香川大学の高校生公開授業には、大学生と一緒に学ぶ授業や、複数回にわたるオンデマンドの授業があります。大学で知った課題を、自分の地域のデータで確かめることが、理系推薦の準備につながります。ここでは2026年度第2学期の継続授業を中心に、資格・探究・発表へ発展させる方法を紹介します。
香川大学の高校生を対象とした公開授業で学べることと参加条件
香川大学と香川県教育委員会との協定による事業で、県教育委員会の推薦により受講者を決定します。大学の入学者選抜とは別の受講制度です。希望する人は、高校を通じて対象や申込手続きを確認しましょう。
2026年度第2学期には「データサイエンスを活用した防災・危機管理」「レジリエントな社会の構築とコンピューターシミュレーション」「災害とデータサイエンス」があります。いずれも10月2日〜12月2日の計8回で、オンデマンドの授業です。
自然災害の軽減、観測・分析の技術、社会を支えるシミュレーションなどを、大学教員の専門分野から学べます。他にも教育、健康、経済などの授業があり、興味や進路に合わせて学ぶ内容を検討できます。
8回の学びを、受講メモから本人の問いへつなげることが大切です。各回で分かったこと、分からなかったこと、追加で調べたいことを分けて残すと、自主探究に取りかかりやすくなります。
出典:香川大学・高校生公開授業案内、2026年度第2学期シラバス
参加した経験を、推薦で伝わる成果へ
例えば、地域の雨量や地形の公開データを調べ、災害への備えを考える探究が考えられます。データの更新時期や範囲を確かめ、場所や期間をそろえて比較する方法です。
Pythonでグラフや地図を作った場合は、使ったデータ、処理方法、読み取れる範囲を記録しましょう。授業で紹介された仕組みと、自分が追加で試した作業を区別することも大切です。分析結果と、その結果だけでは判断できないことまで説明できると、研究の考え方が伝わります。
資格と研究成果をどう組み合わせるか
統計検定の学習は、データの分布や比較方法を理解する練習に生かせます。情報処理技術者試験の学習から、データを整理するプログラムや、情報を見やすく伝える仕組みへ発展させる方法もあります。
資格を取得した後に、どの知識を調査で使ったかを振り返りましょう。地域課題の背景を読む力、数値を扱う力、相手に伝える力を組み合わせると、創造工学や情報系で学びたい理由も具体的になります。
研究・学習実績を伝えられる大学3校
以下は2027年度入試の方式比較例です。香川大学総合型Ⅰの出願は2026年9月1〜8日、東京電機大学AOの一次出願は9月7〜10日で、10月2日の授業開始より前です。2026年秋以降の授業成果を生かすのは、主に翌年度以降の入試になります。工学院大学は10月1〜14日に出願しますが、資料へ示せるのは提出時点までに実際に取り組んだ内容です。
| 大学・2027年度の方式 | 経験を生かす方向 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 香川大学創造工学部防災・危機管理・総合型Ⅰ | 防災の調査分析をレポートと発表へ | 卒業者・現役等、入学確約、課題提出 |
| 工学院大学情報学部・探究成果活用型 | 理数探究とデータ分析・発表 | 現役、探究と発表、課程別評定 |
| 東京電機大学理工学部・総合型AO | 調査や制作を活動報告と口頭説明へ | 数学・外国語各3.3、課程別履修等 |
香川大学創造工学部の2027年度総合型選抜Ⅰは、要項15ページ(PDF18頁)で、発表における「調査分析力」を評価するとしています。防災・危機管理コースでは、課題レポートを基にした発表と面接があります。公開授業で知った防災の視点を、自分の調査や分析へ発展させることが、こうした評価に向けた練習になります。
高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象で、合格時の入学確約が必要です。志望理由書・調査書・課題レポートによる一次選抜の後、発表・面接等で評価します。防災・危機管理コースはポスターを使う5分間の発表と質疑応答・面接です。
面接では調査書の活動や資格も評価し、要項には情報処理技術者試験等が例示されています。資格学習と地域の調査をつなげ、受講した授業の内容をどこで使ったかまで示しましょう。
工学院大学情報学部の探究成果活用型は、2027年3月卒業見込みで、理数系の探究と学内外発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。全体評定は普通科・理数科3.2、専門学科3.5以上です。その他の学科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと指定理科1科目群を両方履修・履修見込みなら3.2、それ以外は3.5以上となります。一次は英語・数学と書類、二次は発表と質疑応答です。
出典:工学院大学・2027年度探究成果活用型要項4〜5ページ
東京電機大学理工学部の総合型選抜(AO)は、高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象です。高校卒業資格のルートは数学・外国語が各3.3以上。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。事前課題・活動報告等と、発表・口頭試問を含む面接で選考し、他大学と併願できます。
出典:東京電機大学・2027年度総合型選抜要項4・6〜9ページ
理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度入試では、愛媛大学工学部工学科・機械工学コースの総合型選抜Ⅰは、受験者6人・合格者3人で実質倍率2.00倍でした。プログラムの参加選考とは別の、大学入試の実績です。
資格、研究で得た成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率だけで判断せず、本人の分野や評定、発表経験に合う方式を選びましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、プログラム参加を推薦の実績へ
スキルパスでは、授業で関心を持った内容から本人が調べられる問いを選び、資格対策と分析の計画を立てます。Pythonの操作だけでなく、データの出典、比較条件、図の説明を確認し、自分で考察できる段階へ進めます。
成果資料には、受講の記録、本人の調査、分析結果、残った課題を整理します。志望校が課すレポートには、その設問に合う材料を選び、授業の感想だけにならない構成を考えます。香川大学ならポスター発表と質疑応答、他大学なら活動報告や口頭試問というように、方式に合わせて練習します。
大学の授業で得た視点を、本人の実績として伝えられる成果へ育てる支援です。受講前の基礎学習から、受講後の探究、大学別の書類・発表までを含む対策です。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、学習計画から活動資料、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。受講前の準備や、受講後の成果の生かし方を、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


