佐賀大学のアートへのとびらは、大学で作品や資料に触れ、アートが地域や社会で果たす役割を学ぶ高大連携プログラムです。制作に加え、誰に何を伝えるのかを考える学びがあります。
大学での体験を自分の制作へ発展させ、資格の学習も組み合わせて推薦を目指しましょう。制作の意図、試作と修正、使った技術を記録すれば、ポートフォリオや発表で伝える実績が具体的になります。
2026年度は佐賀県内の高校1〜3年生が対象
対象は、アートの制作や考え方、社会との関係に興味を持つ佐賀県内の高校生です。1〜3年生のどの学年からでも、関心のある講座へ参加できる案内です。募集は40人で、超えた場合は抽選とされています。
2026年度は、芸術表現コースの授業を6月20日、地域デザインコースの授業を11月14日に行う予定です。11月の回を検討する場合も、受付状況や正式な開催案内を大学の情報で確認してください。
2026年度はドローイングとフィールドデザイン、2027年度は有田セラミックとキュレーション、2028年度は映像デザインとフィールドデザインという計画が示されています。年度によって異なる分野を学べる構成です。
出典:佐賀大学2026年度とびらプロジェクト募集案内・アートへのとびら2026年度案内
体験から制作の問いを見つける
プログラムでは、大学教員の授業、作品・資料の実物、美術館での実地見学などから、アートの多様なあり方を学びます。表現する技術と、地域や社会での役割を一緒に考える機会です。
例えば地域の案内表示に関心を持ったら、情報量や文字の大きさを変えた試作を作り、伝わり方の違いを考える探究ができます。見学や授業で知ったことと、自分で試作して考えたことを分けて残しましょう。
途中のスケッチ、構成案、修正前後の比較も、制作の過程を説明する材料になります。完成作品だけでなく、なぜ変えたのかを言葉にすることが、発表や面接の準備にも役立ちます。
公式案内では、参加実績自体が佐賀大学の入試で有利に働くものではないとされています。本人が生み出した作品や考察を、出願する方式で求める資料へつなげる準備を考えましょう。
制作と技術を生かして目指す大学・方式
| 大学・2027年度の方式 | 制作経験との接点 | 主な準備 |
|---|---|---|
| 佐賀大学芸術地域デザイン学部・総合型選抜Ⅰ | 表現コースは作品とポートフォリオ、地域コースは発表へ | コース別出願条件、実技・適性、小論文・面接等 |
| 東京電機大学デザイン工学科・総合型選抜(AO) | スケッチ・模型、CG等の制作を発表 | 数学・外国語3.5、履修、入学条件、数学口頭 |
| 倉敷芸術科学大学芸術学科・公募推薦B方式 | 資格・活動を確認書と証明資料へ | 学校長推薦、基礎テスト又は実技、調査書 |
佐賀大学はコースにより制作と発表が異なる
2027年度総合型選抜Ⅰの芸術表現コースは、高校等を2027年3月卒業見込みの人などが対象です。地域デザインコースは、高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。いずれも当該コースでの勉学を強く希望し、合格時に確実に入学できることが必要です。
芸術表現コースではポートフォリオ等の書類、面接、適性検査で選考します。適性検査は「模擬授業をもとに作品制作」という形式です。学んだ内容を受け止め、素材や方法を考えて作品にする練習が役立ちます。
地域デザインコースは、小論文、面接、適性検査等で選考します。適性検査では、その場のテーマについてB3用紙で発表資料を作り、1人3分以内の発表と質疑応答を行います。志願状況によっては一次の書類選考もあります。どちらのコースも共通テストは課しません。
出典:佐賀大学2027年度総合型選抜Ⅰ教育・芸術地域デザイン要項4・10・12〜13ページ
東京電機大学はデザインと情報技術をつなげる
デザイン工学科の2027年度要項2ページには、実現したいアイデアを「スケッチ・模型等を用いて説明」できることや、CG・動画・ゲーム等の制作、プログラミングによるものづくり等が人物像の例として挙げられています。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格による出願では数学・外国語各3.5以上と学科区分別の履修条件が必要です。志望学科を第一志望とし、他大学との併願は妨げないものの、合格時は同大学へ入学することが前提です。
二次は発表10分と、数学Ⅰ・Ⅱの基礎に関する口頭試問を含む面接20分程度。表現の意図と、形にするために使った技術の両方を説明する準備が役立ちます。
倉敷芸術科学大学は資格・活動の評価も確認
倉敷芸術科学大学の公募推薦B方式では、基礎テスト又は実技50点、調査書50点、資格等・活動50点で選考します。学校長推薦と大学入学資格等が必要で、既卒者も対象です。
芸術学科は国語、鉛筆デッサン、イメージ表現から試験を選ぶ形式です。グラフィックデザイン検定等が資格等確認書に掲載されており、対象の級や証明資料を確認して学校での手続きへ進めます。
資格・活動全体の評価であり、特定の資格だけで50点を得るという意味ではありません。学習した色や構成、デジタル表現の知識を作品へ使い、制作過程まで説明する準備が考えられます。
出典:倉敷芸術科学大学2027年度公募推薦要項19〜20ページ・推薦書・資格等確認書54ページ・出願資格
情報・工学へ広げれば理系推薦も選択肢に
デジタル制作や人が使う道具のデザインに関心がある人は、情報・工学系の推薦も比較できます。2026年度の愛媛大学工学部機械工学コース総合型選抜Ⅰは受験6人・合格3人で実質2.00倍、熊本大学理学部理学科学校推薦型選抜Ⅱは受験31人・合格20人で1.55倍でした。
制作と資格に数学・理科の基礎を組み合わせ、本人の分野と出願条件に合う方式を選ぶことで、名門理系大学を推薦で目指す戦略が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで制作・資格・推薦対策をつなぐ
スキルパスは、推薦で評価される実績の組み合わせ方や資格対策を熟知しています。参加前の関心の整理から、課題の理解、本人の制作、ポートフォリオや発表・面接まで支えます。
グラフィックデザインの検定学習やプログラミングを、地域の課題に応える作品づくりへ結びつける方法が考えられます。例えば案内表示の試作や操作できる画面を作り、配置や情報の順序を変えて比較する探究です。
資格で学んだ内容と、作品を改善した理由を、本人の言葉で伝える実績へ育てる指導です。大学ごとの実技・資料・口頭試問へつながるよう、オンラインで徹底伴走します。
プログラム選びと推薦の準備は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


