東海大学の面接対策では、受験する方式と学科を先に確認することが大切です。学科課題型の課題発表、適性面接型の自己PR、公募制学校推薦型選抜の口述試験では、準備する内容も時間も異なります。

実績の名前を並べるだけでなく、課題に取り組んだ過程と、学科に関わる基礎知識を自分の言葉で説明する練習が必要です。この記事は2027年度の公式募集要項に基づくガイドです。後半の回答例は架空の練習用で、公式過去問や合格者の回答ではありません。

方式別の面接と課題発表

総合型と公募推薦の違い

方式公式要項で示された主な内容
総合型・学科課題型一次書類選考後、課題発表・質疑応答と面接・口述。原則として合計25分程度
総合型・スポーツ・音楽自己推薦型課題発表と面接・口述で原則合計20分程度。発表は質疑応答を含め10分程度
総合型・適性面接型対象学科別の適性面接と口述。原則20分程度で、一部学科は発表や特技のPRを含む
公募制学校推薦型選抜書類、小論文、面接・口述。面接は原則10分程度。体育学部は実技も実施
医学部医学科・希望の星育成一次書類選考後、二次に小論文・オブザベーション評価・面接。最終選考には所定の共通テストの結果も使用
プレトク〈特待生試験〉筆記等に加え、志望理由書をもとに個別質問を受けるグループ形式の面接

これらは対象学部・学科や出願資格が同じではありません。医学部医学科の「希望の星育成」と、公募推薦の対象である医学部看護学科を混同しないでください。

学科課題型は発表と面接で原則25分

学科課題型には、指定テーマを調べる探究課題、高校等での探究活動を報告する課題、高大接続の講義・体験等をもとにする課題があります。ただし、すべての学科で好きな形式を選べるわけではありません。学科設定課題のみの指定もあります。

25分程度という時間は、発表だけの長さではなく、質疑応答と面接・口述を合わせた時間です。発表方法や時間配分を学科別に指定している場合は、その指定に従ってください。

使用機器の明示がない場合、大学は機器を用意しません。パソコンによる発表には、故障等に備えて同じ内容の印刷資料も準備する案内があります。探究内容の練習と併せて、提出方法・当日の資料・機器の確認も必要です。

学科に関わる口述試験の準備

学科課題型の基礎学力・基礎能力

学科課題型の面接では、志望動機等に加え、学部・学科・専攻に関連する口述試験があります。次は公式要項に掲載された内容の一部です。他方式にそのまま当てはめず、受験方式ごとの表を確認してください。

学部・学科等学科課題型の口述内容の例
理学部物理学科数学Ⅰ・Ⅱと物理基礎・物理
理学部化学科化学基礎・化学
情報理工学部の3学科英語の読解・英作文・文法等と数学Ⅰ・Ⅱ
建築都市学部建築学科英語の短文音読・文法等と数学Ⅰ・Ⅱ
工学部機械工学科数学Ⅰ・Ⅱと物理基礎
工学部生物工学科化学基礎または生物基礎から1科目
海洋学部海洋生物学科生物基礎・生物に加え、英語または数学Ⅰ・Ⅱから1科目
農学部動物科学科英語・数学Ⅰ・生物基礎・畜産の指定内容から2科目
文学部日本文学科国語の音読・基礎知識、読書経験や作品から受けた感動等
児童教育学部教育・保育の動向、子どもを取り巻く社会的課題等の基礎知識

理系では、答えだけでなく、式の意味、前提条件、図や実験結果をどう読んだかも説明してみましょう。英語の指定がある学科では、志望理由の暗記だけでなく、音読や読解等の準備も必要です。

資格学習と本人の活動をつなげる

物理・化学・生物の検定、統計検定、ITパスポート等の学習経験が本人にある場合は、そこで得た知識を探究や制作にどう使ったかを整理できます。情報オリンピックの経験も、公式記録と、本人が取り組んだ問題・考え方を分けて説明する練習が役立ちます。

ただし、これらを全方式共通の出願資格や自動的な加点として紹介することはできません。資格の取得予定と取得済みの実績も区別してください。

適性面接・公募推薦・医学科・プレトクの注意点

適性面接型の発表は学科ごとに異なる

適性面接型では、人間環境学科に自己PRを含め10分程度の発表があります。環境問題や社会問題を一つ取り上げ、現状、解決すべき問題点、今後の課題を説明し、質疑応答を受けます。パソコンとバックアップ用USBメモリの持参指定も確認しましょう。

芸術学科は、これまで力を入れたことを自己PRとともに5分程度で発表します。自作作品や演奏等も認められています。児童教育学科には、教育・保育に関連した特技のPRがあるため、一般的な志望理由の練習だけで終えないことが大切です。

スポーツ・音楽型はパソコンを使わない

スポーツ・音楽自己推薦型は、提出した課題に基づいて発表します。パソコン等の機器は使用できません。面接担当教員に印刷物を配る場合は3部用意する指定があります。

活動成績を紹介するだけでなく、競技や音楽の経験から何を考え、学科の学びや社会との関わりをどう捉えたかも、選んだ課題に沿って整理してみましょう。

公募推薦と医学科の選考

公募制学校推薦型選抜は、小論文60分・800字以内と、原則10分程度の面接・口述があります。体育学部には実技もあります。学校長の推薦、学業成績等の出願条件は、学科別の要項で確認が必要です。

医学部医学科の「希望の星育成」は別の選考です。二次には小論文60分・800字以内、オブザベーション評価120分程度、面接20〜30分程度があります。最終選考には所定の共通テストの結果も使われるため、面接だけの試験ではありません。

2027年度のプレトクは面接も必要

プレトクは2027年度から始まる試験で、大学が公表した更新案内では面接の追加や英語外部試験の利用が示されています。面接は数名ずつのグループ形式ですが、志望理由書をもとに志望動機等を個別に質問されます。

詳細要項の時間は、4名で実施する場合に1グループ25〜30分程度です。一人当たりの時間ではありません。他の受験生との討論試験だと決め付けず、まず自分の志望理由を説明できるように準備してください。

面接時間・課題・使用機器は方式によって異なります。別方式の指定を流用せず、自分が受験する学科の要項を基準に準備しましょう。

面接・課題発表の質問例と回答の組み立て方

以下は独自に作成した架空の練習例です。出題予告ではありません。…( )…に本人の事実を入れ、未経験の活動や他人の実績を自分のものとして説明しないでください。

質問1|なぜ東海大学のその学科を志望しますか

…(本人の関心のきっかけ)…から、…(実際に取り組んだ活動)…を続けてきました。その中で…(さらに学ぶ必要を感じた点)…がありました。東海大学の…(確認した学科の教育内容)…で、この関心を深めたいです。

大学名だけを入れ替えた回答ではなく、学科の教育内容と、本人が学びたいことを対応させる練習です。

質問2|課題の調査方法を選んだ理由は何ですか

…(実際に取り組んだ課題)…では、…(確かめたいこと)…を考えました。…(比較した方法)…の中から、…(目的や条件)…に合う方法を選びました。結果は…(確認できた事実)…ですが、…(調査の限界)…も残っています。

結果を大きく見せるより、調査の根拠と限界を区別して説明してみましょう。

質問3|その式や仕組みを説明してください

…(示された問題・図・式)…では、まず…(与えられた条件)…を確認します。…(使う知識)…を使うと、…(考えた手順)…となります。…(まだ分からない部分)…については、ここまでの考えと分けて説明します。

口述試験を想定した練習です。分からない答えを作らず、考えた過程を話すことも練習してください。

質問4|活動経験からどのような課題に気付きましたか

…(本人の競技・音楽・制作等の経験)…で、…(具体的な問題)…に気付きました。私は…(担当して実際に試した工夫)…を行いました。…(確認できた変化)…がありましたが、…(まだ解決できていない点)…もあります。

個人の経験とチーム全体の成果を分けて説明する練習です。発表課題が指定されている場合は、その問いに答える内容へ整えましょう。

質問5|提出した志望理由書の内容を説明してください

志望理由書の…(本人が記載した経験)…は、…(時期・役割・取り組み)…のことです。そこで…(考えたこと)…が、現在の志望につながっています。入学後は…(確認した授業等)…を通して、…(深めたい内容)…を学びたいです。

プレトク等の志望理由書に基づく質問にも備える練習です。書いた文章を丸暗記するのではなく、記載した事実を具体的に説明してみましょう。

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
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今後の日程とスキルパスの準備支援

学科課題型の二次試験は2026年10月18日、医学科「希望の星育成」の二次試験は10月24日で、この記事の確認時点では終了しています。スポーツ・音楽自己推薦型も出願期間は終了し、試験は11月8日です。

今後の主な方式2026年の出願・試験日程
公募制学校推薦型選抜Web登録11月1〜9日23時59分。書類11月11日必着。試験11月22日
プレトクWeb登録11月18日〜12月1日23時59分。書類12月3日必着。試験12月13日
適性面接型出願12月4〜14日必着。試験12月24日
医学科「希望の星育成」最終選考二次通過者の出願12月11〜18日必着。共通テストは2027年1月16〜17日

出願資格・対象学科・書類・試験会場は、東海大学の公式募集要項一覧で確認してください。プレトクの更新案内も、初期の案内だけでなく最新の内容を確認しましょう。

東海大学の志望理由書例文も確認するスキルパスの理系特化推薦対策

スキルパスでは、本人の探究・制作・資格学習を整理し、課題発表、志望理由の説明、口述を含む質疑応答の練習を支援します。準備の進め方は、下のフォームからご相談ください。

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