NAIST STELLAは、奈良先端科学技術大学院大学が高校生・高専生等を対象に実施するプログラムです。物質、バイオ、情報などの分野で、教員や大学院生のメンターとともに自分の探究を深められます。
大学院大学の研究環境で学び、資格と本人の研究成果を組み合わせて理系推薦を目指しましょう。奈良先端大で得た経験を、分野の合う大学への進学にどう結びつけるかが対策のポイントです。
2026年度は国内の高校・高専1〜3年生等が対象
2026年度の対象は、日本国内の高校1〜3年生、高専本科1〜3年生です。中高一貫校の中学3年生も応募できます。高校・高専3年生は1年目の「探る」のみ受講でき、2年目の「究める」へは進めません。
募集人数は40名。1年目の終わりに二次選抜があり、2年目へ進むのは12名前後の予定です。2026年度の申し込み期間は6月1〜30日で、募集は終了しています。今後の参加を考える人は、次の年度の募集情報を確認してください。
月1回程度の講義・演習と、週30〜60分程度のメンターとのミーティングに参加できること、通信機器・インターネット環境があることなどが条件です。対面合宿への参加も原則として求められ、やむを得ない事情でのオンライン参加は一部行事が対象外になります。
出典:NAIST STELLA「2026年度受講生募集要項」
応募は在籍校の承認と本人・教職員の2フォーム
応募には在籍校の承認・承諾が必要です。生徒・学生本人が記入するフォームに加え、学校の担当教職員が記入するフォームの提出も求められます。
本人のフォームでは、取り組んでみたい探究テーマ、希望する教員メンター、志望動機、自己PR等を記入します。自己PRは文章のほか、3分以内の動画でも示せます。選考は申込内容による書面審査と、必要に応じた面接です。
何に興味があり、これまでどう学び、どんな問いを深めたいかを整理して応募しましょう。メンターやテーマの候補を調べ、自分の関心とのつながりを説明する準備が役立ちます。
「探る」から「究める」へ、自分の研究を発展させる
2026年度の案内では、育成期間は8月から翌々年3月までの20か月です。1年目は講義・演習や連携機関への訪問等で見聞を広げ、取り組みたいテーマを明確にします。2年目は選抜された受講生が研究を計画・実施し、発表や論文等の成果へまとめることを目指します。
受講生ごとに、役割の異なる複数のメンターと取り組む指導体制があります。総合研究大学院大学も連携機関に含まれ、幅広い研究分野に触れられる点が特徴です。
自分で立てた問い、方法を選んだ理由、結果から分かったことを残すことが重要です。グループで取り組む場合も、各自の関心や観点に基づく課題を持ち、本人の活動と成果を説明できるようにしましょう。
出典:NAIST STELLA 2026年度募集要項・プログラム概要・NAIST STELLA公式概要
探究成果を生かして目指す大学・方式
| 大学・2027年度の方式 | 結びつけたい実績 | 主な準備 |
|---|---|---|
| 大阪大学生物科学科・総合型選抜(研究奨励型) | 生物科学につながる優れた自由研究・課題研究 | 実績要件、研究成果概要、口頭試問、共通テスト |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | データ分析やプログラム等を使った探究 | 特別活動レポート、動画、CBT、面接 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 自分の問いと調査・分析・改善の過程 | 評定・履修、活動報告、事前課題、発表 |
NAIST STELLAで得た成果を、各方式の評価資料へ結びつける例です。ここでは2027年度の入試条件を紹介します。これから受講する人は、実際に受験する年度の条件に合わせて準備してください。
大阪大学生物科学科は本人の研究と貢献度を示す
大阪大学の2027年度要項22ページは、生物科学科の実績要件の一つに「優れた自由研究又は課題研究」を挙げています。科学への強い関心を持ち、高校在学中等に取り組んだ研究の内容を具体的に示すルートです。
対象は高校等を2026年度中に卒業・卒業見込みの人などで、学科・コース指定の共通テスト科目の受験と、合格時の入学確約が必要です。一次は書類、二次は研究成果の発表を含む口頭試問で、共通テストも合わせて判定されます。
研究成果概要には、要旨、研究内容、指導者の関わりも含めた本人の貢献度を記載します。メンターの助言を受けた点と、自分で考え改善した点を区別して説明する準備が役立ちます。プログラム修了による一律加点を前提にせず、本人の研究の中身を伝えましょう。
情報やデータを使った成果は他大学にも
電気通信大学Ⅰ類は、データ分析等の活動をレポートと3分以内の動画で示します。2027年3月に日本の高校等を卒業見込みの人などが対象で、合格時の入学確約が必要です。数学Ⅲ・物理・化学の履修が望まれ、数学・情報CBT等と発表・面接・口頭試問を準備します。
東京電機大学理工学部は、高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格ルートでは数学・外国語各3.3以上と学科区分別の履修条件があります。活動報告・事前課題、発表・個別面接を準備する方式で、理工学部は他大学と併願できます。
出典:電気通信大学2027年度要項5〜8ページ・東京電機大学2027年度要項4・6〜9・23ページ
倍率が落ち着いた理系推薦も比較する
2026年度の確定結果では、金沢大学理工学域物質化学類のKUGS総合型選抜は受験7人・合格3人で実質2.33倍。熊本大学理学部理学科の学校推薦型選抜Ⅱは受験31人・合格20人で1.55倍でした。
資格と研究成果を早期から準備し、分野の相性や出願条件を比較することで、倍率の落ち着いた理系推薦から名門大学を目指す戦略が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで応募と資格・本人の探究を準備
スキルパスは、理系推薦で評価される実績の組み合わせ方や資格対策を熟知しています。応募前には、これまでの活動と関心を整理し、希望する研究テーマやメンターとのつながり、志望動機を本人が説明する準備を支えます。
情報分野ならプログラミングや統計検定、生命科学なら生物や統計の学習など、研究に役立つ対策を組み合わせます。例えば公開された遺伝子発現データを比較するなら、データの条件、比較の方法、図表、結果の解釈を学ぶ探究が考えられます。
応募・資格対策・研究内容の理解・本人の考察を、出願資料と面接へつなぐ指導です。研究の経過を記録し、専門用語の意味や方法を選んだ理由まで説明できるよう、オンラインで徹底伴走します。
プログラム選びと理系推薦の準備は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


