東京都と電気通信大学の「都立高校生のための課題探究教室」は、大学の設備を使い、自分で決めた問いを実験で確かめる高大接続プログラムです。研究の計画から発表まで取り組んだ経験は、理系の推薦・総合型選抜で伝える実績になります。

大学の名前だけを活動欄へ書くより、何を調べ、予想と違う結果にどう向き合ったかを示すことが大切です。対象者と活動内容、資格学習を組み合わせた推薦対策を紹介します。

都立高校生が対象。体験と継続研究の2段階

2026年度は都立高校生が対象で、都立中等教育学校は後期課程から参加できます。全国の高校生向けの募集ではありません。

1日体験のウォーミングアップステージと、最大30名の探究ステージがあります。後者は7〜11月の全9回で、7回以上の参加が見込めることが必要です。原則として、先に体験へ1回以上参加し、高校の担当教員を通して申し込みます。

探究では自分たちでテーマを決め、実験計画や考察、8月のポスター発表、11月の口頭発表へ取り組みます。個人でもグループでも活動できます。2026年度の体験募集は終了しており、2027年度の新規募集は今後の案内を確認しましょう。

出典:電気通信大学・2026年度課題探究教室

電気通信大学の案内でも、この教室は大学施設を使って理数探究を深める取り組みとして紹介されています。UECスクールの高大接続教室や先取り学修とは別のプログラムなので、申込先と参加条件を確かめてください。

出典:電通大アドミッションセンター・大学の学びを体験する

高1・高2から準備したい理由

この教室の公表対象は都立高校生で、高1・高2に限るとは書かれていません。ただし、数か月かけて研究し、成果を見直して出願資料にまとめるには時間がかかります。高1・高2から取り組めば、実験、分析、発表後の改善まで経験しやすくなります。

例えば、教室の窓際と廊下側で明るさが違う理由を調べるなら、時間帯や天候をそろえ、測定場所を変えて比較する方法が考えられます。どの条件を固定し、なぜ測り直したかを研究ノートへ残しましょう。大学の設備やテーマの扱いは担当者と相談してください。

資格と研究を組み合わせ、本人の強みを伝える

物理に関係する研究なら物理検定や数学検定、データの比較には統計検定、センサーの制御や集計には情報系資格の学習が考えられます。

資格で学んだ知識を、測定値のばらつき、グラフの選択、プログラムの改善へ使った経験まで説明できれば、学習と研究のつながりが伝わります。資格の証明、実験記録、コードや図表、考察をそろえることが推薦対策の土台になります。グループ研究では、自分の担当を明確にしましょう。

成果を推薦入試へ生かして考えたい大学3校

大学・2027年度の方式課題探究から準備したい資料
電気通信大学情報理工学域Ⅱ類・総合型選抜受講内容と本人の研究成果、工夫を説明する資料
工学院大学情報学部・探究成果活用型選抜理数探究と発表経験を裏付ける記録
東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO)課題設定、調査、分析、考察の過程

電気通信大学Ⅱ類:参加内容と研究成果を具体的に

2027年度の総合型選抜要項7ページでは、活動実績報告書に、他大学のスクーリング・セミナー等の参加や資格の一覧と内容紹介を求めています。実験の目的、担当部分、結果を受けて考え直したことを説明する準備が考えられます。

Ⅱ類は2027年3月卒業見込み等が対象で、合格時の入学確約が必要です。3分以内の自己PR映像を提出し、書類選考後には発表・面接・口頭試問があります。教室の修了だけで出願条件や選抜が免除されるわけではありません。

出典:電気通信大学・2027年度総合型選抜募集要項

工学院大学情報学部:探究と発表経験をそろえる

探究成果活用型選抜は、2027年3月卒業見込みで、理数系の探究と、学内外での発表または外部コンクール等への提出経験がある人が対象です。課題探究の発表資料に、本人の工夫や追加検証の記録を添える方法が考えられます。

全体評定は普通科・理数科3.2以上、専門学科3.5以上です。その他の学科は、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと指定理科1科目群を両方履修・履修見込みなら3.2以上、それ以外は3.5以上となります。一次は英語・数学と探究書類、二次は発表と質疑応答です。

出典:工学院大学・2027年度探究成果活用型選抜募集要項

東京電機大学理工学部:研究を進めた過程を説明

総合型選抜(AO)は、高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象です。高校卒業資格のルートでは数学・外国語が各3.3以上で、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。

一次は事前課題・活動報告等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。他大学と併願できます。実験が予想どおりに進まなかった場面も、原因をどう調べ、方法をどう変えたかを説明できれば、活動の具体性が伝わります。

出典:東京電機大学・2027年度総合型選抜要項4・6〜9ページ

理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も

2026年度入試では、静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは受験者4人・合格者2人で、実質倍率は2.00倍でした。これは大学入試の結果で、教室の参加選考とは別です。

研究成果、資格、基礎学力を早くから組み合わせれば、名門理系大学も目標にできます。倍率とともに、研究分野、評定、必要な教科に合う方式を選ぶことが大切です。

出典:静岡大学・令和8年度入学試験に関する調査資料(PDF6頁)

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
    合格へ

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スキルパスで研究経験を大学別の推薦対策へ

スキルパスは、高大接続プログラムや資格を組み合わせた理系推薦の戦略を熟知しています。応募前の関心整理から、研究に必要な数学・統計・プログラミングの学習、資格対策まで、本人の段階に合わせて支援します。

照度を調べるテーマなら、測定条件の比較、データの整理、図表から言えることと言えないことの区別まで検討できます。大学の指導を踏まえながら、本人が原理と判断の理由を説明できる状態を目指します。

出願時には、研究ノートから本人の工夫を取り出し、活動報告と志望理由、発表資料へつなげます。受講前の準備から研究後の整理、面接・口頭試問まで、オンライン個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。

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