて考えてみてください。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。出願資格に評定の数値基準は示されていません。共通テストは課さず、数学Ⅰと物理基礎または化学基礎の確認試験、個人面接、調査書・学修計画書で選考されます。
学修計画書では、これまでの学びを入学後・卒業後にどう生かすか、関心分野、他者との協働などを記述します。合格した場合は必ず入学する意思が必要です。
出典:北見工業大学「2027年度総合型選抜学生募集要項」1〜2・4ページ
東京電機大学は活動の過程と基礎学力を確認
理工学部の総合型選抜(AO)では、探究や資格・活動経験などを評価します。電子情報工学系を志望するなら、測定に関する知識から電子回路や計測への関心を説明する方法が考えられます。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格によるルートでは数学・外国語が各3.3以上。工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修が必要です。
一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。電子情報工学系の口頭試問では物理基礎・物理の基礎知識が問われます。理工学部は他大学と併願できます。
出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜入学者選抜要項」4・6〜9・23ページ
工学院大学は理数系探究と発表を準備
探究成果活用型選抜では、2027年3月卒業見込みであることに加え、テーマを定めた理数系探究と、学内外の発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。先進工学部は普通科・理数科の全体評定3.2以上、専門学科3.5以上などの条件があります。
一次は数学・英語の基礎学力調査と探究活動書類審査、二次は発表と面接等です。他大学と併願できます。測定誤差や物理現象を扱うなら、比較条件と数値の解釈を整理した発表資料が役立ちます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
資格から志望理由書・面接につながる活動例
例えば、公的な解説資料にある距離と放射線量の関係を調べ、数式やグラフで説明する学習が考えられます。測定値と計算値の違い、仮定が成り立つ条件まで調べると、大学で深めたい問いが見えてきます。学校の指導のもとで公開資料や数理モデルを用い、調査した資料と自分の考察を区別しましょう。
「エックス線の学習→測定や物理への疑問→大学で学びたい計測技術」をつなげましょう。面接では、どの仮定で計算したか、どの資料を根拠にしたかを説明してください。用語の暗記にとどまらない学習過程が伝わります。
スキルパスでは、資格・評定・履修科目から出願先を一緒に考え、実績づくりから志望理由書・小論文・面接まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


