広島大学教育学部の高大接続型プログラムは、小学校教員の仕事や大学の講義を体験し、レポートで学びを深める取り組みです。2027年度の地域教員希望枠「育成型」入試では、全日程の参加が出願条件です。
高校1・2年生から教職への関心を深め、数学・理科・情報など得意分野の学びを重ねておきましょう。実際の教職体験と専門分野の探究を関連づけると、教員を目指す理由が具体的になります。
受験年度の参加と、高校2年生の準備を分ける
2026年の参加対象は、将来、広島県・広島市で小学校教員になる強い意志があり、当該年度の入試資格を満たす人です。2027年度入試では2025年4月以降の高校等卒業者・2027年3月までの卒業見込み者などが対象です。高校1・2年生向けの受講制度とは区別が必要です。
2026年は5〜7月に4回実施する案内で、募集は終了しています。大学は次の2027年春〜7月も4回程度を予定し、申込開始は2027年3月上旬頃と案内しています。これは次の受験年度に向けた予定です。
高校2年生向けには、別にプレ育成のオンラインセミナーや学修コンテンツがあります。プレ育成の参加だけでは、受験年度の必須プログラムを受けたことにはなりません。早めの情報収集と、受験年度の申込を両方意識しましょう。
出典:広島大学・高大接続型プログラム・地域教員希望枠とプレ育成
小学校の教育を学び、毎回レポートを残す
2026年はオンラインで教員の仕事、大学の講義、地域の教育課題を学び、最終回には東広島キャンパスで交流や討論、児童向け活動の観察に取り組む構成でした。対面回では、本人のけがと賠償責任に対応する保険への加入も参加条件です。
各回のレポートは評価され、その結果が学修の記録となります。大学は、レポートを一度でも提出しなかった場合は入試に出願できないと案内しています。
印象に残った話だけでなく、教育のどんな課題に関心を持ち、何を考えたかを整理しましょう。例えば理科の教材なら、説明の方法や子どもの理解の確かめ方について、体験と自分の問いを結びつける準備が考えられます。
教職の経験を生かして考えたい大学3校
| 大学・2027年度の方式 | 経験との接点と主な条件 |
|---|---|
| 広島大学教育学部初等教育学・総合型選抜Ⅰ型 | 全参加とレポートの記録。広島県内の小学校教員志望、入学と6年一貫特別プログラム登録の確約 |
| 横浜国立大学教育学部・総合型選抜専門領域枠 | 全国の教職セミナー等の受講が条件。全体3.5以上、教員志望、入学確約 |
| 宇都宮大学共同教育学部理科・総合型選抜A一般 | 本人の理科活動を発表。現役等、学習成績概評B以上、入学確約 |
広島大学は地域で教員になる意志を確認する
2027年度の要項9ページでは、広島県内で小学校教員になる強い意志と、全プログラム参加に加え、入学後の教職大学院6年一貫特別プログラムへの登録確約が条件です。合格時の入学確約も必要です。
共通テストは課しません。一次では調査書等、自己推薦書、指定英語民間試験の成績証明、プログラム参加証明を評価します。英語の提出にはCEFRレベルの下限を設けていませんが、証明書の提出は必要です。
最終選考は書類と、当日の課題に基づく発表を含む面接です。体験した教育課題について、自分の考えを根拠とともに説明する練習が役立ちます。プログラムへの参加自体は、入試への出願を義務づけるものではありません。
出典:広島大学2027年度総合型選抜要項9・36・42・52ページ
他大学では受講証明と専門分野の成果を準備
横浜国立大学の専門領域枠では、教員養成系大学・学部や教育委員会の教職セミナー等の受講、または高校等の教職コース等の履修・単位修得が条件に含まれます。どの証明資料を提出できるか、出願先の規定と照合しましょう。
高校等卒業者・2027年3月までの卒業見込み者などが対象で、全体3.5以上、教員就職の希望、入学確約が必要です。共通テストは課さず、書類・小論文の一次選抜と個人面接で選考します。課題レポートは本人が考えて自筆で書く規定で、指導者や生成AIの文章は使用できません。
宇都宮大学理科は、2027年3月卒業見込み等、概評B以上、入学確約が条件です。共通テストは課さず、講義レポート、本人の理科活動を基にした発表・面接で評価します。教職体験に加え、自然科学を探究した内容も必要です。
出典:横浜国立大学2027年度要項4〜7・12ページ・宇都宮大学2027年度要項24〜25ページ
理数系の教育学部にも落ち着いた倍率がある
2026年度の横浜国立大学教育学部自然・生活系教育コース技術専門領域の総合型選抜は、全体の受験者11人・最終合格者6人で実質1.83倍でした。
数学検定、理科系の検定、情報資格で学ぶ内容を、教材の試作や探究へ発展させる方法が考えられます。資格と教職体験、専門分野の成果、基礎学力を早くからそろえ、自分に合う推薦方式を比較しましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで教職の体験と資格をつなぐ
スキルパスは、推薦で伝える実績の組み合わせ方や資格対策を熟知しています。教職への関心と得意分野に合わせて、プログラムの参加前から学習や探究を考える指導です。
参加後は、本人の記録を基に、学んだこと、自分の判断、今後調べたいことを整理します。理数系なら、教材の仕組みを検証し、説明方法を比較するなど、教職の経験を専門分野へつなげる準備もできます。
本人の体験と資格学習を、大学で深めたい教育の問いへ結びつける対策です。本人作成の規定に沿い、自分の言葉で書き、質問に答えられるよう、オンラインで徹底伴走します。
高大接続プログラムと推薦対策は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


