金沢大学がん進展制御研究所の「がん研究早期体験プログラム(EEP)」は、高校生が生命科学の研究現場に触れる企画です。医学部だけでなく、理学・薬学・生命化学などに関心のある人にとっても、学びたい分野を具体化するきっかけになります。
体験したことから自分の問いを見つけ、資格の学習や探究へ発展させることが、推薦・総合型選抜の対策につながります。参加名に加え、何を理解し、何を確かめたいと思ったかを説明する準備が大切です。
がん研EEPの対象と2026年度の内容
2026年は、研究に興味のある高校生を対象に、主に協力する高校を通じて募集されました。応募期間は5月1日〜6月12日で終了しています。全国の誰もが個人で申し込めると判断せず、学校や事務局の案内を確認しましょう。
研究体験編は8月3・4日に、金沢大学角間キャンパスのがん進展制御研究所・ナノ生命科学研究所で実施する計画でした。タンパク質や細胞を観察するテーマなどがあり、8月5日の授業編では、研究者・医師のキャリアや研究について学ぶ内容が案内されました。
これは数か月の研究を前提とするSTELLAシニアコースや、KUGS高大接続プログラムとは別の企画です。2027年の新しい募集は、今後の公式案内を確認してください。
体験で生まれた疑問を、自分の探究へ
例えば細胞の観察に触れたとき、「画像に見える違いをどう数値にするのか」「見た目の差だけで何が分かるのか」といった疑問が生まれることがあります。その問いを文献で調べたり、利用条件が明らかな公開画像で分析を試したりする発展が考えられます。
大学で見聞きした説明、自分が行った作業、その後に調べた内容を分けて記録しましょう。研究者から学んだことと、本人が考えて確かめたことを区別して伝えることが重要です。研究室のデータや写真を出願資料に使う場合は、公開できる範囲を担当者へ確認してください。
生物・化学・統計の資格学習を組み合わせる
生物検定や化学検定の学習は、生命現象を理解するための知識を補う方法になります。データや画像を比較するなら、統計検定の学習やPythonでの集計も考えられます。
ただし、資格の名前を並べるだけでは、体験とのつながりが伝わりません。「測定値のばらつきをどう考えたか」「比較する画像の条件はそろっているか」まで説明できるように準備しましょう。資格、体験の記録、自分の分析・考察を一つの関心からつなげることが、志望理由書にも役立ちます。
生命科学の関心から考えたい大学・方式
| 大学・2027年度の方式 | 生かして伝えたい成果 |
|---|---|
| 神戸大学理学部生物学科・総合型選抜 | 生命現象への問い、観察・分析、考察の記録 |
| 工学院大学先進工学部・探究成果活用型選抜 | 生命科学・化学に関する理数探究と成果発表 |
| 電気通信大学情報理工学域Ⅱ類・総合型選抜 | 生物画像や測定データを扱う情報処理の工夫 |
神戸大学生物学科:活動と生物学の理解を伝える
2027年度は、高校等を2024年4月〜2027年3月に卒業・卒業見込みの人などが対象です。全体の学習成績4.0以上、指定の共通テスト6教科8科目の受験、合格時の入学確約が必要です。
調査書・志望理由書・活動報告書による一次選考の後、小論文と面接・口頭試問があり、最終的に共通テストの成績も合わせて選考されます。体験をきっかけに調べた生命現象を、資料の根拠と自分の考察を分けて説明する準備が考えられます。
出典:神戸大学・2027年度理学部総合型選抜要項3〜5ページ
工学院大学先進工学部:体験後の探究と発表も準備
2027年度の探究成果活用型選抜は、現役生で、理数系探究と、学内外での発表または外部コンクール等への提出経験がある人が対象です。研究体験へ参加したことと、本人の探究・発表の経験は別に確認しましょう。
先進工学部の全体評定は普通科・理数科3.2以上、専門学科3.5以上です。その他の学科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと指定理科1科目群を両方履修・履修見込みなら3.2以上、それ以外は3.5以上。一次は英語・数学と探究書類、二次は発表と質疑応答です。
出典:工学院大学・2027年度探究成果活用型要項4〜5ページ
電気通信大学Ⅱ類:情報処理へ発展させた経験を紹介
電気通信大学の2027年度総合型選抜では、Ⅱ類の活動実績報告書に、大学のセミナー等の参加や資格の一覧と内容紹介を記載します。生命科学を学んだだけでなく、画像の分類や測定値の分析など、情報理工学へつながる本人の活動を示す方法が考えられます。
2027年3月卒業見込み等が対象で、合格時の入学確約が必要です。3分以内の自己PR映像を提出し、書類選考後に発表・面接・口頭試問があります。自分が用いた処理の原理や、結果の限界まで説明する準備が大切です。
資格と探究で、倍率が落ち着いた理系推薦も比較
2026年度の京都工芸繊維大学工芸科学部応用生物学課程の学校推薦型選抜・一般プログラムは、受験者30人・合格者15人で、実質倍率は2.00倍でした。
資格、研究・学習の成果、基礎学力を早くからそろえれば、名門理系大学も目標にできます。倍率とともに、生命科学、化学、情報など本人が深めたい分野と、各方式の条件を比較しましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで研究体験から推薦対策まで
スキルパスは、理系推薦に向けた資格対策と、実績の組み合わせ方を熟知しています。体験前には関心のある生命現象と必要な基礎知識を整理し、体験後は疑問を調べられる課題へ絞る支援ができます。
例えば公開データを使うなら、資料の利用条件、収集された環境、比較できる範囲を確認し、Pythonや統計の学習と分析を組み合わせます。結果を図表へ整理し、予想と違った点や、説明しきれない部分を考察する練習も重要です。
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