北海道教育大学と北海道教育委員会の「みらいの教員育成プログラム」は、教員の仕事を学び、学校での体験を通して進路を考える取組です。数学・理科・情報に関心がある人も、専門知識を子どもの学びにどう生かしたいかを、実際の経験から深められます。
北海道みらいの教員育成プログラムで学べることと参加条件
プログラムは高2対象の「教員基礎」と、高3対象の「教員基礎探究」で構成されています。2026年度の釧路校では、前年から継続した高3の9名が参加し、学校での授業観察・学習支援や、交流活動の企画、振り返りに取り組みました。
札幌校では2026年度「教員基礎探究」に高3の40名が参加し、授業の見方や目標を考え、附属中学校での授業実践へ進んでいます。講義、学校体験、振り返りを通して教職への理解を深める学びです。参加条件や日程は、受講する大学のキャンパスと在籍高校の案内で確認しましょう。
出典:北海道教育大学・2026釧路校の実施報告/2026札幌校の実施報告
大学は高大連携の経験を入学後の地域理解や実践につなげる「北海道みらいの教員プロジェクト」も進めています。2027年度の養成枠は釧路校からの導入で、旭川校・札幌校の導入時期とは区別されています。
参加した経験を、推薦で伝わる成果へ
例えば理科の説明を考えるなら、同じ現象を図・実物・言葉でどう伝えると理解しやすいか、授業観察から問いを持てます。数学の教材やプログラミングの練習問題も、相手がどこで迷うかを考えて作り直す題材になります。
観察した事実、自分の解釈、次に確かめたいことを分けて記録します。学校で知った児童生徒の個人情報を資料へ載せず、学びや工夫を説明しましょう。体験前後で教員観がどう変わったかを、具体的な場面とともに話せることが大切です。
資格と研究成果をどう組み合わせるか
理数系教員を目指すなら、数学検定や物理・化学・生物の検定、情報系資格の学習を、教材づくりや説明の工夫と組み合わせられます。資格で学んだ知識を中学生に伝える際、どの表現を選んだかまで考えると、専門と教育がつながります。
統計やPythonを学ぶ場合は、公開されている地域の教育データを整理し、地域差や支援の必要性を考える探究も一例です。取得済みの資格と実施した活動を記し、今後の計画とは分けて示します。
研究・学習実績を伝えられる大学3校
| 大学・2027年度の方式 | 経験を生かす方向 | 主な確認条件 |
|---|---|---|
| 北海道教育大学釧路校・みらいの教員養成枠 | 北海道の教育課題と学校体験 | 指定2本視聴、活動要件、採用選考受検意思、入学確約 |
| 横浜国立大学教育学部・専門領域枠 | 理科・技術などの教職への関心 | 受講等の証明、全体評定3.5、入学確約 |
| 宇都宮大学共同教育学部理科・総合型A一般 | 科学活動と教えることへの関心 | 現役等、概評B、入学確約、活動発表 |
北海道教育大学の2027年度要項10ページ(PDF12頁)には、発表テーマの一つとして「教職に関する学びで得た成果と課題」があります。授業の見学や実践で気付いたことを整理し、大学で学びたい内容まで説明する場面です。
2027年度は釧路校地域学校教育実践専攻の「北海道みらいの教員」養成枠で20人を募集します。高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象で、北海道の公立学校教員採用選考を受けて教育に貢献する意思と、合格時の入学確約等が必要です。
指定のオンデマンド2本の視聴が全員必須です。さらに、本プログラム受講、教職関係学科・コースの履修、または教職志望に関わる座学と学校現場体験の両方という、所定の活動要件のいずれかを満たします。発表・質疑応答と面接で選考し、志願者多数の場合は書類による一次検査があります。共通テストは課しません。
横浜国立大学教育学部の総合型選抜では、専門領域枠の出願条件に、全国の教員養成系大学・学部や教育委員会の教職セミナー等への参加、または教職コース等の履修・単位修得があります。受講等を証明する資料も必要です。理科・技術など、自分が学びたい専門領域に合わせて活動を整理しましょう。
高校卒業者・2027年3月までの卒業見込み等が対象で、全体評定3.5以上、教員志望、入学確約が必要です。高大接続活動等の書類と小論文による一次選抜の後、個人面接があります。共通テストは課しません。地域教員希望枠は活動・就職希望に別の条件があります。
宇都宮大学共同教育学部の理科分野では、総合型選抜A(一般)で自然科学の活動を発表できます。2027年3月卒業見込み等、合格時の入学確約、学習成績概評B以上が必要です。講義レポートと、理科の活動報告書に基づく発表・面接で、知識や考え方、教えることへの関心を評価します。共通テストは不要です。
出典:宇都宮大学・2027年度要項24〜25・36〜37ページ
理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度入試では、横浜国立大学教育学部自然・生活系教育コース技術専門領域の総合型選抜(専門領域枠)は、受験者11人・合格者6人で実質倍率1.83倍でした。プログラムの参加選考とは別の、大学入試の実績です。
資格、研究で得た成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率だけで判断せず、本人の分野や評定、発表経験に合う方式を選びましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、プログラム参加を推薦の実績へ
スキルパスでは、理数・情報の得意分野と教職への関心を整理し、資格学習と教材・探究の予定を立てます。例えば数学の可視化教材なら、数式を理解し、Pythonで表現し、説明方法を比較して改善する経験へつなげます。
学校体験の記録から、印象だけでなく根拠のある気付きを選び、志望大学の地域や教育内容に合う志望理由を考えます。本人が考えて書くという大学の規定に沿い、活動の振り返り、発表資料の構成、質疑応答の練習を支援します。資格の知識を教育の実績へ育て、大学別の受験準備までつなげる対策です。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、学習計画から活動資料、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。受講前の準備や、受講後の成果の生かし方を、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


