社会の困りごとを見つけ、解決策を考える経験は、総合型選抜で伝える探究の出発点になります。芝浦工業大学の「SBMC Junior」は、中高生のアントレプレナーシップ教育に取り組む連携プログラムです。事業アイデアを考えた後に、自分で調査し、分析や試作を重ねることが、推薦に向けた実績づくりにつながります。
SBMC Juniorの対象は現在の参加5校
芝浦工業大学が学生向けに実施するビジネスコンペティションやワークショップの経験を、中高生の教育へ展開する取り組みです。GTIEのEDGE-PRIME Initiativeの一部として位置づけられています。
公式サイトには、芝浦工業大学柏、芝浦工業大学附属、昭和女子大学附属昭和、山脇学園、実践女子学園の中学校・高校の5校が参加校として掲載されています。一般の高校生が自由に応募する全国公募としての案内ではありません。参加機会や対象学年は在籍校で確認してください。
2026年8月24日には豊洲キャンパスでビジネスモデル・キャンバスのワークショップが開かれました。2025年には、11月のアイデア発表・交流会、12月の成果報告会や企業等への視察も紹介されています。過去の活動と、これから募集される活動の条件は分けて確認する必要があります。
アイデアを、確かめられる探究へ発展させる
ビジネスモデルを考えるときは、誰のどの課題を解決するのかを具体的にすることが重要です。ワークショップ後には、当初の仮説、調べた根拠、指摘を受けて変えた点を残しましょう。
例えば、学校の混雑を減らすサービスを考えたなら、個人が特定されない方法で時間帯別の状況を記録し、利用者の希望を調べる方法があります。簡単な予約画面を試作し、操作の分かりやすさを確かめることも一案です。これは、本人が取り組む発展例です。
チーム全体の提案と、自分が調査・分析・制作した部分を分けることが大切です。事業案を発表しただけで終わらず、仮説と実際の結果の違いまで説明できると、大学で学ぶ必要性も具体的になります。
資格学習を、データと制作の理解に使う
ITパスポートの学習なら、情報セキュリティやシステム、事業の基本を整理できます。統計検定の学習を加えれば、アンケートの集計や比較、グラフの読み方を確かめる機会になります。
情報系を目指す場合は、Pythonでのデータ整理、公開データの分析、アプリやWeb画面の試作へ発展させる方法もあります。資格名を並べるより、学んだ知識をどこで使い、何を改善したかを記録しましょう。
探究の方向に合わせて考えたい大学3校
| 大学・方式 | 活動の生かし方と主な条件 |
|---|---|
| 慶應義塾大学・総合政策学部/環境情報学部AO入試 | 本人の活動や学習計画を資料で説明。高校卒業等の資格、第一志望・合格時入学確約などが必要 |
| 電気通信大学・情報理工学域Ⅱ類/総合型選抜 | 情報技術の制作・分析へ発展した内容を活動実績報告書で説明。2027年3月卒業見込み等、入学確約が必要 |
| 東京都市大学・情報工学部/総合型選抜2段階選抜制 | 情報分野の探究成果をエントリー理由書と関連書類で説明。高校卒業等の資格と基礎知識・学修意欲が必要 |
電気通信大学の2027年度要項7ページには「他大学でのスクーリング・セミナー参加」とあります。SBMC Juniorで学んだ内容に加え、本人が情報技術を使って何を検証したかを整理する方法が考えられます。Ⅱ類は活動実績報告書や3分間のPR動画を提出し、書類選考後にプレゼンテーションと面接・口頭試問があります。
東京都市大学情報工学部は、2次選考で数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cの基礎学力調査と、口頭試問を含む面接があります。探究の関連資料は提出して初めて評価対象になります。参加歴や事業案だけでなく、情報工学として深めた内容と数学の準備が必要です。
慶應SFCは、本人が作成した活動資料や志望理由・学習計画などを書類選考し、通過者に面接を行います。志願者を客観的に知る2人の評価者による評価も必要で、2親等内の親族は評価者にできません。参加したチームの成果を、自分だけの成果として紹介しないようにしましょう。
出典:慶應義塾大学・2026夏秋AO要項(2027年4月・9月入学)8・10・18〜20ページ
2027年度要項は今後の準備の比較例です。現在から積み重ねる成果は、翌年度以降を中心に、実際の提出期限までに得た範囲で伝えます。プログラム修了や資格に一律加点が付くという説明ではありません。
理系推薦には比較的落ち着いた倍率も
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。SBMC Juniorの参加選考とは別の大学入試の実績です。資格、探究・制作、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで起業学習を推薦の実績へ育てる
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学ごとの評価資料を熟知しています。高校1・2年から関心に合う学習機会を検討し、応募時の関心や、活動前に調べたい問いを整理する段階から支援を受けられます。
活動後は、アイデアの根拠を集め、統計やPythonで検証し、本人の担当が分かる成果物や報告にまとめます。志望大学に合わせて、学びたい分野とのつながり、研究・事業案の限界、次に試したい方法まで説明する準備が大切です。
オンラインの個別指導で、資格学習、調査・制作、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


